ナナとワタシ
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ワタシからナナに電話をしたりメールをしたりということって、ほとんどありません。 用事があるときはしますが。 ナナは用事がなくても、たまに連絡をくれます。 お互いその方が気持ちがラクみたいです。 とワタシは思っているのですが、実際のところナナがどう思っているのかはわかりません。 たぶんなんとも思ってないと思いますが。
先日、用事ができたので、ワタシからナナに電話することになりました。 どんな用事かといいますと、こんななりゆきです。
「ナナは、『看護学概論』みたいなテキストは持っているだろうか?」と、きょんがワタシにたずねましてね。 「持ってるんじゃないのかな?」 「それ、借りられないかなぁ」
きょんが割と信頼を置いているナントカさんという、動物看護業界ではちょっと名の知れている人が、人間の看護師を長年やってから動物看護にうつってきたらしくてですね。 その人が言うには「動物看護士も、人間看護の基本的な部分は学んでおくべきだ」ということらしいのですよ。 なもんで、ナナのテキスト借りて、ちょっと勉強してみたい、と。
テキストを借りることになれば、当然ナナに会えるということになりますので。 ワタシはもう、ふたつ返事で橋渡しの全面的な協力を約束しましたですよ。
「でも、ナナもまだ高看で勉強中だから、もしかしたら借りられないかも」と言いましたら 「無理なら全然いいの。自分で買うから。でももし借りられるとうれしいなーと思って。ナナの書き込みとかも見てみたいし」と。 それはワタシも見てみたい(・∀・)
で、はりきったじょりぃは、その日の夕方にナナに電話しましたですよ。 いまだにナナに電話するの、緊張ガクブルな愛らしいじょりぃですが、 今回はワタシの用事でなくてきょんの用事だし、いつもよりリラックスして電話できそうな気がするですよ。
ぷるるるーー ぷるるるーー ぷるるるーー ぴ
「もしもし? どしたの?」とナナ。 「あ、こんちは」 「(笑)こんちは」
はははは。 へへへへへ。
と、お互い気持ち悪く笑ったあとに。
しーーーーん。
ちょっとちょっとじょりぃはん! スタートからへらへらしたままつまずいてどうするのよ! しゃきっとさりげなく、スマートに堂々とお話しなさい! てかホントに成長しないわーワタシ。
「あ、あの、看護学の、概要とか、概略みたいな、テキストって、持ってる?」
「、」が多すぎます。
「あん? 看護理論みたいのでいいの?」 「理論・・・? あー、よくわかんない」 「わかんないのか(笑)」 「あの、きょんが、貸してほしいって、言ってるんだ、あの、無理なら全然断ってくれていいんだけど、借りられれば借りたいけど、でもあの、無理しなくて、いいんだけど」
リラックスは、スマートは、どこにいった。
「ああ、それは別に構わないよ」 「あの、使わないような、テキストでいいんだけど。あ、使わないテキストなんか、ないか!ははは!」 「何言ってるかよくわからないけど、どんなテキストが必要なのか、落ち着いて教えてくれない?」 「あの、看護学の、概論、みたいなの」 「概論・・・歴史とかもあるようなのでいいの?」 「歴史・・・はわからないけど、ええと、あの、基礎の基礎!ってか、入門編!みたいな、そゆやつ」 「ああ、わかったわかった(笑) 貸せるよ。あたしもう使わないし」
はふーーーーー。 まずは第一関門突破ですよ。
「じゃ、受け渡し、どうしようか。 てか、そっちに取りに行くけど、いつならいい?」とワタシ。 「いつでもいいよ。夜ならたいてい家にいるし」 「わかった」 「で、前もって日時を決めないで、『これから行くけどいい?』って感じで来てくれるほうがあたしは動きやすい」 「わかった」 「来る前に電話ちょうだい?」 「わかった」 「あ、今日来ても、テキスト持ち帰ってないから」 「わかった」 「じゃ、来られるときにおいでよ」 「わかった」
ワタシのあいづち語彙、少なすぎます。
で。 取りに行かなきゃー、と思いつつ、ワタシが夜出掛けられるチャンスがなかなかなくて(飲んでしまうから・・・)、時間が過ぎていきまして。 相手はナナだから、ワタシが取りに行かなくても気にしないだろ(´∀`) と思っていたんですよ。 もしかしたら、まだテキスト、学校かもしれないし。ァ'`,、('∀`)
と、たかをくくっておりましたら、あっという間に10日ほど時が過ぎましてね。 ナナからメールが。
看護学概論、いつ取りに来るの?
ワタシもえらくなったもんですよ。 ナナから催促というか心配というかちゃんとしろよボケみたいなメールが来てしまいました。
取りに行きたい。会いに行きたい。顔が見たい。声が聞きたい。できれば触ったり触られたりしたい。さらにできれば(キリがないので終了) けどなんか、ためらうワタシの乙女心・・・(飲んじゃってるだけなんだけど・・・) てか、約束なしで来い!って言われてるもんですから、そうするとあらかじめ「今日は飲まない(´∀`)」って予定することができないじゃないですか。 てのは実は言い訳でして、ワタシの中に「どうせなら少しくらい話がしたいし・・・(´・ω・`)」という欲があるからなかなか連絡できずにいたのであります。 「今日行っていい?」「いいよ」「(・∀・)ヤタ!」 てな流れでナナんちに行って、玄関先で「はいこれ。じゃあね」で終わりになるのがイヤで。 でもこちらの用事は「テキスト貸して」ってだけなので、こうなる可能性も十分あるじゃないですか。 できればナナの時間に余裕があるときに取りに行きたい。 でもそれが「今日の今日」のアポだと、上記の流れになる可能性が高い気がして、もったいなくてもじもじしていたのでした。10日も。 だって滅多に会えないんだもーーーーーーん(´Д⊂)
で、その日は「ごめん。ワタシが夜なかなか出掛けられなくてー」かなんか返事しまして。 「きょんさんは大丈夫なの?」「平気」なんてやりとりして、あとお互いの近況報告をして、じゃあ来るとき連絡してね、で終わったんですが。
いつまでもナナときょんを待たせているわけにもいきませんからねえ。 ということで、その一週間後くらいに、えいや!と勇気を出してナナにメール。
夕飯食べ終わったら行ってもいい?
いいけど、あたし体調悪くてもう寝ます。 長女と次女に話しておくから、受け取ってください。 (ごていねいに長女ちゃんと次女ちゃんの携帯番号まで) ごめんね。感じ悪くて。 明日朝早く起きないといけないので・・・。 気にしないでね(´∀`)
ががーーーーーーーーん(°д°)
玄関先ですら会えないという、最悪の事態に。 てか、「気にしないでね」ってどういう意味だろう。ワタシのいじけ予防でしょうか。 そっちこそそんなこと気にすんなっつーの。(と言う資格がないほどワタシに前科があるわけですが)
さてどうしよう。 せっかく段取りつけてくれたから、取りに行かねば悪いのだろうか。 でもなぁ。 やっと会えると思ったのに・・。 できれば会って、少しくらい話して、そのついでにテキストをお借りしたい。
とはなんだか言えないので、理屈でもって「今日は行かない」と返信。
あ、ならまた後でにさせてもらうよ。 時間ハッキリしなくて子どもたちにも悪いし、きょんも急いでいるわけではないから。 そろそろ取りに行かないと悪いかなぁと思ったもんで。 体調悪いのに段取りしてもらって悪かったんだけど、また余裕のあるときに連絡させてもらいます。 ってことにしてもいいかな? なんか悪いね。 お大事にしてください。
「会えないんじゃつまんないから行くのやめる」の一行で済むものが、この理屈っぽさ。(実はもっと長い)
で、「ちぇー」なんて思っておりましたら、ナナからメール。
うん。 その方がいいや。 ちょっとゆっくり話もしたいしさ。
じゃあまたあとでね。
(*・∀・*)
ナナもゆっくり話がしたかったんですって! なんだなんだ。 ならもっとコンタクト取りやすかったし、17日間も悶々としなくて済んだのに! てか、ワタシも最初から「どうせなら少しお茶でもしようよ」って言えばよかったんですよね。 でも言えない。ナナには言えない。それがワ☆タ☆シ☆ <意味なくかわいこぶってみました
どうもありがとう。 うん、ワタシもちょっとでもいいから話したいや。 快眠して元気になってください。 おやすみー。
やっと言えた。 やっと「話したい」って言えた。ワタシ「も」という卑怯なアレだけど、とにかく言えた。 うれしいな、うれしいな。 これでもう、ヘンに遠慮しないで「今夜どう?」って打診できるーーー。
・・・と思ったはずなのに、なんだかワタシが忙しくなってしまって、次の打診ができたのがそれから9日後の今日 ァ'`,、('∀`) 最初に「貸して」って言ってから、3週間が経過しております。 でも今日はもう、忙しさの山をひとつ越え、ワタシには時間があります。 ナナが大丈夫なら、指定してもらった時間、いっくらでも使えるんだぜ?
今日、取りに行っても大丈夫?
今日はレポートがあって余裕がないので、渡すだけになっちゃうけどそれでもよければ。
よくねえよ。
じゃあまた今度にします。
いつになったらテキスト借りられるんだろう。 とりあえず、ごめん、きょん。
てか、「ごめん、今日も流れた」ときょんに報告しましたら
「いつでもいいけど、テキスト借りに行くのに、テキスト借りて来るの忘れて帰ってくる、とかないようにしてね」とお返事が。
うん。 実はワタシも、それ、心配してたんだ( ^ ∀ ^ )何しに行くのやらとな
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