友人達と連れ立って、友人の墓参り。もう四年か。少しずつ。少しずつ、色々な事を忘れてしまう。命日も、一緒に過ごした思い出も。声も、はっきりとした顔も。少しずつ、少しずつ。あの日の悲しさを忘れる訳ではないけれど、薄れてしまって。それでも、それが私だけではないと知ったから、少しは救われる。今はもう泣く事もないし、お墓の前で馬鹿な話で笑えるけれど。それでも、いつか。死ぬまでの間の、いつかに何度かは、形の定まらないぼんやりした何かを思い出して、涙を流すのだろう。きっと。