朝起きたら、一足先に起きていた母が、私が仕込んだ数々のトラップを解 除していた。まぁセットしっぱなしじゃ邪魔だからね。 昼食会場から帰って来ると、既に同じツアーの老夫婦がチェックアウト しようとしていた。ヤバい、かなり出遅れている!? 案の定、バスに乗り込むと一番最後だった。い〜じゃん別に、集合時間 1分前だよ。さて旅もいよいよ最終日。そしてバスガイドのばおちゃんの 舌鋒もますますなめらかになっていた。この4日間、ホントよくもまぁ 喋り通してくれたものだ。そのクセ観光地で質問しかけてもツッケンドンで 愛想が無い。給料が、マイク越しに喋った言葉数で歩合制にでもなってんのかね。 ところで本日は美瑛、富良野を観光して新千歳空港に向かう。 まずは美瑛にやってきた。なつかし〜な〜学生時代の旅行ぶりだ。田舎暮しで ○○の木とか言われても全く感動しなかったんだけど、今回もやはり特に 感慨は無かった。別に普通の木じゃねぇ?でもどこまでも続く畑は圧巻だった。 某写真家のギャラリーで写真を見る。綺麗…なんだけどリレー小説で写真家を すっかり変態にしてしまったのでどうもいいイメージが湧かない。写真だけで 食べて行こうと思う心意気が既に気に入らないのかも(汗) その後は自営でお花を作っている農場の花畑へ。ずっと連なっている花って 迫力あって綺麗だ。特にこないだひまわり畑を見てからひまわり好きになった ので、背の低いひまわりが延々連なっているのを一生懸命激写した。 …ヤバい、変質者になってしまう(超失礼) 美瑛の後は富良野に向かった。ここではかの有名な富田ファームへ。私が いよいよ昨日痛めた足が痛くて、日差しも強くてラベンダーも特に興味が なくて散策する気がさらさらなかったため、母とラベンダーシュークリーム 食べてラベンダーラムネ飲んでまったりしていた。ここで1時間以上過ごせと 言われても他にすることがないよ。 次はようやくランチ。食事するホテルまでやってきて驚いた。なんと学生 時代に北海道旅行した時泊まった富良野のホテルの2件先だったのだ。うわ すごい奇遇!あの時は地理感覚が関東人の2倍以上あるどさんこに騙されて 「徒歩10分で着きますよ」と言われたのに歩き出したら1時間かかっちゃって ものすごい苦労したのだ。ニングルテラスという、木彫りグッズを売ってる 可愛い森の小屋調の世界へ行きたいがために荷物かついで1時間。着いた時 にはすっかり暗くなったニングルテラス見てあの世にでも来た気分だった。 しかもラストの登り坂は「もう捨て照ってくれていいよ。帰りに拾ってくれれば いいから」と本気で思ったほどの苦行だった。途中で休みながら訳も解らず 笑い出してしまったくらい疲れていたのだ。人間、疲れ過ぎるとハイになる のがよく判った一件でもあった。あの時の苦労はが今でも語りぐさになって いて、仲間内では「ニングルテラスの悪夢」と言われている。 …と、いつまで経っても忘れられない新鮮な思い出のニングルテラスにも 近い富良野のホテル…懐かしいなぁ。 食事は普通にフランス料理のコースだった。なぜやねん。そして、肉はいいが 味つけがイマイチだった。素材の良さでカバーしきれてない味ってどうよ。 ところで今更だが、隣の席の夫婦と話した。おばさんの方とはおとといの 晩にも風呂上がりについ喋ってしまったが、この旅行2回目の会話だ。 おとといは「お母さんと旅行?いいわね〜」とか言われていた。今回は、 なぜか向こうから「先週は静岡の大きな花火大会に行って、すぐ北海道でしょ? 帰ったら今度は墓参りで東北行かなきゃで忙しいんですよ」などと聞かれも しないのに自慢し始めるものだからうちの毒舌母が負けてはいない。 「あら、うちも先週は長岡の花火を見に行きましたよ。日本一っていうだけ あって凄かったですよ〜」とか言うではないか。私は愛想笑いしてごまかしたが、 先週花火行って今週は3泊4日で北海道だというのがバレてしまった。 …絶対ニートだと思われてるな私(汗) 昼食の後は少し自由時間があったので、思い出のホテルを見に行った。 別に行ったら何という訳でもないんだけど、とりあえずケータイで撮って 皆に写メしといた。露天風呂付とか言って、せいぜい20センチの隙間から 外が見えるだけのなんちゃって露天風呂で私が入った中でもピカイチの誇張 ぶりだったくせに、いまだに堂々と露天風呂看板出てるよ、あつかましいな。 でも富良野は快晴で空が高くて見晴らしよくてとても気持ちよかった。 最後の食事も終わったところで、いよいよ全ての観光も終わって空港へ 向かう。そのバスの中でちょっとした催しがあった。6組の中から4組に 粗品をプレゼントしてくれるというのだ。さすが金かけてるだけあって 色々してくれる。言い忘れてたがバスの中ではジュースも配ってくれるし おてふきもくれる。さすがというか、愛想はないが親切ではあるのだ。 で、今回の粗品もフルっている。2組には全国の特産品をプレゼント、 他2組には旅行会社特製の粗品を。ルールは簡単で、添乗員とじゃんけん して買った人がくじを引いて粗品を選ぶ方式だ。私は母に任せた。だって 私がハズして恨まれたくないから。母は順調にじゃんけんに勝って粗品を 手に入れる権利を手に入れた。この時点で母の頭の中ではもう、メロンを もらうつもりになっていたらしいが、そんなに甘くはなかった。クジには 「幸運の蹄鉄」と書いてあったのだ。何使うんだよそんなもん…! とりあえず使用方法としては、玄関に飾ると魔除けに、車のフロントに置くと 交通安全に、枕元に置いて寝るといい夢が見られるそうだ。…置いてみよう かな。しかし荷物だ(汗) 途中のドライブインでは最後の間食としてもろこしを食べた。初日から ずっとハマナスとか熊笹とか昆布とか変わったアイスばかり食べていて、 もういい加減変り種アイスにも飽きていたのだ。もろこしウマかったv 道中小ハプニングもありつつ、バスは一路空港へ。途中ちょっと遅れたが なんとか空港へ着いた後は、あっけなく皆とお別れした。初日からずっと 気になったいた高校生の少年と父親のグループは、息子が初日より随分 明るくなっていた。父親が「あいつはしょうもない奴なんですよ」と言って いたから母と「登校拒否かしら」とか疑っていたのだが、大自然に触れて すっかり元気になったらしい。最後の方は積極的に父と写真撮りたがって たし。いやぁ良かった良かった。旅も総じてなかなか楽しかった。北って やっぱ寂しくて清々しいのがたまらなくイイv
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