今日のスケジュールはけっこう立て込んでいるので早起きした。私は 朝風呂に入りたかったので6時に起き、一人で最上階の展望浴場へ向かう。 海が一望出来ることがウリの展望だったが、6時ではまだ朝が明け切って おらず、昨晩と同じ暗いままだった…。 7時からという朝食バイキングにきっかり7時に向かうと、やはりまだ 早いらしくて人がまばらだった。30分で食事を終えると、部屋に戻って 身支度を調え、8時過ぎにはホテルを出ていた。そのまま海沿いに 厳島神社へ向かって歩き出す。海が綺麗、鳥居が見えるのでもう有頂天。 朝も早よからシカもうろうろしていて可愛い。大鳥居の前まで来ると、 狛犬も鳥居もさすがの圧巻で感動した。しかも朝なので人気もない。 無人の所をばっちり撮ろうとしたら、鳥居の前に若い男が二人、なかなか 写真を撮ろうとしない。撮る方が上手くカメラを操れないのか、もたもた しているのだ(いちゃいちゃだったかも)。彼等がどいたら撮ろうとして いた私は内心「なんだこのホモ、早くどけ」と殺気立った。「早朝から男 二人で厳島かよ、何考えてんだ?」とか。日頃、彼等のような人種を楽しく 見物しているクセに、今日に限って心が狭くなった。だって本当に邪魔 なんだもん。しかも彼等がどくのを待っているうちに向かいから人も来て しまうし、ホントホモカップルって迷惑よねぇ、といったカンジだ。 いやそれはいいとして厳島神社。 社殿に来るとその偉容にますます感動。やはりまだ朝が早いので人も まばらだし、絶好の撮影日和だ。朝4時半に干潮をむかえた後なので、 水も少なくて人が復旧工事のために歩いている。 回廊を歩きながら写真を撮った。社殿の朱色と紅葉が綺麗だ。しかもまた 狛犬の立派なこと。この堂々とした姿かたちは狛犬マニアをうならせる はずだ。ところで能舞台の近くで海面を覗き込んだところ、小さなフグが たくさん泳いでいた。可愛い!山育ちには海面のフグ見るだけでも感動 ひとしおだ。 神社を出た後、なんとなく弥山ロープウェー乗り場へ向かった。その 途中で、今年最後の紅葉を見物する。散った紅葉のはが地面で錦絵に なっていて、すごい綺麗だ。 乗り場まで来たので、なんとなく上がってみることにした。変わった岩とか 消えない火とかあるらしいし。ロープウェーは8人乗りの小型な物がどん どんやってくるタイプだった。一人客なら一人で乗せてくれていたので、 友人達と気兼ねなく乗り込む。ロープウェーからの景色も素晴らしかった。 山々の紅葉と、その向こうに見える瀬戸内海がまた素敵。10分ほどかけて 昇った後、また乗り換えた。今度は大人数用だ。そこに押し込められ て山頂到着。猿が居るので荷物はロッカーに預けて下さいというので、 ロッカーに荷物を預けてデジカメだけ持って外に出た。 シカサル天国。岩天国。 岩場の間をシカとサルがうろうろしているからだが、その岩がまた変わった 形をしているものばかりで、岩マニアもうならせる逸品ばかり。たまに岩場の 影に大きな牡鹿が潜んでいたりしてドキドキしながら山頂目指して歩き始めた。 標識では徒歩30分。どうして途中で誰も止めようと言わなかったのか不思議 だが、とにかく30分以上かけて山頂へ着いた。私はといえばスカートに ブーツで、途中行き交う人々は皆ハイキングスタイルなのに明らかに浮いて いる。それよりも岩々の間が歩きづらい。これまでの山で、荷物を担いで つづら折りを昇ったり(in 富良野)ヒールで山の斜面を滑り降りたり (in 伊勢&白骨)ミュールで鍾乳洞を昇ったり(in 秋吉銅)したことは あったが、また戦歴を重ねてしまった気分だ。ブーツで岩山ハイキング。 言うまでもなく、オシャレブーツは足首の自由度が低いので岩山向きでは ない。こんなことなら先日スカート買うんじゃなかったと後悔したり 山育ちで良かったと安堵したりしつつ、とにかく昇り切った。もちろん 道中、奇岩を撮るのも忘れない。絶対明日筋肉痛だ。山頂にはまたシカが のんびりしていて可愛いことこの上なかったが、私達は困っていた。 水分補給したいのに、さっきロッカーに荷物を預けてきてしまったので お金がないのだ。水もない。 しょうがないので早めに切り上げて元来た道を戻った。私は皆と別れ、 違うコースを行くことにする。どうやら弥山7不思議の一つの奇岩がある らしい。干満岩、という名の岩だった。大きな岩の手前に穴の空いた小さな 岩があって、そこに海の満ち欠けに合わせて水が溜まるらしい。スゴイ 大自然の神秘だ。 全く案内がないのでドキドキしながら一人で山を下りてくると、途中に あったお寺に合流した。それにしてもブーツは登りより下りがキツイ。 やっぱりどうしても足首があまり曲がらないので、斜面で体を支えられない のだ。結果、ほとんど小走りで斜面を掛け下りて来るはめになった。嗚呼、 軍隊の訓練ってこんなものなのかしらとか思いながら息荒く山頂の液に到着。 途中で行き会った外人カップルなんか、一人小走りでふもとへ向かう ハイキングルックじゃない普通のカッコした女をさぞ奇妙に思っただろう。 先に出た私が後から戻って来たので、連れが随分と心配していた。駆けたのに、 途中獣道に入り込んで引き返した時間が余計だったらしい(当たり前) ロープウェーで再び山のふもとに戻ってきた。今度は違うルートを辿って ホテルへ戻ることにした。途中で、昨日宿で会った可愛い親子連れとすれ 違うも挨拶しそこなう。私は人の顔を覚えるのが苦手なので、連れに確認を 取っているうちにすれ違ってしまったのだ。私は赤ちゃんの顔しか覚えて いなかったのだが、連れが「いや、あの父親の頭の寂しさは間違いないよ」 と細かい部分を指摘していた。だったら間違いないだろう。 今度は五重塔へ行ってみた。逆光にもめげず物陰から撮影しているアマ カメラマンの隣に陣取って私も撮影する。その後は土産物街をぶらぶら 探索してホテルへ向かった。オシャレなデザインの醤油屋があって、連れ 達は配送手配までしてその醤油を買っていたが、果たしておいしいのやら。 だって宮島の醤油がおいしいなんて聞いたことないし。ちなみにお昼は カキと並ぶ宮島名物アナゴ、の入ったアナゴうどんを食べた。薄味で おいしかったv 今度こそホテルに戻り、預かっていてもらった荷物を持って船着き場へ。 案内所で色々特典がもらえるというのをすっかり忘れていて、帰る今に なって特典をもらったのだがこれまた凄かった。紅葉の種と、広島ハンド ブック。この本が小型のハードカバーで邪魔臭いのなんの。中は有名作家が 広島を書いた小説やエッセイで、それなりに面白い内容なのだろうけれど いかんせん邪魔だった。広島は今「ええじゃん広島デスティネーション キャンペーン」という、広島県民もほとんど知らない意味不明の町おこしを しているので、それの関連なのだろう。努力は認めるけど邪魔だってば。 お船に乗って本州へ戻った。さらば宮島。昨日は夜に着いたので全く 見えなかったが、昼間なのでカモメも沢山いて景色もよくて風も心地 よかった。 さてお次は山口の錦帯橋である。他県と言っても宮島口からわずか20分 ほどで到着した。海沿いの線路も景色がよくて楽しかったし。岩国駅を 降りると、とりあえず観光案内所へ行ってみた。案内所では錦帯橋行の バスと通行料をパックで売っていて、お得だったのでそれを購入した。 岩国城へのロープウェーとお城も巡れるセット券もあったが、さっき ロープウェー乗ってきたばかりだし時間も押していたので、とりあえず 橋を渡りに行くだけにした。 バスに揺られること15分。錦帯橋は、姿は有名なクセに名前はあまり 知られていない変な橋だ。ホラよくサスペンスドラマか三陽地方の ポスターによく出てくる太鼓橋あるじゃん、あれあれ。橋の入り口で 通行券を見せ、橋を渡り始めた。川の上流も下流も、近所の田舎そっくり だったが、橋の見事さは到底かなわない。渡った後は川岸に下りて下から 見上げてみたりと、色んな角度から見たがとにかく立派だった。 橋を渡った後はなぜかソフトクリームのお店が幅を利かせていた。 寒いんだから食べる人も少ないだろうに、いつまでコレで売るつもり なんだろう。ここでも紅葉を見たり、水を抜いた寂しいだけの公園を 見たり神社へ行ってみたりふらふらした。山の上に岩国城が見えたが ロープウェーを降りて「徒歩5分」の案内ではとても辿り着けない距離に 見えた。さっき弥山でだまされてるので疑り深くなっている。岩国は そこかしこにネコが居て可愛かった。しかも逃げないんだものv 暗くなる前にもう一度橋を渡ろうと来た道を戻った。帰りだって橋に 大した違いはないのだが、橋の太鼓具合を撮っているうちにまたホモ カップルの邪魔が入った。若い男同士がゆっくり歩いて来る。彼等が 視界に入らなくなったら撮ろうと構えていた私は、そののんびりさにまた 殺気を募らせてしまった。案の定、奴らが退くのを待っていたらまた人が 来てしまってタイミングを逃す。なんなの山陽!? ホモは山陽の観光地に 遊びに来るものなの!?思いがけず一日で2組もカップルを見たので、 そういう扱いにさせて頂きました。 駅へ戻るとすっかり暗くなっていて、1時間ちょいかけて広島へ戻った。 今日は広島市内に泊まるのだ。岩国にあまり居なかったので、幸い7時前に ホテルに到着。さすがに朝から動いて疲れたので、少し休んでから夕食を 食べに外に出た。これがまた寒い!市街にある「お好み共和国」という、 お好み焼き屋が乱立する場所へ行こうかという話にもなったんだけど、 寒いから駅中のお店で澄ませることにした。 繁盛しているお店に入ったら、カウンターでおばちゃんが目の前で焼いて くれた。うどん入りがおいしかったv 腹もふくれて部屋に戻ると、明日もあるので早々に寝ることにした。 連れもだいぶお疲れだったし。やだなぁ明日は寒いらしい。
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