ナナとワタシ
INDEX|前へ|次へ
2011年08月28日(日) |
ラブホにビビるワタシ |
今。この記事をカタカタと打っている今現在。
8月28日でございます。夜ですちなみに。
そして、ナナとラブホに行こうネ☆って決めた日が、8月29日でございます。 明日です。
前回までの記事では▲日と日付を濁していたのに、今日になって急にオープンにしているあたりに、「あら流れたのね」めいた暗示を感じたり感じなかったりするかもしれませんが。 まあ聞いてくださいよ。
29日に行こうね、と決めたものの、時間などをハッキリ決めていなかったワタシたち。 この日はナナの夜勤明けの日で、ちょっとハッキリ時間を決めるのが難しいということもあったんです。 それはわかっていたんですが、やっぱり、「だいたい何時頃」くらいのことは把握したいワタシなんですよ。 なもんで、昨日の夕方、ナナの携帯に電話をかけてみたんですが。
電源が入ってないか電波の届かないM78星雲あたりにいらっしゃいます、とかアナウンスが。
ちっ しかたねえなあということで、「メールか電話くださーい」とメールを入れたんですけれども。
連絡来ず。 夜の12時ちょい前頃にもう一度電話してみたんですが、7コールした時点で電話に出ないので、寝ているのを起こしたりしたらかわいそうってことであきらめまして。
で、今日。 約束の日の前日ですよ。 おまけにおそらく今日の夕方あたりから、ナナは夜勤に入ってしまいます。 そうなるともう、翌日病院から出るまで、ナナとは連絡がとれなくなります。
あー。もー。(´д`) なんか自分がしつこくてちまちました人間みたいでイヤになりますけど、てか、実際そうなんですけど、 でもしょーがない、また電話してみることに。 もし明日、本当に行くようでしたら、日中の仕事タイムに数時間出かけることになりますからね、 なっちゃんへの仕事の段取りとか、決めねばなりませんし。
午後1時半。 この時間ならつかまるかしら・・・と思いながら、ナナの携帯に電話。
・・・出ない・・・orz
もしかしたら、なんか急に忙しくなってしまったりしているのかなぁ。 子どもに何かあったのかなぁ。 それともそれとも
ナナワタがバレてて、いつの間にか絶交されてたりして! <いつも最後はこれでビビるワタシ
さてどうしようかしら。
実は、ワタシがしつこく明日の時間・・・というか、ホントのところ、行けるのか行けないのか、ってことも気になっていたんですが・・・を気にしているのには、仕事の段取り云々以外にも理由があったのでした。 それはなにかと言いますと。
ワタシ、すっかりビビっていたのです。 や、ナナワタバレじゃなくて。それも年中ビビってますが。そうでなくて。
ラブホに行くことに、ビビっていたのです。 それも、ナナとラブホに行く、ということにビビっていたのです。 これ、ワタシによくある、しょーもないパターンですが。
たとえば。
「ナース服着てよー」と駄々をこね、実際着てもらったら、もうビビっちゃってビビっちゃって、とか。 「卒業式参加させてよー」と駄々をこね、実際参加してみたら、もうビビっちゃってビビっちゃって、とか。 「ワタシのこと好きになってよー」と駄々をこね、「あたしがじょりぃを好きになってしまったら、あたしたちどうなるの?」とナナに言われたくらいで、もうビビっちゃってビビっちゃって、とか。
という、期待していた局面が現実になるとビビる、という悪いクセが、またもやワタシを襲っているわけです。
で、今回いったい何にビビっているのかハッキリとはわからないんですが。
ラブホという環境に身を置いたことにより「ナナを襲っちゃったらどうしよう!」とか「ナナがその気になっちゃったらどうしよう!」とか、そういうビビりは
残念ながらちぃっともないんですが ァ'`,、('∀`)
やー、正直に言うと、妄想上ではですね、そんなのもアリかな!とかぽわぽわ考えたりするわけですが、ワタシのビビり癖やナナの態度を考えてみれば、まあこれはないだろうということはワタシにもわかるわけです。
では何にビビっているのかをじっくり考えてみますと。
●ナナとラブホに行く、という、それだけのことなのに、なんかもう恥ずかしくて悶絶中。 チェックインのシーンとか、部屋に入ってすぐのところとか想像すると、恥ずかしくて不整脈まで発動しそう。なほど、ビビる。
●フロントのお姉さんとかおばさんとかが、知り合いだったらどうしよう! とビビる。
●おまけにその知り合いが、高校のときの同級生だったりしたら「ああやっぱりね」って思われそうで困る! やらしーことしないし、そういう関係じゃないのに、ナナに悪いー、とビビる。
●ナナがホントにナース服着てくれたとして、その後ワタシ、どしたらいいの? と想像すると、ビビる。
●その他もろもろ、上記よりもっとくだらなくてしょーもないことを想像しては、ビビる。
とまあ、こんな具合でしてね。 ビビり続けていたら、「もういっそ、行かなくていいかも・・・ナナが一緒に行ってくれるって思ってくれただけで、ワタシ満足なの・・・」てな弱気にとらわれましてですね。 いっそナナが「忙しいから今回パス」と、いつもの気まぐれキャンセルを発動してくれないかしら!とかですね、責任転嫁もはなはだしい歪んだ期待をもって、ナナに「明日どうすんの?」と確認したがっている自分が存在しているんですよ。 なんかもう、自分がなさけないですわ・・・(´ω`)
そんな具合にビビりつつも、行くにしても行かないにしても、ナナに「どうすんの?」と聞かねばならないリミットが近づいてきてるわけでして。 そして、携帯がダメならイエ電にかけてみればいいんじゃんね(・∀・)と気づくじょりぃ。 ちょっと遅かった。これに気づくのが。 で、かけてみました。
「はい、もしもし?」
ナナにそっっっっっくりな声と話し方ですが、これはおそらく末子ちゃんでしょう。 中学生になったら、上の姉ちゃんふたりよりもずっとナナに声が似てましてね! そのうち区別がつかなくなりそうです。
「あ、じょりぃです」 とワタシ。 「あー、じょりぃちゃーん」 「末子ちゃんかな?」 「そうだよ。ふふふ」 「ふふふ。 あの、ママって今、家にいる?」 「いるよ。 ちょっと待って」 「あ!待って!」 「何?」 「寝てるなら起こさないでいいよ」 「寝てないよ(笑) 待って」
ママー、じょりぃちゃんだよー、 という声を電話の向こうに小さく聞きながら、ナナを待つワタシ。 ああ、どうか、不機嫌ではありませんように!
「もしもし? あ、ごめん。なんかメールもらってたみたいね」 「あ、うん」
よかった。 不機嫌ではなさそうです。
「あ。 電話も何回かもらってた?」 今携帯見てるみたいです、ナナ。 「うん。しちゃった」 「ごめんね。 携帯、末子がずっと持ってるんだよ」 「そうなのか。 あの、明日なんだけどさ」 「あーー・・・・・」
何その、あーー・・・・ って。 もしかして、都合悪くなった? いいよいいよ? 無理しなくて全然いいから! なぜならワタシ、行かなくてもいいかもって思うほどビビっているんだよ!あはははははははは!
「都合悪くなっちゃった?」とワタシ。 「うーーん・・・・」 「体調が悪いとか?」 だとしたら心配ですからね。 「いや、体調は大丈夫。 なんですけどー」 「うん」 「あたし、すっかり忘れていたんですけど、明日って始業式だったんだよね」 「あはははははは」 「あはははははは」 「じゃあ無理だね」 「ごめーん」 「いやいや。 どうする? 日を改める?」
一応ね、聞いてみました。 行くとなるとビビりまくるんですが、行けないとなるとなんか残念な気がしちゃって、「違う日に行こうよ」めいた気分になるあまのじゃくじょりぃ。
「うん。 あたし、●日と○日、休み」 「休みなのか!」
だったら夜勤明けとか言わず、最初からその日がよかったじゃんかー。 て、急遽休みになったのかな。
「どっちかなら行けそうなの?」とワタシ。 「うん」 「どっちがいい?」 「どっちでもいいんだけどな・・・じょりぃはどっちがいい?」 「ワタシはあなたに合わせるよ。どっちでも大丈夫だよ」 「じゃあ●日」 「わかった」
ものすごく近いうちに仕切直しになりました。 この短期間では、ワタシのビビりは解消されなそうな予感・・・。
とビビりつつも、時間を確認しておかないとね!
「何時に迎えに行けばいい?」 「そうだね・・・じゃ、8時半」 「え?」
8時半? 夜行くの? 夜は混むから外そうって言ってたよね? てことは
「8時半て、朝の?」 「そう」 「はやっ!」
ラブホ行くのに、朝の8時半に迎えに来いって、普通なんですかねこれって。 あ、すいてる時間を狙おうってことなのかな。 それにしても早ぇぇぇえぇ。 てことは、ワタシ、8時に家を出るのか!ラブホに行くために!
「早すぎる? 起きられない?」 とナナ。 「いや、それは大丈夫。 思ったより早かったからビックリしただけ(笑)」 「じゃあ、そういうことで」
と電話を切ることになったんですが、でもでも、ちょっと待って!
「あ、ちょっと待って!」とワタシ。 「なに?」 「あの・・・なんか、 大丈夫かな?」 もじもじもじもじ 「何が?」 「あー・・・なんかすごく不安なんだよね・・・ ・・・なんか、すごい緊張しちゃっててさワタシ・・・」
ビビるという言葉を使わずに、不安、緊張という表現をしてみたものの、ものすごく唐突な告白をするワタシ。 それにだいたい、この話し方では、いったい何が不安で、何について緊張しているのか、さっぱりわかりません。 当然ナナもわからないと思うので、「不安とか緊張って、何について?」とかな答が返ってくるかと思っていたんですが、
ナナの答は
「大丈夫だよ(笑)」
って、おまえ、何が大丈夫なんだよ! ワタシが何にビビってんのか、わかってんのーーーーー? ワタシにもよくわかってないっつーのに!
「・・・大丈夫かな?」と、もう一度もじもじとワタシ。 「大丈夫だよ」 やさしく言い切るナナたん。
そうか。 大丈夫なのか。
ナナがどこまでわかって言ってくれてるのかはさっぱりわかりませんが、でもなんかすごく安心した! なんか心強くなった! ワタシ、ナナ姐さんについていくから!
てことで、ナナ。 チェックインとかそういうの、あなたに任せていいってことだよね? ああ、安心した、安心した。 と、ビビりながらも安心ぶって、当日は平気な顔して颯爽とラブホに乗り込みたいと思います。 まず無理でしょうけど。 やだなぁ。変な汗びっしょりかくんだろうなぁ。挙動不審になるんだろうなぁ。 カッコ悪いなぁワタシ。
|