仕事でたまに、変わった本を希望する電話がかかってくる。 今回も特に難解だった。一度聞いただけでは聞き取れず、 仕方がないので「漢字を教えてください」と言ったところ 「ハチは漢数字のハチ、リョウはタマゴリョウのリョウです」 というお答えが。…タマゴリョウ??? 咄嗟に漁船のイメージが頭に広がり、卵漁と変換される。 しかし「こざとへんのリョウです」と言われ更に混乱。「ズイは ケンズイシのズイです」と言われ、ああ…中国のズイねと思って 「隋」とメモったりと、次々と繰り出される意味不明の漢字群に、 メモ帳はまたたく間に書くスペースを無くしてしまった。結局 さっぱり解らなかったので「うちには置いてないと思います」と 電話を切った後、隣の子に「タマゴリョウって知ってます?」と 聞いた。聞いておきながら、私はリストに「八」だけ入れて 地道に検索をかけていたところ「牛良さん見つかりましたよ!」と 隣の子から声が。夜風で検索をかけていてくれたのだ。 正体はなんと多摩御陵。タマで切るのか! つか知らないだろそんなモノ!と言いつつ検索をかけていたら、 私の方でもリストの中に本を発見。さっきの人から名前聞かずに 切っちゃったーとか思っていたら、もう一度その人から電話が。 「他で聞いたらそっちだって言われて…」とか言うではないか。 ホントすみません、まさかタマ・ゴリョウだとは思わなかったし、 しかも本のタイトルのリョウは稜だったし。のぎへんじゃん! さらに「ケンズイシ」と言ったクセに正しくは「随」だし。 ダメじゃんこの客、大学院生とか言ってたくせに間違いだらけ。
結局、タマゴリョウを知らない自分は悪くないと思うことにした。
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