だいぶ前から私の読書本は時代モノばかりになっている。 池波正太郎、司馬遼太郎、藤沢周平、山田風太郎等々… その中では断然に山田風太郎が読みやすい。 なぜなら解り易い勧善懲悪系が多いからだ。 あと壮絶にエロい。気合入れすぎなんじゃないかと 思うほどエロ描写がスゴイ。忍法でムスコ使って 吸い込んだり溜め込んだりって真面目に描写してると、 キャラが必死なほど笑える。その点池波正太郎とかは エロまでシブくてカッコいいのだが、山田風太郎は エロまで解り易くて読みやすい。もちろん山田作品に だってカッコいい男は出るが、これがまた男くさくてイイ。 この風太郎の忍法帳シリーズを次々読んでいて、以前 映画になった「SINOBI」の原作「甲賀忍法帳」も読んだ。 そしたらあまりにも映画と内容が違っていたので驚いた。 映画では解りやすく「村のため」とか言って自分を犠牲にして いたが、原作ではとことん二人の愛のゆくえを描いている。 本当は「村のため」と言ったほうがカッコが着くんだけど、 それも越えて愛のゆくえを書こうとしているところが また人間クサくていいと思った。映画は映画で綺麗に まとまってて、あれはあれでけっこうだったが、 やはり風太郎の目指したモノとちょっと違う感じ。 任務よりも恋愛を選ぶのは世の物語の常だけど、それを 安っぽくさせない物語の重さがある分、内容を変えて 欲しくなかったのだ。やはり現代人に親しみやすいように 内容変えたのかなーと思ったらちょっとガッカリした。
恋愛重視でも、山田風太郎が書くから面白いのに。
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