修理に出していたポータブルMDを、引き取りに行った。 帰り道、普段通らない道を通る。 昔行っていた小児医院の前を通ると、入り口に貼り紙が あるのが見えた。 近寄って読んでみると、院長先生が亡くなったので医院 を廃業するとあった。 院長先生というのは多分、私が診てもらっていたあの先 生の事だ。 勿論、寂しいのは間違いないが、人はいつか死ぬのだか ら仕方ないといえば仕方ない。 それでも、私は小児科ぎりぎりの歳まで診てもらいに行 く程、あの先生が好きだったし、いつか、もし子供がで きて病気になったら連れてこようと、何度も思った程あ の医院が好きだったのだ。 だから、院長先生の事は諦めるにしても、医院までなく なってしまうのは・・・。 なんか、ため息しか出てこない。
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