普通の休日だと掃除と言えば床掃除だけで終わってしまう のだが、一週間も休みがあったので本の整理をしてみた。 本と言っても、普通の本の他に同人誌にまで手が伸ばせる 機会はなかなかない。あちこちに放置してある本を片っ端から チェックして、もう読まない本は明日出かけた時に売り払って 来ようと紙袋に入れた。これでだいぶ部屋も軽くなったはずだ。 そしてもう一つ、売りにも出せない正真正銘恥ずかしい本が あったので、これは家の庭で燃やすことにした。 田舎はこういう時にありがたい。うちにはちゃんと物を燃やす 焼却炉があるのだ。が、窓から外を見てみたらなんとツタが からまっているではないか!オイオイ最近はダイオキシンとか 気にして自宅で燃やしちゃいけないのか!? しょうがないので 畑で燃やすことにした。田舎はこういう時…(以下略) ちなみにうちの方では物を燃やすことを「ひもし」と言う。 「火燃やす」の「や」が抜けて「火燃し」になったんじゃない だろうか。父なんかがよく言う自発動詞は「燃す(もす)」だし。 「ちょっと畑でひもししてくるわ〜」なんて5時過ぎに畑へ 出て、バケツに水を入れてスタンバイ。隣の家に人が居るけど まぁいいか。ドサドサっと土の上に本を置いて、その上に 燃えやすい紙を置いてライターで火をつけた。…が、本には すぐ火が付かない。途中で父が持ってきてくれた竹棒で あちこちからつっつきながら汗だくになって本を燃やす作業に 専念する。…なにやら隣の家の視線が痛い。そりゃそうだろう、 私なんて滅多に家に居ないのに、こんな明るいうちから畑で 何かを一生懸命燃やしていたら不審以外の何物でもない。 しかも今更だが、暑かったのでだいぶアラレもないカッコ だったし。ヤバイ、これをネタに脅されるかもしれない(汗) そんなことを思いつつも燃やす手は止められない。だって どのページがめくれてもヤバイんだもん!(滝汗) 「ああっこのページ開いてちゃマズイ!はよ燃えろ!」とか 「ああっこんな文字が燃え残ったらヤバイ!」とか もうとにかく必死。父や母が不審げに通りかかるのも体で ガードして、なんとか灰になるまで燃やし続け、その灰も 踏みつけて微塵にし、上から水をかけた上に更に土をかけて 踏みしだいて、ようやく満足のため息をついた。気分爽快、 完全犯罪を達成したみたいな心境だ。 ああ…これで一つ私の恥が消えたな(ここで言っちゃってるけど) と思う反面、じーっと眺めていた隣のオヤジにいつ脅されるのか ビクビクしてしまう。…次やるなら秋、ヤキイモを 焼きがてらにしよう、と誓ったのでした。
|