日常喜劇

2005年03月24日(木) ウォークマン地帯


今朝の電車はなぜかウォークマン集団に囲まれた。
まず右隣のお姉さんは無難な洋楽。斜め前のお兄さんは
無難なJ-POP。右隣から一人空けて更に向こうと向こうは
今流行りのケータイから曲を聴いている。皆中途半端に
音漏れしていて、一人なら耳障りだっただろうけどこう
大人数では皆混ざって電車のノイズと大差ないので特に
不快にもならなかった。それより一番気にかかったのは
左隣のおじさん。黒のレザージャケットのどこにでも
居そうなふつーのおじさんなのに、聞いているのは
バリクラシックの白鳥の湖なのだ。
なぜ!? 先日男だらけのクラシックバレエを鑑賞に行った
身としては、おじさんも疑いの目で見てしまう。女性の踊る
白鳥の繊細さや優美さとは無縁な、ひたすら逞しく男らしい
「白鳥の湖」は、それはそれで見ごたえあった。男が見て
惚れ惚れしたって構わない。何よりそのバレエの中では、
オデットももちろん男だったけど一人二役のオディールは
黒のレザージャケットだったのだ。つまり今のおっちゃんの
上着は、あの黒鳥とおそろい状態。

おっちゃん、レイク・スワンファン…!?

確信したけど、もちろん聞き返せはしなかった。
後でバレエ関係者かとも思い直したけど、どう見ても顔も
体もふつーの中年だったので、やっぱり隠れファンだろう
(意外なトコで私にバレてしまったけど)


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牛良 [MAIL] [HOMEPAGE]

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