去年から楽しく読ませてもらっている異世界ファンタジー 小説に「マ王」シリーズがある。角川ビーンズ文庫という、 あまり馴染みのない文庫ながら面白さが抜きん出ていて とにかくギャグが面白い。どこにでもいる普通の男子高校生が 異世界で魔王と呼ばれてしまうのだ。自覚がないのに魔王に され、周囲には毛色の違う美形3兄弟が付き、さらに美貌の 部下まで付き、周囲は常に大混乱のドタバタコメディ。 話はどんどん重苦しくなっていくんだけど、暗い中にも キラリと光るギャグセンスがほんとたまんない。大好きだ。 1部はホントギャグばかりで楽しかったのだが、だんだん 暗い話になっていき、2部はけっこうドンゾコ。しかし むしろこれが男女だったら確実に私のストライクゾーンを 衝く切ない展開で、主人公イタイのに楽しく読んでいる。 ああもうなんてオイシイネタなんだ…!最愛の部下に 裏切られても嫌いになれなくて心の中では信じたいなんて カップルじゃないのがまたサイコウだ。むしろエロ希望(笑) しかも挿絵が以前幻水2で軍師×2主描いてた方で、確か うりほさんがこのカプ好きだったよなと布教したところ 物語にもマイナーカプにもバッチリハマってくれて、 二人してきゃーきゃー騒ぐ始末。同志って大切よねv
しかし「マ王」で何よりも私が気になっていて声高に主張したい のは、作者が埼玉県民であるという点だ。埼玉県民というのは 全国一、自分の県が嫌いな県民として有名である。隙あらば 東京に住みたいと思っているが埼玉でくすぶってるから埼玉 県民であると言いたくない人達がいっぱい住んでる県、だから こそ埼玉県民は埼玉県民であることを主張できる人に憧れる。 このマ王の作者がまさしくそうなのだ。作者はマ王1巻から 埼玉県民の一部地域民にしか判らないネタを出して来た。 2巻でも地域ネタを出し、こりゃもう確実だと県民に親近感を 持たせたところで主人公すら埼玉県民であるとカミングアウト してきた。もう立派に埼玉県民としてアイデンティティを確立 しているのだ。立派、立派過ぎて眩しい…!(><) 実情はきっと、埼玉県民の読者が日々虐げられてる県民意識を 鼓舞する作者に嬉しくなって「先生って埼玉在住ですよね?」と 手紙に書き散らした結果、カミングアウトせざるをえないと 踏み切ったと踏んでるけど、それでも嬉しい。しかも県民と してもかなりマイナーネタが多いので、私はけっこう近所に 住んでる可能性が高いと見て、ますます親近感を覚える始末。
話の展開もだけど、作者の住所も気になる作品て初めてだ(笑) ちなみに9日からアニメ再放送するらしく、さらに楽しみv
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