日常喜劇

2005年03月07日(月) マ王


去年から楽しく読ませてもらっている異世界ファンタジー
小説に「マ王」シリーズがある。角川ビーンズ文庫という、
あまり馴染みのない文庫ながら面白さが抜きん出ていて
とにかくギャグが面白い。どこにでもいる普通の男子高校生が
異世界で魔王と呼ばれてしまうのだ。自覚がないのに魔王に
され、周囲には毛色の違う美形3兄弟が付き、さらに美貌の
部下まで付き、周囲は常に大混乱のドタバタコメディ。
話はどんどん重苦しくなっていくんだけど、暗い中にも
キラリと光るギャグセンスがほんとたまんない。大好きだ。
1部はホントギャグばかりで楽しかったのだが、だんだん
暗い話になっていき、2部はけっこうドンゾコ。しかし
むしろこれが男女だったら確実に私のストライクゾーンを
衝く切ない展開で、主人公イタイのに楽しく読んでいる。
ああもうなんてオイシイネタなんだ…!最愛の部下に
裏切られても嫌いになれなくて心の中では信じたいなんて
カップルじゃないのがまたサイコウだ。むしろエロ希望(笑)
しかも挿絵が以前幻水2で軍師×2主描いてた方で、確か
うりほさんがこのカプ好きだったよなと布教したところ
物語にもマイナーカプにもバッチリハマってくれて、
二人してきゃーきゃー騒ぐ始末。同志って大切よねv

しかし「マ王」で何よりも私が気になっていて声高に主張したい
のは、作者が埼玉県民であるという点だ。埼玉県民というのは
全国一、自分の県が嫌いな県民として有名である。隙あらば
東京に住みたいと思っているが埼玉でくすぶってるから埼玉
県民であると言いたくない人達がいっぱい住んでる県、だから
こそ埼玉県民は埼玉県民であることを主張できる人に憧れる。
このマ王の作者がまさしくそうなのだ。作者はマ王1巻から
埼玉県民の一部地域民にしか判らないネタを出して来た。
2巻でも地域ネタを出し、こりゃもう確実だと県民に親近感を
持たせたところで主人公すら埼玉県民であるとカミングアウト
してきた。もう立派に埼玉県民としてアイデンティティを確立
しているのだ。立派、立派過ぎて眩しい…!(><)
実情はきっと、埼玉県民の読者が日々虐げられてる県民意識を
鼓舞する作者に嬉しくなって「先生って埼玉在住ですよね?」と
手紙に書き散らした結果、カミングアウトせざるをえないと
踏み切ったと踏んでるけど、それでも嬉しい。しかも県民と
してもかなりマイナーネタが多いので、私はけっこう近所に
住んでる可能性が高いと見て、ますます親近感を覚える始末。

話の展開もだけど、作者の住所も気になる作品て初めてだ(笑)
ちなみに9日からアニメ再放送するらしく、さらに楽しみv


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牛良 [MAIL] [HOMEPAGE]

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