以前、テレビドラマでリメイクされていた松本清張の 「けもの道」の小説を読んだ。普段、あまり昔の小説を 読まないので、ところどころのギャップに面食らいつつ 読み進めた。住み込みの女中の給料が月1万でチップを 合わせても月3万…って月給よりチップの方がもらってる ってこと?そしてその3万を「他にこんな割のいい仕事は ない」と言ってるってことは、現在に換算するとおよそ どれくらいだ?「財布から素早く100円札を出して握らせた」 って一体どれくらい握らせたことになるの?レートが解らん。 ちなみにこの話を母にぼやいたら「私が働いてた時分だ」と 言っていたが、だからと言って解るはずもなく。 他にも色々疑問は出てくる。「連れ込み宿」って今のラブホと どう違うんですか。トラックの荷台に寝たまま移動してるのが 珍しくないって一体どういう光景ですか。満州国帰りって どんな威力があるのかよくわからないんですが…等々 色々ギャップを受けた。そして何より、リメイク版では主役の 「米子」が一人勝ちを収めたカッコいいラストだったのに (最後の男を騙すシーンなんてたまらなくステキだった) 小説の米子は単なるアホ女で、最後はロクでもない死に方で 冴えない男の一人勝ちっぽい無情さに泣けました。 …ここまで読ませといてコレか。なんて後味の悪い。
今も昔も、古い小説はわからないことが多い。
|