ヨシナシゴト

2002年11月30日(土) 久々にラピュタ

 さてさて皆様週末はいかがお過ごしでしょうか。しがないサラリーマンは表題の通りアニメを見ておりました。最高に駄目人間で申し訳御座いません。まあ、このあとバレーボールとフットサルが待ち受けておりまして案外スポーティなわけで三時半から九時までぶっつづけで運動って本当ですか? 明日は筋肉痛で動けないだろうなぁ。

 さて、ラピュタです。DVDは以前から持っていたのですが時間が無くて見られず、今日まで延びてしまいました。ラピュタについて説明は要りませんよね? 言わずと知れた、日本のアニメ映画の代名詞です。

 この日記で繰り返し書いております様に、私はジブリアニメが大好きです。ラピュタと千と千尋が甲乙付け難く一番大好きで、魔女の宅急便、海が聞こえる、耳を澄ませば、トトロといった具合に続きます。ナウシカはなんだか記憶に薄いです。狸と豚はどーでもいいや。この前日記で書いたパトレイバーの一作目や、小津安二郎の東京物語、あとFFX辺りがこのランキングのどこかに入れば私の知る映画ベストランキングが出来上がります。そんな感じです(FFXはゲームとして評価したら最低です)。

 で、ラピュタなんですが、物凄く久しぶりに見たら自分で思っていたものと少々異なっておりまして意外でしたが、やっぱりすごいなぁ、と(記憶はあてになりません)。ほんの少しだけ二時間に抑えるために急ぎすぎているような感じを受けましたが、十六年前の技術とアニメというものに対する世間の風評等を考えると、やっぱり凄いぞ、と。今見ても全く古臭く無いんです。
 「出来上がってる」という点では千と千尋の方が上かもしれませんが、私の知る限りでは、映画というジャンルでこの様なタイプのものを「完成」させた人は世界的にも居なかったのではないかと思います。そういう意味でも、やっぱり凄いなあ、と。
 一番凄いと思ったのは、どこか薄くなってしまいがちなファンタジーというものを、人、物、生活等の場面を上手くちりばめる事によって、たった二時間の中でその世界を観ている者に伝えきる、という点です。いやはや、なんとも凄い技だと思います。ただ感動する、だとか、ただファンタジーが出来上がってるという作品は数多存在しますし、その両方を両立している作品もままあることでしょう。しかし、それらのどちらが欠けても決して成り立たず、双方があることによってのみ生まれる「効果」を活かしきっている。だからジブリアニメは凄いと思います。ハリーなんたらにも見習って欲しいものです(二作目は見る気無いです)。


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