日常喜劇

2004年07月12日(月) 羊の穴に関するトリビア


4月頃、中世イタリアを舞台にした歴史小説を読んだ。
主人公は幼い頃羊飼いで、その頃の回想に

羊飼いなら誰でも羊とやってる。やったことないなんて
言う羊飼いがいたら、そいつは嘘つきだ。

という一文を見つけてすごく驚いた。
で、この驚きを誰かに伝えたくて5月にオフで
NINAさんと冬菊さんに会った時話したら、意外にも
ソッチ方面で話が盛り上がった。不思議な縁でNINAさんは
ちょうどエド×ヤギ(あはは)を書いている最中で、
冬菊さんはなぜか「ヤギの穴は非常によろしい」ことを
知っていて、そこに私が歴史小説の史実を合わせたもの
だから、そりゃまぁ話に華も咲こうというもの。
(でもあんま鮮やかなイメージじゃないな…菊?)
実は私の読んだ小説は、現代のアメリカ人が読者を
だますためにそんな伏線を張っていた現代人の書いた
中世イタリア小説だったんだけども、私は割と後半まで
違和感を感じなかったのでただただ作者の技量に感じ入った
ばかりで、そのへんもちゃんとNINAさんと冬菊さんに
「でもフィクションでした」と断っておいた。
その時はそれで話は終わった。
が、なぜかまた羊が浮上した。
今度は考古学者の書いた真面目な(笑)干支の本を
読んでいたところ、やっぱり「羊イイんだって」という
説明があったのだ。しかも詳しく。なんとチンギス・ハーンが
大遠征の時に大量の羊を連れてったのは兵の慰安のためだった
らしいし(従軍慰安羊?)あまりの心地よさに奥様を忘れて
しまう兵士もいたらしい。いわく「出来の悪い人間様より
はるかに出来がイイ」らしい。無理矢理慰安婦連れてくより
いざという時食糧にもなるからマシだけどなんかどうもイマイチ
釈然としないものが…。さらに、羊の腸は湯にひたして
和らげるとダッチーに最適でよくダッチーに仕込まれてたらしい。
さらにもう一つ、死んだ羊の眼を睫毛ごとくりぬいて挿れてみると
女性も楽しめるらしい。このへんの説明は表現が上品すぎて、
どう使えばどう楽しいのかよく解らなかったのだが、所詮
羊の目玉(睫毛付き)なんか手に入らないから別にいい。
(※持ってたら使うとは言ってないっス!)
スゴーイ、昔の人は色々考えたもんだなぁ。
しかしこの、羊のシモな使い方に関してのかなり
どうでもいいトリビアの蓄積はどうよ?
私は前回だって普通に中世イタリア小説として楽しむつもり
だったし、今回だって純粋に干支の裏知識が欲しかっただけ
なのに、なぜそこで羊で結びつく??
(つか、なぜそこに食らいつくんだ自分)
中世イタリア+干支=羊のダッチな使い方
だなんて誰が連想できるかっつの。そしてこの話は、
知識は、思いがけない縁で結びついて蓄積されていく、
というオチでいいんだろうか?


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牛良 [MAIL] [HOMEPAGE]

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