新世紀余話
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BGMとして公開している自作曲が思いのほか好評のようです。 もしかすると当サイトは、Midi音楽だけでもやっていけるかもしれません。
いまの二行は、ほぼ冗談です(笑)。 でも、トップページの「BGM選択」で並べた曲はすべて、管理者のオリジナル。 「スカイブルー」、「失われた故郷」、「真実の証明」、「なんのために?」、「戦士の休息」、そして今夜の「モーニング・スター」……いずれも、人生の折々に頭に浮かび、書きためておいたメロディーばかり。
いったいなぜ、これほどの大資源を門外不出にしていたの? と云われましょうが。 実は管理人、作曲が趣味(のひとつ)でありながら、楽譜の読み書きができない五線符文盲。そればかりか、歌を唄わせても調子ッぱずれという途方もない下手の横好きをしてるわけなんです。 学校時代の音楽なんて、「1」という落涙するような評点でしたから(実話)。
そんな大音痴なのに、なぜか美しいメロディーは頭に浮かんでくるもので、しかもハリウッドの映画音楽にもヒケを取らぬ佳曲であるように思えてならない(笑)。
それで、学校の音楽室でわざわざピアノを借り、ピン、ポ〜ン♪と鍵盤を弾いていって音のつながりを探り当て、「ドーソーファミレドレミレドレー」とか書きとめておりました。 まあ、チャップリンとおなじような作曲のやり方をしていたわけです。
チャップリンの場合は、身近に音楽の顧問がいて、思い浮かべたメロディーを楽曲に仕立ててくれたからよかったわけですが、自分の周辺ではそうしたインフラが整備されていない(笑)。 せっかくつくったメロディーなのに、オーケストラ風に編曲して演奏するなんて思いもよらず、そのまま腐らせていた次第です。
それが最近、にわかにホームページで発表できるようになったのは、「ドレミファ」とカタカナで書きこむだけで好みの音色で演奏してくれるSAKURAというフリーソフトのおかげであります。 たとえ豚に真珠を投げあたえる結果となるにせよ、開発者一同には大のつく感謝を捧げねばならないでしょう。 このソフトによって、世界でもっとも恩恵を受けるのは自分なんですから。
こうして、パソコン上で入力したメロディーがストリングス調の名旋律となって奏でられるのを聞くにおよび、自分がやっぱり、音楽の先生が評したような本物の音痴ではなかったと実感できるのはうれしいかぎりです。 管理人、いま覚悟を決め、Midiのつくり方を勉強、というか音楽を基礎の基礎から学び直しております。 まともな楽譜にして、レーモン・ルフェーブルのような本格的なポップスに仕組みたいメロディーも多数ストックしてあるんです。 より聞かせる音に仕上げ、みなさんに供したいと思っているので、(いつものことながら、)今後にご期待ください。
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