もうすぐ底辺になるという小さな古本屋の片隅でスゴイ本を 発見した。グランゾートの商業用パロ本。最近よくある 800円前後の大判サイズじゃなく、530円くらいサイズの奴。 裏のあらすじを見てそんなことが書いてあったので、 面白そうで買ってみた。だって50円だったし(笑) 帰ってきて読んで、更に驚いた。 最初の一話は、グランゾートの主人公・大地の弟の話。 月に旅行に行ったはずの兄が、いつまで経っても戻って こないのを一般家庭から見た描写で描かれてるのが なかなか面白い。上品なパロだ。 が、問題は次だった。 大地がラビに恋してしまう話。 自分自身それに気づかずうろたえて、何度もぎこちない やりとりを繰り返す様がまるで少女マンガなのだが、私は この本が表に出せないような(笑)内容だとは毛ほども 思っていなかったので、まるでその気のなさそうなラビ 相手に、大地がラビをどうふっ切るのか楽しみに読んでいた。 が、なんとイタシテしまったのだ。 そりゃー状況は、川に落ちて外の豪雨の洞窟でお互い 暖を取りたかったという極限状態だったのは解るけどさ。 まさかくると思ってなかったからマジ驚いた。 蹴られると解ってて警戒するのと不意打ちで蹴られるのでは 後者の方が驚きが深いのは当たり前だ。 しかもBGMがレベ〇カの「フレンズ」ですよ皆さん! そりゃー世界を救えるほど清い心の持ち主でいつも母親に 手紙を書いているマザコンがそんなことイタシちゃったら 「ママの顔見れなかった」のは当たり前かもしれないが… 古い漫画だから選曲が古いのも当たり前なんだけど、初夜に BGMを挿入するという発想が既にだいぶ痛々しいほど古い。 そしてなんと言っても一番激しく私の胸を打った、ラビの一言。
「解ってるのか…?これは間違いなんだぜ?」
そのページを開いたまま、私の中で3秒くらい時が止まった。
間違いだったのか…!!!
ここ最近で一番ショッキングな言葉を聞いた。 そうか間違いか、間違いだったんだ男×男! いやでも羊やヤギを相手にする(笑)より男の方がよほど健康的だと 思うよ?非生産的だけど究極避妊具要らないからむしろ女より手軽。 しかもお互い思いが通じ合ってるならなんの不都合があるのさ?? …とまぁ、現代人らしく利害や合理性を追及してたら恋愛モノは 読めないのでおいておくとして。「間違い」と認識されてることに かなり驚きました。発刊年を見たら1990年だったので、その当時は まだタブー視が強力だったのかな。しかし禁じられた恋ほど 盛り上がるものだから、その罪の重さ加減が逆に楽しかったん だろうなぁ、さすが耽美(耽美かよ)等々感心してしまった。
それにしてもホモを「間違い」言われてこんなに驚く 私ってよっぽどモラルがないみたいだ…
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