とある所で目にとまった「強迫性観念」という症状に興味が湧いて暇にまかせてネットで色々調べている途中、複数あるうちのひとつとして挙げられていた「ちゃんと鍵が閉まっているかどうか等といった事を何度も執拗に確認してしまう」という症例を読み、クンを妊娠中、ある男の産婦人科医に明らかに猥褻行為でしょうそれは!っていう診察を一度だけ受けた事があったんだけど、そういえばそのエロ医師はいつもドアを閉める際、決まって何度も取っ手をガチャガチャと神経質な顔つきで回していていたのを思い出し、あれってばちょっとこの症例に似てるなぁと思いました。
思い出というのは芋づる式に掘り起こされてくるもので、そこの産院で出会ったスペシャリストの事をここで少し。
ピーの時もそうだったんだけど私は子宮口がなかなか開かないタチみたいで、クンのお産の時も陣痛はどんどん酷くなるのになかなか赤チンが出てきてくれないという少々苦しい状況に陥り、30分おきくらいだったでしょうか、待機している看護婦さん達が入れかわり立ちかわり子宮口の開きを触診でチェックしてくれていたんですが(10センチ開けば晴れて分娩台へgoできる)、その中に滝沢さんという人がいて、この人がアータ、めちゃめちゃ触診が上手でして、もうあれは魔法の指ね、こう、スーーーッと、滑らかーに入ってくるわけですよ。 まぁ、生々しいお話になってしまいますが痛んでいるのはお腹であって膣ではないんだけど、やっぱり半端じゃない痛みの渦中で指を入れられるのはそれなりに苦痛を伴うのですよ。 なんだけど滝沢さんのは全然苦痛じゃないの。 だから時計を見てそろそろ“子宮口チェック”に来る頃だわね、と思うとベットの上で私は(神様お願い!滝沢さんが来てくれますように!くれますように!)と祈りました。
魔法の指を持つ滝沢さんに身を委ねながら彼女のお顔ではなく「滝沢」と書かれたネームバッチの方を見ながら(あぁタッキー・・・)とかっていう妄想なんかしませんでしたよ。
いえしました。 いいの、お産は奇麗事じゃないんだからそれくらいオッケイ。
芋づる終わり。
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