今日のおぱんつ

2005年09月09日(金) ・・・

オーナーさんの飼い犬なのだろうか、よく行く大型スーパーの別館にあるペットショップには一匹の成犬のダックスフンドがいて、この犬はとてもとても大人しく、いつも売り場内をウロウロ散歩したりレジの近くに安穏と寝そべったりしている。
今日初めてその犬を触ってみた。
尻尾を振るわけでも指を舐めてくれるわけでもなく、何となくかったるそうでそれ程私を歓迎している風じゃなかったけれど、かといって嫌がる素振りも全く見せはしなかった。
頭、背中、わき腹の順にゆっくりと優しく撫で上げ、それからそっと下腹の方に手を移すと、ダックスフンドはこちらの要求に応えるかの様にゴロンと横になった。
すっかり嬉しくなった私は(よしよし、撫でちゃる撫でちゃる)と一層張り切ったのだけれど、横たわる事によって露わになったその腹部に先端がこげ茶色になりかなり発達した様子の乳首が整然と並んでいるのを見つけ、正直一瞬たじろいだ。
お腹が膨らんでいなかったところをみると、赤ちゃんを宿して間もないのか、産後間もないのか、そのどちらかじゃないかと思う。
(いずれにしても、お疲れさん、アータも色々大変ね・・・)と、そんな気持ちを込めて、幾分硬さのあるいくつもの乳首の妙に生々しい感触に少々戸惑い照れながらも、注意深く丁寧に温かな彼女の身体を撫で続けていたら、次第に私の心は潤った。
(アラアラ、目瞑っちゃったよ、そんなに気持ちいいの)と、私の至福も頂点に達しようとしていたまさにその時、ダックスちゃんは急に目を開きスタと立ち上がってトコトコとどこかへ行ってしまった。
(え、どうして・・・?)と彼女の歩いて行った方に顔を向けると、そこにはさっきまでとは打って変わった高いテンションで尻尾をブンブン振りながらスタッフのお姉さんの後をついて回るダックスちゃんの姿が。
心ここに在らずな相手を愛撫した後のやるせなさや虚無感をペットショップにて味わうというのも、まぁ貴重な体験ではあったけど。


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