P-diary
Piccolo,Play,Practice,Pleasure,Process,Pray,…Precious!

2001年05月16日(水) 「うたうための発声(1)」

『歌う。』

M鍋先生

人前で歌を歌うなんて、カラオケ以外では何年ぶりだ?
高3の時に、学校が創立50周年記念でミュージカルを作ることになって、それのオーディションを受けたとき以来かな。
あの時は、歌わなくて済むはずが、歌わなくてはならないことになっていて、慌てて待ち時間で練習して、結局、「天までとどけ」(さだまさし)を歌ったのだが…最悪だった。アカペラだし。

歌うこと自体は嫌いではないが、歌うことに関してはちょっとしたトラウマがあるので、かなり緊張。

なかなかチャーミングな先生のピアノに合わせて、「イイアアイ」で音階を取っていく。
なんだか、学校の音楽の時間のようだ。
今回は、笑顔で大きな声をだすのが目標。

頬の肉をきゅっと上に上げて、歯を見せて、唇の端を持ち上げて、イ。
指が縦に3本入るくらい、メロンをかぶるくらい大きな口を開けて、ア。

私は自分の声がこもるのが嫌いだったが、先生の話を聞いて、舌が喉を塞いでいることに初めて気がついた。
他にも理由はあるのかもしれないが、少なくとも「ア」の時に舌が後ろに引っ張られているのは確認できた。
意識して舌を前に出して、声を出すと、自分でも気持ちいいくらいの伸びやかな声が出た。

全員で声を出したあとは、一人ずつ、みんなの前で声を出す。
私は緊張のためか、音が取れなかった。
自分の声が低い、下手だ、っていう気持ちが強いから、余計声が出ない。
でも、先生に教わりながらやっているうちに、少し声が変わった。
他の人も先生の指示のもと、口の開き方、笑顔の作り方、音程の変え方…を少し直すだけで、出てくる声が全然違う!!
いかに、自分の身体を知っていないか、使いこなせていないか、って事なのかな。

☆Q&A

【家での練習】口の開け方、笑顔の練習。大声を出すのは難しかったら、これだけでも。
【姿勢】肩胛骨で、背中に「水」の字を書くイメージ。だけど、そのままだと力みすぎて反り返ってしまうので、肩の力を抜くと、ちょうどいいくらい。
【音の取り方】しっかり音を聞く。訓練あるのみ。好きな音楽でもいいから、何度も聞いて同じ音が出るまで、何度も合わせてみる。目を閉じると取りやすい。
【出しにくい声】出しやすいか出しにくいかで、判断するのではない。
出しやすくてもこもってしまう声では意味がない。それよりも、出しにくくても「前に出る」声を出す練習をするべし。


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