一般の会社より一日遅れて今年の仕事が始まった。 それと同時に重大事項を上司に伝えるべく、午後からずっと ドキドキしっぱなしだった。ちょろちょろ相手が居るか どうか確かめて、コクるタイミングを計ってるなんて まさにプロポーズ。つーかプロポーズの方がまだマシだっつー くらい緊張しまくってしまった。「お前の愛の対象はそんな 薄っぺらいのか」とか自らツッコみながらも激しく緊張して、 迷ったあげくようやく4時過ぎにチャンスを掴んで話す きっかけを作った。もう年内から、ヘタしたら一年以上事前に 何度も言う言葉を練りに練って推敲を重ねねたから喋りだしたら しくじりはしない。しょっぱなさえ出せればイケる! 心の中で一度気合を入れ、いざ向かい合って言い出した。
「3月いっぱいで退職したいんですけど…」
想像通り、上司はあっさり引き下がった。ホントはだいぶ 上司がムカつく、ここに居て自分の先行きが暗い、違う仕事が したい等の理由があったんだけど、そこはオトナのカケヒキ。 切々と深刻な家庭の事情をつらつら話しているうちに、相手が あんまり嘆いてくれるので「もしや私ってだいぶ不幸なのでは?」と ついもらい泣きまでして効果抜群。しまいには上司に 「3月なんて言わずに2月で辞めてもいいんだよ?」まで 言われる始末。 ドやかましいぃいい!お前が言うな! チームに迷惑かけたくないから、後から入ってくる新メンバーが 慣れるまで、しっかり引き継ごうと思って3月という数字を 出したのに手伝いもしないお前がそういうこと言うな! 苦労するのは残された方なんだぞコラ(怒) …と、一瞬殺気だったけど、目の前の顔の空想サンドバッグに 一発ブチ込んで気を静め「いえ、家族とちゃんと話し合いました」と けなげな顔と優等生のお答えで切り抜けた。 そして、言い終わった後は身も心も軽やかになって 仕事に戻り、その喜びを帰り道に皆にメールして回ったら 「おめでとう!」と、私をよく解って下さる祝電があちこちから 届いて嬉しくなってしまった。しかも、同じような悩みを抱えた 友達からも「スゴイねやったねおめでとう!まるで自分のことの ように嬉しいよ」と直接電話があって「うん、頑張ったよありがとう!」と、 まるでやっぱりプロポーズ大成功後みたいにはしゃいで 語ってしまったのでした。
よし、これでついに辞めれる!(><)
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