良く寝た。 昨日帰って来てから今日の午後まで本当によく寝た。 やはり我が家の布団が一番だ。でもそれだけじゃ留まらず、 届け出を持って警察行ったりフィルムの現像出しに行ったりと、 やっぱり何かしら忙しかった。ゆうべ渡しても良かったんだけど、 今日になって家族に土産を渡して回った。父と祖父にはフィレンツェで 買った色違いの小銭入れ、母にはヴェネチアングラスの入った腕時計。 特に贈り物にはジャッジの厳しい母も、夏っぽいこの一品なら喜んで くれるはず。何しろうちの家族は遠慮がない。せっかく買ってきた 土産物でも気に入らなければ正直に「要らない」と言うのだから 恐ろしい。緊張しつつ父と母にお土産を出したら、いつもボロい 小銭入れを使ってる父は喜んでくれた。父には無用の長物だけど (なぜなら英語が読めないから)イニシャル入りだし良質の革だし。 まず父が喜んでくれたのにほっとして、次いで母を見た。 母もやっぱり、夏っぽい腕時計が欲しかったらしくご満悦の 様子。腕にはめてみたりして喜んでいる。 …良かった! と思ったのは短い時間だった。 「これいくら?」「7000円くらい」
「やっぱり安いわね」
7000円が安いですって!?! 人に土産買ってきておいてもらって7000円が安い!?! ウチは母だけ金銭感覚がズレてるから「安い」なんて言えるのだ。 逆に父は貧乏根性過ぎて1000円の時計でも壊れるまで使い倒すから バランス取れてるのかもしれないけど、7000円は絶対安くない。 それに「やっぱり」って何よやっぱりって! どうして同じ家で同じようなレベルで暮らしてられるんだか 改めて不思議に思った瞬間だった。 気を取り直して祖父にお土産を渡しに行った。 私はおじいちゃんが大好きだし、お餞別もたんまり もらったのでおじいちゃんはどう頑張っても悪く思えない。 お父さんも喜んでくれたから、きっとおじいちゃんも喜んで くれるに違いない…vそう胸ときめかせてお土産を渡しに 行った私は、ここでも悲哀を見た。
「悪くはないけど札入れが欲しかったなぁ」
…おじいちゃんっ!!!!!(><;) 貴方だけは信じていましたのに、そういやすっかり忘れてた けど貴方はあの母の父親だったのでしたね! 買ってきた人間の心情を踏みしだいて嫌な物は正直に嫌と 言ってのけるその性格、間違いなく母に遺伝しています。 ああでも大好きだから腹が立たない〜〜〜(泣)
こうなってくるともう、真っ先に正直に喜んでくれた父が 一番優しく成熟した人間に見えたのでした。たとえ旅立つ前、 イタリアの位置が解らなくて「2泊3日か?」と3回くらい 聞かれたにしてもその無邪気さがむしろ愛しいです(涙)
ってことで、短時間であんなに悩んだお土産商戦は1勝2敗? 気分はラプソディだ。
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