同行の一人のダンナが「女の子同士で旅行に行って、夜布団に入って長話を しないなんておかしいんじゃないか」と言ったらしい。 おかしくはない。 だって今更夜布団に入ってからじゃないと話せないような話題がある仲では ない。話したかったらその場で話すもの。ってことで横になった途端に眠りに 付き、朝は6時半頃起きて、再び例の露天風呂に行った。今度は朝の7時頃 行ったのでやはり無人で、ゆったりまったり朝の海を見ながら風呂に入れた。 やっぱり波が高いのってステキだ。 部屋に戻ると今度は朝ご飯が用意されていた。今朝もまた豪勢だ。 それらを頂き、しばらくくつろいだ後着替えてホテルを後にした。 昨日は山道に振り回されたけど、今日はちゃんと観光する予定なのだ。 まずはホテルからすぐにある土肥金山へ。ここでは砂金取り体験をした。 どうも、旅先ではすぐ参加型の何かに参加したくなるらしい。砂金取りは ざるで砂をすくって少しずつすすいで行くと最後に砂金が残る、というのが 手順なのだが、ざるを回して傾けてと頑張る過程に比べて、ざるに残る砂金は 1ミリ程度のカスがあるかないか。途中からは腰が痛くなってきて、努力に 比例しない砂金の少なさに疲れてしまった。結局30分で6粒くらい取れた かな。ちょっとアホらしくなった。 でも名人番付を見たら、30分で60粒とか書いてあって驚いた。自分でやる よりむしろその人のすくう姿を見たい。 さて気を取り直して土肥金山の中へ。マネキンが立ってる門を入ると いきなりソテツの木が見えるという異国風の金山は、更に中池には金の鯉が 泳ぎ中央には金ので彫像が立ち、ものすごい世界になっていた。つか池の 中央の黄金像が凄かった!ちょんまげにふんどし一丁の男が座り込んでいる 金の像、タイトルは「黄金の夢」なんかもう凄過ぎる。回り道をしないと 正面から見られない金のちょんまげ半裸像なんか一生懸命撮ってる人間は 私達しか居なかったが、この写真は誰に見せても「気合いが感じられる」と 言われる自慢の一品になった。芸術を撮るってこういうことかと、一瞬 理解してしまったほどだ。 満足して金山の中へ。中もちょんまげ半裸マネキンが(残念ながら肌色) 動いてい、金山中でどんな仕事をしていたのか解り易く説明してあって なかなか楽しかった。つか、子供が喜びそう。独自の努力が感じられて、 土肥金山はなかなか面白かった。 さて次はもっと南下して堂ヶ島方面へ。でもこの南下は普通の走り易い道 だったので、海を見ながらの快適ドライブでスムースに堂ヶ島到着。途中で ガラスの美術館に寄ったが、ここがちょっと目を見張るような内容のない 美術館でびっくり。ちっとも有名な作者の作はないし、どこの誰とも知れない 作家の自己満足っぽい作品ばかり。ミュージアムショップの売り物も大した ことないし、売りは建物だけだった。よくつぶれないなここ。 気を取り直してマップに載ってたおいしそうな魚介イタリアンに入った。 …魚介じゃないメニューも多かったけど、思いの他野菜がおいしくて(なんで) デザートまで無料で出してくれて大満足v 腹が膨れたら、今度は堂ヶ島散策へ。 ここの海がまた碧くて綺麗なこと!ちょっとした高台に昇っていって、荒波を 見るのが楽しかった。岩場に荒々しくも高く打ち付ける波がステキ〜v なんと春には潮が引いた時に向こうの島まで道が出来るらしくて、ぜひ春に それ見に来たいなぁと思ってみたり(でもまた伊豆はくどいよな)ともかく、 去年の春は東北の色褪せた太平洋しか見てないので、今年の春は大満足だった。 高台のそばにある「ピアドーム堂ヶ島」という展示館へ行ったのだが、ここは ジオラマが綺麗で人形もしっかりしていることに驚いた。説明文にかぶさって 入るBGMまで上手くて、飽きずに最後まで眺めてしまう出来の良さ。よくある 展示館のちゃちなオモチャじゃなくて、プロの仕事を思わせる精巧さでした。 そのピアドームでは、プラネタリウムのような室内映像が見られる。伊豆の 説明なんだけども、これがまた画像が古くて楽しかった。よくあるカラオケの 古い画像と同じ、キュロットと前髪をカールさせたひと昔前の女の子が ふらふらしている映像ばかりなのだ。…もうちょい新しいのにしようよ。 連れが一人寝ちゃったじゃないか。 気を取り直して帰り道。ここからレンタカーを返しに熱海へ向かわなければ ならないのだが、昨日山道を1時間かけたことを考えると、とてもじゃないが 返却時間に間に合わない。まずは「遅れます」と連絡を入れ、今度は時間も ないし有料道路優先で東伊豆へ向かうことになった。九州で辛酸をなめ 尽くした私達にとって、有料道路だってあなどれない。それでも無料の 山道よりはいくらかマシかと有料道路を選択した結果、行きは一時間かかった 道が10分で通過出来てしまった。しかもタダ。ナビには料金所のマークが 出ているのに、どこにも何も取られないのだ。有料だとしたってたかが200円で、 昨日の苦労を思いやればタダ同然の値段だ。あまりのショックにしばらく 茫然としたのでした。ともあれ楽に通れたことは幸いなので、そのまま 熱海へ向かおうと思ったのだが「最短ルート」を選択したらまた凄い道を 走らされてしまった。わずかな距離も無駄にせず、一本線を嫌って横道に 入ったりするのだ。結果、信号のない合流地点で結局なかなか入れなくて 遅くなったりするのだから、大人しくその道を走らせて欲しい。ホント、 ナビには振り回されてばっかりだ。 それでも予定よりだいぶ早めに熱海に到着した。悪路は多かったが、怪我も 事故もなかったのが何より幸いだ。 一人体調を崩したので早めに帰ったのだが、地元の電車が事故で止まって いて、最後の最後に大変な労力を使ってしまった。やはりこのメンツでの 旅は何かしら、大変なことが起こるらしい。
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