8時過ぎに目覚めた。私にしては早い。折角だから朝風呂に入りに行った。 案の定というか、やっぱり人が居ない。人の気配がない。ゆうべから化かされてる 気分だ。露天風呂からの景色は思った以上に閑散としてド田舎然としていて、 なんか落ち着かなかった。やっぱりうら寂しいなぁ…。あまり時間をかけないで 風呂から上がると、身支度するのが面倒でベッドでごろごろしていた。眠くなった ので、目覚ましをかけて寝てしまう。夢の中で他人のロッジに入り込んで使用して いるのを見つかってたいそう気まずい思いをする夢を見る。なんか、不安な感じ。 ハっと目が覚めると、チェックアウト10分前だった。ヤバイ! 慌てて身支度を整えてフロントに行くと、あからさまに急いでいたのが解ったのか、 ホテルの人に「もう少し部屋に居てもらって構いませんよ」とか言われてしまった。 あはは…お恥ずかしい。今日はどちらまで?と言われたので「部屋にあった パンフレットを見て、琵琶湖遊覧にでも」と言ったら「それはちょうど良かった、 今、遊覧船の社長さんが着てるんですよ」とホテルのラウンジを指す。社長さんが こちらに気付いて会釈したので返したが、アンタが社長でも私が遊覧船乗ることとは 全く関係ないだろう。遊覧船の出発が、次は1時間後だというので、やっぱり 部屋をもう一度借りて、部屋で念入りに身支度を整えた。広い部屋だったな。 チェックアウトする前に、ホテルの外に出て琵琶湖を散策した。おぉお〜 夏に行った恐山の宇曽利湖にも似た色褪せ加減!霞んでる!寂れてる!霞みがかってる! なんかあまりの寂しい風景に感動して写真に収め、水を触ったりしてぼんやりと 眺める。こんなんで今日一日時間潰せそうなほど楽しい(不健全だよな) 時間になったらホテルの従業員さんが、車を出して遊覧船の船着場まで送ってくれた。 結局、最初から最後まで自分以外の客を見ないままだったな…。 船着場でまたちょっと時間があったので、そのへんをぶらぶらする。 …う、何もない。湖しかない。ホットコーヒーが飲みたいけど缶じゃイヤだ。 ぶらぶらしているうちにおばちゃん4人連れが来て、その人たちと老年カップルの 7人で遊覧船に乗って、琵琶湖の中にある竹生島へ行った。うわ〜…私降りなくても いいんだけど降りないとダメなのよね(汗)折りしも天候も悪くて、でも傘を持って ないので島の売店で時間でもつぶすかと思って、ホントに売店でそばを食べて のんびりしていた。っつーか小島の売店のそばのクセにウマイし!感動を覚えつつ、 訛りの抜けない地元民の話を小耳に挟んでみたり。その頃はちょうど巡礼のご老人が いっぱい来ていて、すっかり観光地然としている周囲をぼんやりして見る。この、 無駄な時間の使い方がいかにも旅行の味だなぁ。そのうちご飯を食べたら元気に なったので、売店に荷物を預かってもらっておいて、傘まで借りて島の上にある 弁天様と五重塔を見に行った。石段がかなりの急勾配で、膝をガクガクさせながら 登ったらすっかり爽快になって、お土産のお守りを買ったり渡り廊下を行ったり 来たりしているうちに観光船の出発時間になって慌てて船着場に戻る。うっわ 単なる小島なのにこんなに楽しいと思わなかった!今度乗った船は、巡礼客が いっぱいだった。私くらいの年頃の一人旅はやっぱり居なくて、不倫失恋旅行だと 勘違いされたらイヤだなぁとか思いながら船に揺られること30分、彦根に到着。 彦根で降りる時、船舶員のおじさんに「東京からですか」と聞かれ、めんどくさいので 「はい」と答えておいた。埼玉を恥じているのではなく、訂正するのが面倒だからだ。 でもよくよく考えたらその船は西●系列だったから、敢えてライ●ンズのお膝元、 埼玉を名乗れば良かったと後から後悔した。埼玉たまには訂正する意味あるじゃん(笑) 彦根で降りてからが大変だった。雨は降り出すしバスは来ないし(泣)仕方が ないので歩いて彦根城へ向った。迷いはしなかったけど、人がいない閑散とした道を 歩くのは寂しい。つつがなく彦根城の外堀に着いたらいよいよ雨が激しくなってきた。 困った…傘を買おうにも売店もない。お城の周辺なんてまさに何もなくて、雨に 降られながらせめて雨宿りする場所をと思って歩いていたら、守衛のおじさんに 「お姉ちゃんお姉ちゃん」と声かけられ「これ持ってきなよ」と彦根城の名前の入った 傘を貸してくれた。ありがとうおじちゃん、これ以上不倫失恋旅行と疑われる行動 取らなくて済みそうだわ(笑)時間があるようでないようで微妙な間があって、 でも一人で天守閣に登って見学するのもなんだかつまらない気がしたので、お城の 周りをぐるっと回って駅に向うことにした。ま、ここはメジャーだからきっと後で 誰かと来ることになるだろう。途中の土産物屋で友達へのお土産買ったり普通の 商店で自宅へういろうを買ったりして彦根駅到着。駅の売店で近江牛の駅弁を 買って急行に乗り込んだ。さ、京都へ戻るゾ〜。昨日も何度か通ったけど滋賀の 寂しいばかりの街並みをぼんやり眺めながら一路京都へ。なんか、やっぱり田舎 だけどうちとは違う田舎具合で、車がないと移動が不便なのはよっく解ったけど この田舎具合は私と波長が合いそうだ。ゼヒまた来たい。 京都駅着いてまた微妙に時間があったので、まるで病人食のようなホットはちみつ レモンなのか飲んで体を休める。まともに観光したのは竹生島だけなのに、疲れた。 駅の売店も素通りして、新幹線に乗り込んだ後は執筆活動していた。書きあがれば 今晩帰ってアップできるしv隣の隣の席のおじさんもノートパソコンを広げていて、 あちらは旅行中に撮った写真の編集をしていたが、気になるのかこちらをちらちら 見ていた。私のは単なる密受小説なので、あまり見ないで欲しい…(汗) キスシーンとかドキドキしながら書いてしまった。落ち着かないな、移動中って。 東京駅に着いて、帰りの私鉄の中でもパソを広げてずっと執筆していた。今度は 隣のお兄さんが気にしていたが、私はいい加減開き直って堂々と書いていた気がする。 ホラ、もしかして仕事してるのかもしれないし!(ムリムリ)
そんなことより京都&滋賀、というより滋賀、いろいろ新しい発見づくめで 楽しかった。京都は不思議と人の心を高揚させるよね。居るだけで楽しい。 そして滋賀はなんだか解らないけど魅力的で、絶対また行きたい(笑)
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