ナナとワタシ
ナナとワタシ
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2009年06月24日(水) なぜ揺れる

ええと、ワタシ、どこかで書いたかもしれないんですが。
「どういう行為をすると、子どもができるのか」ということをワタシに初めて教えてくれたのは、ナナでした。中1。たぶん夏。
しかし、具体的なことはわからなかったんですよ。
なんか、「アレ」という言葉ばかりがナナの口から乱舞していたような。
でもまあ、なんとなくはわかったわけです。
コバルト文庫の「青いなんとか(失念)」って本も貸してくれましたし。(当時は衝撃的なエッチ本でした)

なんとなくはわかったわけですがー。

当時って、今みたく、情報がなかったのでありますよ。
唯一のビジュアルエロ情報であるところのエロ本なんかは自販機で買うのが普通。
ワタシのような一般清純女子中学生が手に入れられるものでは到底ありません。
ワタシはお兄ちゃんがいたわけでもありませんし、仲の良かった従兄弟は年頃になったらワタシと口きいてくれなくなったし、父も家庭にエロなものを持ち込む人ではなかったので、中1当時のワタシには、ナナから教えてもらう情報と「青いなんとか」の文字だけの中途半端な情報(今読めばエロくないんだろうなぁ)だけがすべて。
ビジュアル的な情報がなんもないわけですから、その様子を想像しようにも、なんか全然わからない。
テレビ映画でそういうシーンはあったのかもしれませんが、我が家のチャンネル権は当時親にありまして、しかもテレビってあまり見なかったので、セックスというものを脳内でビジュアル化できる材料がホントになかったのであります。
純朴な中学1年生じょりぃ。初潮早く来い。てな感じ。

そして中1の冬。もう初潮も来ました。
ある席替えで、ワタシはU君という男の子の隣の席になりましてね。
このU君、体がタテにもヨコにもとっても大きくて、不良で、ちょっとコワイ感じ。
ワタシは当時優等生っぽかったので、「えー、Uと隣ー?やだー(´д`)」なんて思っていたのです。
Uもワタシのこと嫌いだろうな・・・なんかコワイな・・・憂鬱だな・・・と。

で、ある自習時間に「じょりぃ(ホントは苗字)」とU君に呼ばれ。

「なに?」
「おまえさー、セックスってどうやるか知ってる?」

唐突です。

「知らない」
「じゃ、どうすれば子どもができるかは知ってる?」
「知ってる」

よく知らないけど、見栄を張って堂々と答えるじょりぃ。

「ホントに知ってるのかよー」
「・・・・・」
「エロ本見たことある?」
「ないよ。 Uはあるの?」
「オレいっぱい持ってる」
「うそ!どうやって手に入れるの?」
「夜中に自販機で」

まあ、彼なら買えるでしょう。
中1なのに、服を選べば立派に成人に見える体つきでしたし。

「ふーん・・・」
「見てみたくねえ? エロ本」

見たい。
とっても見てみたい。

けどワタシ、まだ13歳。それも昔の13歳。
見たいなんて、言えません。

「んー? よくわかんない」

まだ幼かったのに加えてですね。
当時は「性に興味がある」なんつーことを、普通の女子が男子に悟られてはいけない時代だったのですよ!
でも見てみたい! 見せろ!U!

「見せてやってもいいよ?見る?」
「じゃあ見てみようかな」 しょうがないしかたなく、めいて返事するじょりぃ。
「じょりぃがエロ本見てるところをオレが見ててもいいなら見せてやる」

今思うと、Uは早熟の変態だったんですが。明らかに。
当時のワタシにはそのへんピンと来なくてですね。

「別にいいよ?」 とか、答えましてね。

「見たってどうせなんだかわからないだろうから、本見ながら、オレがいろいろ説明してやるから」
「ふーん。ありがと」 ありがとじゃねえよよく考えろボケ。

「学校にエロ本もってこれないから、オレんちに見にくることになるけど?」
「えー。それは困るよー」

何が困るかというと、部活休めないしーというとんまな理由。
しかしUもホントに何を考えていたんだろう・・・。

「体位ってわかる?」
「わかんない」
「普通はさ、女が仰向けに寝て、男がこうやって・・・」

絵まで描いて説明してくれるU。
でもほら、やっぱりよくわかんないんですよ、知らないから。絵はヘッタクソですし。
だから「ヤダやらしーやめてよね」とかも、思わなくてですね。
でも、なんかUの目がぎらぎらしてるのはわかった。それはなんだか怖かった。
今思えば、Uはワタシに話しながらきっと(以下じょり倫に引っかかるので自粛

まあそのあと、これも今思えば後背位であろうという講義も受けたんですが、なんかこれはわからないながらも「いやらしそう」と思った記憶があります。
で、いつもなら「喋ってないでちゃんと自習しなよ」とか優等生ぶるじょりぃなんですが、とにかくまだ「エロ本見せる」という確約を得ていないので、Uが話すことをおとなしく聞いておりました。
「いいから黙って、とっとと貸せ」とはとても言えませんから。
「ワタシは見たくないー見たくないのにーUが無理矢理見せるからー」、という図式にもっていかねばいけないんですよ!
いわゆるひとつの、いやよいやよも好きのうち。
ということで、引き続きUの話を、自習しながら聞くじょりぃ。
腰使ってどうのとか言ってますが、やっぱりわからない。

「おまえ、ホントに知らねーんだな」 とU。
「何を?」
「やり方」

知ってるわけねーだろ!

「ま●こにち●こ入れるってのはわかってるよな?」

Uが顔と巨体を近づけてこれを言った瞬間、ワタシ目が覚めました。
てか、本気でビックリしちゃっただけなんですが。
そのダイレクトな言葉と、Uの顔に。

「もういいや、その話」
「エロ本見なくていいのか?」
「いい。見たくないもん」


もうワタシ、なんだかUが怖くてですね。たかがこれくらいのことで。
中学卒業するまで、ずっと怖くて近寄れませんでした。犯されそうで。


とまあ、ここまでが前フリなんですが。 なげー。
本題に行く前に書いてる本人が眠くなってきてしまいましたよ!

時は流れ、中2の初夏だったかな?5月頃? ちょっとハッキリしませんが。
どういう流れか忘れましたが、部活のみんな(10人くらいいたかしら)が、夜、ワタシの家で集っていたのです。
すべての子の親も了承済みで、あれはなんだったんだろうー、とにかく集まって遊んでおりました。
で、7時半か8時か、よく覚えていないんですが、みんなで近くの大きな公園まで遊びに行ったのです。
その中に、ナナもおりました。
適当に散歩というかフラフラと皆で公園まで歩いていたんですが、ナナは

「夜、あの公園といえば、カーセックスしてる車が見つけられるはず(・∀・)」

とか言い出しましてね。

カーセックス。
初めて聞く言葉ですが、きっと読んで字のごとくなんだろな、と思うじょりぃ。
まさか車同士のセックスではあるまい。

で、ナナと数人は「絶対見つける!」とか言いやがっております。

今なら「アホか。何その楽しそうな話。とりあえずまぜろ」と思いますが、当時のワタシの感想は

「やっぱりナナってすごーい(*・∀・*)」

でございましてた。
なんでも知ってるワタシのナナ、てなもんです。

で、数人ずつ固まって適当に歩いていたのですが、しばらくしてナナがぱたぱた走ってきて、声をひそめつつワタシに言いました。

「カーセックス見つけた。たぶんそう」 とな。

やっぱりナナってすごーい(*・∀・*)

と思いましたが、当時のワタシは相当なおすましさん。

「うそだー(笑) 車の中見たの?」 と、冷静なフリをしてお答えし。
「中は見てないよ。コワイもん。でも自信ある」
「なんで?」
「車が揺れてるから」

と聞いて、びっくり仰天なじょりぃですよ!
車が揺れるって何?! どーゆーこと?!

という思いとともに、Uがエロエロぎらぎらと話してくれた一連の話を思いだして照合してみるんですが。


なんで、くるまがゆれるのか、わかんない・・・・(°▽°;)


ここで、Uの話が頭を駆けめぐるわけですよ。
ま●こにち●こで車が揺れるのだろうか。
腰がどうとか言ってたけど・・・・車の揺れとの関連がわからん。
絵に描いてくれたことも・・・車の揺れ?

今現在のワタシがタイムトリップできれば、そのじょりぃの肩にやさしく手をかけ

「ギシギシアンアンしてるからだよ (´・ω・`)\(´∀`)ソノウチワカル」

と教えてあげられるのですが。残念です。



「なんで車が揺れるの?」

と、ナナに聞きたい。激しく聞きたい。
けど、なんかナナ、忙しそうで聞ける雰囲気じゃないし・・・。

とにかく、その車を見に行けばいいのだ!


「どの車?」とワタシ。
「見に行く?(・ ∀・ )」
「うん」
「キケンだよ?」

急に大人ぶるナナ。

「遠くからでも見てみたいなー」
「あたしももいっかい見たい。てか、中も確認したい」
「危なくない?」

ホントは自分はもっと見たいくせに、急に大人ぶるワタシ。

そうこうしてるうちに数人集まってきて、どうするどうする?見に行っちゃう?とざわつきはじめまして。
でも怖いー。でも見たいー。
なんてやっておりましたら、ブチョーに気づかれまして

「しょーもないこと言ってないで。もう帰るよ!」と、正しいリーダーシップ。

ぞろぞろと帰路につくメンバーたち。
しばらく歩いて気づきました。

ナナがいない。

と思ったら、2〜3人と一緒に走って追いつきました。

「どしたの? 大丈夫?」 みたいなことをたぶん聞きましたワタシ。
「うん。へへ。見に行ってきちゃった」
「さっきの車?」 <カーセックル という言葉を口にできないじょりぃ
「うん」


なにーーーーーーーーーー????!!!!


ひどい!ずるい!
ワタシだってすごくすごく見たかったのに!
どうしてワタシにも声かけてくれないんだよ!

と、けっこう心の底から地団駄踏んだのですが、ワタシったらホントにおすましさんだったので

「危ないなあ」なんて言った後に
「で・・・見られたの?」と。 すましててもたぶんギラギラしてた。

「それがさー、怖くて近寄れなかったんだー(´_`)」
「全然見えなかったの?」 <もう真剣
「スモーク貼ってあってさ。ダメ」
「そうかー」

「車揺れてなかったよ。ナナの見間違いだよ」と友人A。
「そんなことばっか考えてるから揺れて見えたんじゃないの?ニヤニヤ」と友人B。

「揺れてたんだってばーーー!(笑)」


ねえ!みんな!
ちょっと!ワタシに気づいて!ワタシのこの気持ちに気づいて!
なんで揺れるのか、とりあえずそこんとこだけでもいいから、誰かワタシに教えてーーー!


と言えない、気取り屋のワタシ・・・・orz


数年前、ナナにこの話をしたら、案の定全然覚えておりませんでした。
「なんかもう、そういう過去、いらねーーーー(笑)」だそうです。


ところで、どうして車が揺れるのか、ホントはワタシいまだにわかりません(・∀・)ギシギシアンアンて、なあに?
誰か教えてくださいじっくりこってり丁寧に。





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