ヨシナシゴト

2002年05月05日(日) ジブリアニメ

 今日は連休という事もあって日記を書いております。一ヶ月もサボって申し訳ありません。今後はもうちょっとマメに書こうと思います。土日ならどうにか書けると思うし。

 さて、今日は連休の中日で親戚が来た程度で基本的に暇だったので、ビデオやDVDを四つくらいレンタルしてきました。そのうちの三本がジブリアニメな辺り私は相変わらず私なわけで世の中にごめんなさい。駄目な奴は肩書きが変わったところで駄目な奴です。

 さて、私は数ある映画のジャンルの中でもジブリアニメが一番好きだったりするのですが、意外に見ていないものが多かったので、いい機会なのでいっぺんに借りてきた次第です。借りてきたのは「紅の豚」「おもひでぽろぽろ」「海が聞こえる」の三本。後もう一つは適当な洋画。

 んで、とりあえず「海が聞こえる」と「紅の豚」だけ見たのですが「海が聞こえる」が私的に最高にツボにはまってしまったのです。素晴らしい。
 ちょっと作品全体が格好つけすぎとも思ったのですが、どう考えてもKanonだAirだと言うようなものよりは面白いと思いました。なんとなくマイナーなイメージがあるこの作品ですが、つまらないから流行らないのではなく、見る側に理解力と洞察力を要する文学系の内容なので他のジブリアニメみたいに一般受けしなかったのではないかと思います。中身は相当レベル高いです。いやはや高畑監督最高です。原作小説があるとか無いとかいう話なのでひょっとしたらそっちがやたらと優れているだけなのかもしれませんが高畑監督最高です。

 紅の豚はまあなんといいますか、宮崎監督プロペラ機好きだなぁ、って感じで。

 しかしまあ、高畑監督と宮崎監督の違いといいますか、視点の違いは興味深いものがあります。
 宮崎監督の味はなんと言ってもファンタジー性とそこに関連する部分であり、それは高畑監督が持たない部分かもしれません。
 しかし、やはり高畑監督も宮崎監督にはない部分を持っている様で、「普通を普通と言える」感性と、わからん奴には一生わからないかもしれない(暴言)奥深いレベルでの感情の表現手法がそれに当たると思うのです。
 「海が聞こえる」や「耳を澄ませば」ではそれが出ていると思います。「耳を澄ませば」は主題部分でちょっと子供的なストレートさを出してしまっているので奥深さは薄まってしまっているかもしれませんけどね。

 んで、高畑監督のその特徴は、私が素晴らしいと感じる感性に非常に近いのです。明日見るつもりの「おもひでぽろぽろ」もそんな感じなのかもしれないので今から楽しみです。


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