ナナとワタシ
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2009年11月04日(水) それはいやだ

やっっっっっとナナに会えたんですから。
しばらくはこのデエトネタを引っ張ろうと思います。

前回のナナワタで、ナナがメニュー選びに時間をかけやがった話を書きましたが。
その間もただ黙ーーーって時間を過ごしていたわけでは、当然なく。
ちょこちょこと会話をしていたのですが。
でも基本的にはワタシ、放っておかれていた気がしますが。
でもまあ、その、たまに交わされる会話の中で、食事についての話題が出ましてね。

食事といえば。
ワタシは今、おさんどんブームのまっただ中ですよ。
「不可能であろう」と言われていた、予算内でのやりくりも、残高残してクリア、という快挙も成し遂げましたし!
我が家の生活費って、「これでやりくりするのは無理だろうね」という設定になっているんですよ。何か間違えてる。
でも結局やりくりできたので、節約すれば何とかなるということですよね。
しかしこれが毎月というのは、なんだかビンボくさいなぁ。

話がずれました。

ナナの将来の夢物語は「女だけで気楽に過ごせるホームを作る」ということでありましてですね。
生活費分だけ徴収して、あとはみんな、家事を分担して暮らすんだそうですよ。
その話をしているときに「じょりぃは家事ができるようにならなきゃ入れてあげないよ」とか言われていたわけですよ。
「お料理までは言わないけどー。お風呂掃除とトイレ掃除ができるようになれば、まあいいだろう」なんて具合に。
なもんですからね。せっかく食事の話が出たことですし。
「ワタシ今、おさんどんしてるよ!」ってことをアピールして、ナナの妄想する老女ホームへですね、入居する資格を得たことを知らせるチャンスなわけですよ。

でもですね。
料理するようになったといったって、たいしたことができるわけでは、当然、ない。
ほんっっっとにつまんないもんしか作れない。
きょんに「また野菜炒めでしょ?」って言われるくらい、野菜炒めばっかり作ってますし。
ですから、まあ、ちょっと小さい声になっちゃったわけですよ。「今ワタシ、毎日ごはん作ってるんだよ(*・∀・)」っていうのが。
そうしましたらですね、聞こえているのか聞こえていなかったのかわからないんですが

無視されました。

もうワタシ、こんな→(´・ω・`)

こんな(´・ω・`)心持ちなんですが、しかし「聞いてた?今のー」とか言う思い切りの良さがないわけですよ。

で、「今ワタシ、毎日ごはん作ってるんだよ(*・∀・)」という言葉が、居心地悪そうにふわふわぶらぶら浮かんだまま、もじもじもごもごしながら、その言葉が霧散してくれるのを待っていたんですよ。

そんなこんなでナナのメニューも決まり、注文を済ませ、近況なんかを話してましたら

「そういえば、ごはん作ってるって言った?」とナナ。


聞こえてるんじゃねえか!ヽ(`Д´)ノ


というささやかな怒りとは裏腹に

「あー、・・・うん。えへへ(*・∀・)モジモジ」 気持ち悪い返答に。たかがごはん作ってるだけでこのもじもじ具合。
「えらいじゃん。どしたの? 何か異変?」 異変て。
「あいや。 きょんが転職したばっかりで、大変かなとか思って」
「えらいじゃーん」
「えへへ(*´∀`*)」
「で?」
「へ?」
「今日は何作ってきたの?」

こ、これは恥ずかしい!

「あー・・・いいよぅ。それは」 もごもご
「なんで」
「たいしたもん作れないし」 <だんだん声が小さくなります
「(笑)」


また他の話になり。
あはははは、と笑ったあとで

「で、今日は何作ってきたの?(・∀・)」 なぜ聞くのだ。

そりゃ、今までナナには「料理を自分の皿に取ることもできないじょりぃ」と思われてましたからね。
ていうか、その通りでしたからね。
興味があるのでございましょう。

「その話はいいよぅ」
「何恥ずかしがってるんだよ(笑)」
「恥ずかしいんだよぅ」
「教えてよ」
「いいよーぅ」

ナナ、きゃはははと笑ったあと、

「野菜炒めとか?」
「なぜわかる Σ(゚Д゚;)」
「(笑)いいじゃん、野菜炒め」
「うん」 もじもじ
「具は何? キャベツだけとか?(笑)」
「あー、今日はキャベツとピーマンとにんじんときのこ」
「立派じゃん」
「(*´∀`*)いいよーぅ」 <気持ち悪い

「買い物とかもじょりぃがしてるの?」
「うん」
「えらいじゃーーん」
「うん」
「買い物嫌いって言ってたよね?」
「うん」
「あれとこれ作るから、これとこれ買ってー、とかしてるわけ?(・∀・)」 ナナ、すごく楽しそうなのはなぜなのだ
「うーーん・・・賞味期限のあるものは3〜4日分くらいのスパンで考えて、あとは野菜を適当に」
「毎日献立悩まない?」
「それはけっこう楽しいんだ。冷蔵庫見て、今日はこれがあるから、あれとこれとこれ作るかな、みたいな。適当なのだ」
「あるもので作る、ってやつ?」
「うん」
「すごいじゃん。 たいしたもんだ」
「そうかなぁ(*´∀`*)」<褒めてもらえてうれしくてうれしくてしかたないじょりぃ

「でもさ、きょんさんは何でも文句言わずに食べてくれそうだからいいよね」とナナ。
「うん。それはすごくある」
「納豆とごはんだけ、とかでもいい人なんでしょ?」
「うん。でもそれはワタシがイヤなので、最低でもおかず3品は作ってるよ」
「マジ?! それってえらいよじょりぃ」
「えへへ。ふふふ」 <褒めてもらえて本当にうれしくてしかたないじょりぃ

「へーえ。大人になったじゃん(笑)」とナナ。
「うん」
「今度あたしにも何か作ってよ」
「それは、ない」

きっぱり。

「なんでーーー?」
「それはいやだ」
「だからなんでだよ」
「とにかくいやだ」


今までさんざん、ナナの手料理をごちそうになっておきながらのこの態度。
我ながらあんまりです。
でもだって
ナナに料理作ってさしあげるのなんて、恥ずかしすぎてワタシ死ねます。
しかもあの人、絶対うるさいもーーーーん・゜・(ノД`)・゜・。


でもナナ。
ありあわせ適当メニューだけでなく、
なんかこう、舌を噛みそうな立派な名前のついた料理がおいしくできるようになったら、
そのときは


「こんなの作れたんだよ!(・∀・)」

って



自慢だけすることに、やっぱりなりそうで、スマン。



いや、いつかはごちそうしたいです。
でもなんだかお互いとてつもなく恥ずかしそうなんだよなー。
って、ナナは気にせず、ふっつーに食べるのかなぁ。
それならいいんだけどなぁ。


まあしかし、先の長い話なので。
今はありあわせ適当料理づくりを精進したいと思います。





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