寝椅子に寝そべると 色々なものが降ってくるようだった。 坂の天辺から見透かす。 町があって宮があってその社の奥の段々尾根道を縫って振り返る。 他には誰もいない。 きっと僕はそうのぼせているに違いない。 ラウンドガールが大きなホワイトボードを持って通りがかった。 ニッコリ笑ってラウンドワン。 ニッカボッカ履いた庭師が枝を打つ音 いつのまにか森はざわめいていた。 タブロイド版のフリーペーパーには素敵な三行広告 僕はそいつを破って起き上がる。 石のベンチから おはよう。 一緒に寝ていた猫に名前を考えてあげよう。 空はどんよりと 蒸しあがった魂のかたまり。
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君は見たかい?
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