夜も更け、他の部屋はもう寝静まった2時過ぎ、マッサージを終えて体の軽い 3人で貸切露天風呂に入りに行った。マッサージ師さんは本物で、たかだか 40分の施療で背中に小さな羽根が生えたかと錯覚するくらい肩が軽くなった。 ありがとうございます〜〜〜v(><) そして風呂、こんな深夜に入ってる人は居ないかと思いきや、若い人がちらほら 居たりして、その人達と行き先がかぶらないように小さな露天風呂の入る。私は、 私がマッサージを受けている間に二人が入ってきた「竜神の風呂」に一人で入りに 行った。だってこの風呂がこのホテルの一番のウリなんだもの。ウリだけあって、 竜の形をした湯船とそこから見える景色と雰囲気がなかなかステキ、一人で入る にはちょっと広すぎる湯船で体を固定させるのに四苦八苦しながらのんびり湯に 浸かってきた。いいなぁここ、朝までここに入ってたらいいネタ1本書けそうだ。 その後、二人が入ってる「小舟の湯」に移動して3人でゆっくり浸かった。さっきの マッサージ師さんが、元は浅草に居たんだけどこの湯西川に来たら田舎暮らしが ツライという話をしていたので、田舎のスゴさについて都会人二人に説教して みたり(笑)閉鎖的なムラ社会はホントに恐いんだよ〜ウチの母親なんてまだ 先進的な部類なのに、50年前にこの地域に来た家系を「あそこはよそ者だから」と 排他的に扱うんだから。ここはうちより山間なので、ファーストフードも牛丼屋も なくておじさんは寂しいらしい。ま、本屋も娯楽施設もないからしんどいだろうね。 さてい〜感じに体も温まったので風呂から上がり、部屋に戻って早々に寝た。 明日は別に早起きしなきゃならない訳じゃないけど、さすがに3時になると眠い。 朝。 朝風呂に行こうとして起きられず断念、和食膳なのにバイキングという不思議な スタイルを朝ご飯を食べ、やっぱり食後に朝風呂に入って部屋に戻ったら一人 既に二度寝していた(笑)ので私も二度寝を開始する。本当に寝不足だったので、 チェックアウト10分前まで寝こける。慌てて起きて身支度を整え、ホテルを出て 祭の出発地点まで観光がてら歩いて行った。途中にあった「民俗資料館」に入る。 …ここ、去年は堂々と「民族資料館」と誤植看板を掲げていたが、さすがに誰か 気付いたか指摘されたらしく、ちゃんと「民俗」に変わってて人事ながら安心した。 中は300円という入館料から想像する通りのこ汚なさで、展示品も雰囲気を出す ためじゃないだろうほどボロくて愕然。防腐剤とか入れとかないでちゃんと保存 しようよ!(汗)手書きの展示解説も堂々と間違ってるし、古い和箪笥なんて 「商品に手を触れないで下さい」とか書いてある。商品じゃないでしょこれ?! ボロさを演出したのか手入れする気がないのか判断しかねるボロい資料館を後に すると、神社まで歩いて行って祭が始まるまで待つことにした。出演者の皆様は 既にスタンバイしていて、武者やら姫やら山伏やら巫女やらが麗しい。おじさん カメラマンがいっぱいだ。その中で、まだ到着していない団体のプラカードを 発見した。特に「お稚児」「少年武者」あたりに注目する。ナマ稚児見たい! 期待に胸を膨らませて待っていると、行進曲がじゃないけど口上の後各団体が 入場してきた。つか「お稚児」本当に子供集団!つか園児じゃん!(笑) 期待していたタイプの稚児じゃなかったけど、可愛かったので許す。あと少年武者も 可愛かったからまぁいいや。おじさんお兄さん達もカッコ良かったし。 しばらく祭儀式を行った後、立派な馬に乗った武者を戦闘に武者行列開始、ちょっと した高台に登って行列を写真に収めた後、行列の後について行った。行列は昨日 散歩した時に見た土手に終結し、そこで武者達の演舞開始。遠目から橋の上で その様を見てそのだが、なかなか本格的で楽しかった。声が聞こえなくてどんな ストーリーなのかまるで解らなかったけど(笑) そこの演目が終わった後、一行は今度は「平家の里」という観光施設に移動。 これにもいっしょに付いて行ったのだが、足が疲れたので途中のベンチで腰かけ つつ、屋台でカキ氷を駆って人で一休みをした。気付けば既に一時過ぎ。ランチ しようということになり、近くのソバ屋でまいたけそばを食べた。群馬といい茨城と いい、ちょっと田舎の温泉地行くとまいたけうどん・そばばかりだ。しかも高い(汗) そばを食べて少し元気になると、今日が開村記念日で無料らしい平家の里に入って 祭の続きを見た。広場が特設会場になっていて、そこで殺陣が行われていたのだ。 役者さんらしい見栄えする男の人達が、平家武者が落ち延びてきた様を芝居仕立てで 再現してくれて、倒される時も一回転して倒れたりと迫力満点。客席まで入って きて弓矢を射ったりして、最後は呑まれてハラハラしながら見入ってしまった。 感動も冷めやらぬうち、今度は白拍子の舞。白拍子いいねぇ、密にもあのカッコ させてみたい!(笑)ちょうどその頃雨が激しくなってきたので、テントの中に 入って次の琵琶法師まで聞いていた。平氏といえば一番のホモネタは敦盛(笑) その敦盛が熊谷と戦うくだりを歌ってくれて、ちょっと敦盛ホモネタに思いを 馳せてみたり。どっかに時代小説風敦盛ホモネタ小説ないかしら(笑) 次が民謡だというので、飽きて平家の里を見て回ることにした。でも私は去年 見ているので、2人につきあったようなもの。こんな山奥で雪も降って大変そうな 暮らしの一端を見て、落武者達の生活に思いを馳せたのでした。 雨がやや小ぶりになったのを見計らい、ホテルまで戻った。しかし帰りのバスが まだ当分こないのでロビーで一休みする。いい加減お土産を買わなければ。 湯西川といえば「平家最中」がおいしい。ホントにおいしいのよ、この最中の ために湯西川に来ても惜しくないと思えるくらいおいしいんだってば!3人で 最中の直営店に買いに行ったら、都会から脱サラして来たっぽい若夫婦はまだ 健在だった。去年はtATuのポスター貼ってあったのに、今年は合唱コンクール みたいな曲がずっと店内にかかってて、どういう心境の変化かちょっと興味が湧いた。 最中も買い、職場にまんじゅうを買い、ホテルに戻ってしばしくつろいだ後 ちょうどバスも来たのでそれに乗り込んで駅に向った。帰りは幸い揺れも激しく なく、一人は寝てごまかしてたみたいだけど酔わずに駅までたどり着いた。 さてここから電車に2時間揺られて埼玉まで帰る。考えてみれば2つ向こうの駅は もう福島なんだから遠いはずである。 地下のプラットホームに着くと、やたら寒くて、でもまだ10分以上電車が来ない ので3人でゆうべマッサージ師さんに教えてもらった気の放出の仕方(笑)を 実践したりして寒さをまぎらわせた。この気孔(?)が出来るようになると、 体も温まって健康にもいいけど獣も逃げ出すらしい(笑) 電車の向かい合い席に乗った私達は、寝不足がたたってあっさり寝入ってしまった。 せっかくマッサージしてもらったのに首に負荷をかけながら寝こける3人。が、 次に目を覚ました時、そこはもう埼玉で、あと30分も経たないで目的の駅に 到着する段になっていてとても慌てた。帰り早いな〜〜(笑) そこからさらに電車を乗り継いで、家に着いたのは10時前。はるばる買ってきた 平家最中を家人に全て食べられないかヒヤヒヤしながら土産を差し出し、早々に 慣れた枕で眠りについたのでした。
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