日常喜劇

2006年11月16日(木) けもの道


以前、テレビドラマでリメイクされていた松本清張の
「けもの道」の小説を読んだ。普段、あまり昔の小説を
読まないので、ところどころのギャップに面食らいつつ
読み進めた。住み込みの女中の給料が月1万でチップを
合わせても月3万…って月給よりチップの方がもらってる
ってこと?そしてその3万を「他にこんな割のいい仕事は
ない」と言ってるってことは、現在に換算するとおよそ
どれくらいだ?「財布から素早く100円札を出して握らせた」
って一体どれくらい握らせたことになるの?レートが解らん。
ちなみにこの話を母にぼやいたら「私が働いてた時分だ」と
言っていたが、だからと言って解るはずもなく。
他にも色々疑問は出てくる。「連れ込み宿」って今のラブホと
どう違うんですか。トラックの荷台に寝たまま移動してるのが
珍しくないって一体どういう光景ですか。満州国帰りって
どんな威力があるのかよくわからないんですが…等々
色々ギャップを受けた。そして何より、リメイク版では主役の
「米子」が一人勝ちを収めたカッコいいラストだったのに
(最後の男を騙すシーンなんてたまらなくステキだった)
小説の米子は単なるアホ女で、最後はロクでもない死に方で
冴えない男の一人勝ちっぽい無情さに泣けました。
…ここまで読ませといてコレか。なんて後味の悪い。

今も昔も、古い小説はわからないことが多い。


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牛良 [MAIL] [HOMEPAGE]

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