P-diary
Piccolo,Play,Practice,Pleasure,Process,Pray,…Precious!
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(11:00〜16:00)
今日はトライやるウィークの中学生二人を交えて、まずは「ういらう売り」から。 ある程度の一区切りずつを、順番にやっていく。 私は、最初にあたったのは、それほど難しいところではなかったのだが、二度目の周りで当たりそうになったのが「繻子 緋繻子 繻子 繻珍」。 サ行の苦手な私は、これが言えない。 嫌だなあと思いながら、待っていたら、微妙にずれて「親も嘉兵衛 子も嘉兵衛」。 良かったあと思ったのが失敗で、アクセントがぐちゃぐちゃになってしまった。 恥ずかしい…。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− “メモ2”より
◎声を前へ飛ばす。 目線を向けるとか、前を向くとかはあまり関係ない。 意識を前方へ向ける。 前方に声を作るイメージ。
◎モゴモゴ… はっきりしゃべるためには、口先を一生懸命動かすのではなく、口の中を柔らかく使うことを意識する。
◎言葉の意味・雰囲気 言葉の、文章の、意味を無視して音の上げ下げをしたり、切ったり、つなげたり…ということをしないこと。 言葉の持つ雰囲気に合わせた音の流れを作ることによって、言葉の色合いができ、多彩な表現になる。 (例:番合羽か…武士風の厳しさ、強さ。/のら如来…柔らかさ、ゆるさ)
◎強調の仕方 強く発する。/ゆっくり発する。/音程をあげる。
◎音を押す。(とくに助詞) 意図的に行うのは良いが、意味もなく押すのは禁物。 ※例:腹内“へ”納めますると…他のところへ入れることもできるが「腹内に」納めたいのだ、というのであれば、“へ”を納めるのも可。 ※一つの文や、近いところで敢えて音を押すのは好ましくない。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 今回、詩の教材が追加された。 長田弘の「深呼吸の必要」(晶文社)から数編。 高校時代、ある先生が紹介してくださった詩集だ。 懐かしかった。 印象的だったのが「隠れんぼう」という詩。 これを使って授業をするのかなと思っていたら、中学生二人のための教材だった。 二人が、この中から好きな詩を選んで朗読する。 素直な読み方で、好感が持てる。が、いかんせん、「自分の世界」を広げることが出来ない。 それぞれに、自分のイメージや世界観は持っているのだが、それを聞き手に伝えることが難しい。 それは、私たちとて同じこと。 自分の思いが人に伝わるように話すことは難しい。
結局これらの詩を私たちが読む機会はなかったが、私も読みたかった…
◎「わたし」はどう思うのか。 ◎聞き手にどのように伝えたいのか。
=================================== “メモ3”より
『海の雪』(安房直子・作)の冒頭文。
(略)海沿いの道にバスが一台止まり、少年が一人降りました。 少年は来る途中で雪にあったらしく帽子もかぶらず、傘ももっていませんでした。(略)
※意味が通じるように読むためには、どこに気をつけなくてはならないか? →少年は、家を出るときには雪が降っていなかった。 →が、バスに乗っているときに雪が降り始めた。 →なので、帽子も傘も持っていなかった。
※読むときには“途中で”の音を立てなくてはならない。
◎アクセント
◎イントネーション…疑問文=語尾が上がる/命令文=語尾が強くなる(下がる) 等。 文章のニュアンス。
◎プロミネンス…(卓立=目立つこと、優れていること) 文章の中で目立たせたいところ。どこにポイントがあるのか。=文章の論理。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 午後、いよいよ 谷川俊太郎「生きる」の朗読。
◎その感覚を思い浮かべる。説明するのではなく、その情景に聞き手を引き込む。
◎スピード。…そのスピードで、聞き手に届くか?早すぎる読みは、投げ込まれる感じ。
◎音で届ける。
◎母音の効果「はばたく」=「アアアウ」/「とどろく」=「オオオウ」
◎朗読…完全なる自由を求められるのが一番
◎無声音と有声音に注意。
=================================== 最後に、何人もで一節ずつ読んでいった。 私も思いきって手を挙げて読んだが、読むまでは私なりに読みたい気持ちや、工夫もあったつもりだったのに、情けないことに立った瞬間、全て吹っ飛んだ。 どこがポイントかよく分からないまま、終わってしまった。 残念。
とっても素敵な声の先生のおかげか、「ああ、私ももっと上手く読めるようになりたい、もっとたくさん声に出して読みたい。」そう思った二日間だった。 元来、人前で話をすることに抵抗のある私だが(…いや、ほんとに…)、今日は違った。 抵抗がないわけではないが、読みたいという気持ちの方が強かった。
ちなみに、伊●先生は、テレビなどでもご活躍…とのこと。 日曜日の深夜、三谷幸喜の「みんなのいえ」メイキング番組のナレーション(吹き替え?)で、早速そのお声を聞くことが出来た。 んー、やっぱり素敵な声でした。
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