ナナとワタシ
ナナとワタシ
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2009年04月26日(日) 長くなるほど短いほど

朝。
頼まれたものを渡すために、ナナの家へ。
ピンポーンを押すと、めずらしくナナが出てきまして。

「ちょちょちょちょ、こっちこっち」

と、ワタシを裏の空き地へ連れ出しましてね。

「なに、どしたの?」とワタシ。
「今家に入ると、子どもたちにつかまるよ?」
「うん」 いつものことではないか。
「せっかくだから、ふたりでゆっくり話そ」 にこっ とナナ。

なにそのうれしいお誘い。
夢のようだーーー。

空き地の材木が積んである上に座って、お互いに「忙しいの?」「あいかわらずだよー」なんて聞き合ったりして。
「そこに公衆トイレがあるでしょ? あそこオバケ出るらしいよ(・∀・)」と、ナナに教えてもらったりして。
それにしてもあのトイレ古いねぇ。
かつての古ーい木造校舎についていたトイレを思い出すなぁ。

「確か、中学の旧校舎のトイレで、ひとつあんな感じのなかった?」とワタシ。
「あったあった! 中庭のでしょ?」
「あそこ、怖くなかった?」
「怖かったー。あたしはあそこ、使わなかったもん」
「ワタシは生理になったばかりの頃はさ、人の多いトイレだとなんだか恥ずかしかったもんだから、
 たまにわざわざあのトイレ使ったよー(´`*)」
「げー。 あんな、いつ戸が開いちゃうかわからないようなトイレの方がイヤじゃん(笑)」
「今考えるとそうだよね(笑)」

と、久しぶりにゆっくり話をしているというのに、話題はトイレ。ボロいトイレの話題ですよ。

10分ほど話したところで、末子ちゃんに発見された私たち。

「ママ、何してるの!」 怒ってます。
「ごめんごめん」 とナナ。

他の子どもたちもこちらにやってきまして。
そんなこんなしていたら、パパまで来ちゃった。

「ナナー、もう時間ないぞー」 と。

「時間?」とワタシ。
「うん。うち、これから1泊で旅行に行くとこ」 とナナ。

キミ、何をのんきにしているのだね!
そしてなんでこんなときに限って、ゆっくり話そうとするのかね!

いや、そんな慌ただしい状況でワタシと話そうとしてくれたのはとっても嬉しいんですが、
そういう事情を知っていれば、ワタシだってボロいトイレの話なんてせずに、もうちょっと大急ぎでラブビームとか送りたかったんですが!

「じょりぃちゃんも行く?( ^ ∀ ^ )」と、社交辞令とはいえ、ありがたいお誘いをしてくれるパパ。
「いえいえ! 家族旅行なんて久しぶりでしょうし、水入らずでゆっくりしてきてくださいー。
 ・・・ところで、あなた仕度済んでるの?」 とナナに。
「まだ」
「げ! ごめんごめん! 仕度してきて。ワタシもう帰るから」
「そっか、ごめん」
「いや、そんな」

子どもたちとパパをなぜか空き地に残し、一緒に家まで歩きながら

「明日の夜、バイトの後なら会って話せるよ」 とナナ。

気を使ってくれてるのかな。 
でもうれしーーーー(*´∀`*)
てか、旅行の後バイト行ってそのあとワタシに会うの? タフだねあなた。

「ホント? ならバイト終わる頃そっち行くよ(*´∀`*)
 でもあなた疲れてるだろうね。 どれくらい会えるだろう? 30分くらいなら平気?」

「そうだねえ。
 会ってる時間が長くなるほどあたしはフキゲンになり、短ければ短いほどやさしいと思う」


(°д°)


誘っておいてくれながらそのセリフって・・・。
ほ、ホントは会いたくないんだろうか・・・。

「だってきっと疲れてるもん。
 長ければさらに疲れるでしょ? じょりぃがどうこうでなく、疲れてくればフキゲンになりそうじゃん」とナナ。
「短ければやさしいの?」
「うん(笑)」

「じゃあ、5分。 会って」

「あはははははは、5分でいいの?(笑)」
「うん。 だって短ければ短いほどやさしいんでしょ?」
「そんなにやさしくされたいのか」
「だって、たまにしか会えないんだし、せっかくならフキゲンよりやさしくされたいよー」

とはいえ、どんな風にやさしくしてもらえるのだろうか。
それも5分で。
ぎゅっと抱きしめて頭をなでなでしてくれる、とかなら5分でもワタシは満足ですが。
ありっこないし ァ'`,、('∀`)

「でもバイト終わった時点で既にフキゲンだったらゴメン」 とナナ。ひどい。
「そしたらどうせだから30分に変更ということになります」
「さらにどんどんフキゲンになっていくと思うけど?(笑)」
「う・・・」



ぴぴぴ ぴぴぴ ぴぴぴ ぴぴぴ ぴぴぴ ぴぴぴ



目覚ましのアラームが鳴って目が覚めました。
ええ、すんません、上記は今朝方見た、ワタシの夢です。
考えてみればナナんちの裏に材木置き場とか空き地とかありませんしねえ。ましてや公衆トイレ(しかもボロ)なんて。
ナナのバイト先も知りませんし。
冒頭で「夢のようだーー」とか思っていたら、ホントにただの夢でした。
しかも途中から、リアルすぎて夢のない夢に。
どうせ夢なら、もっと甘くてエロい、夢のある夢がよかった。

まあでも、リアルすぎたおかげで、ナナに1回会えたような気分になれました。

ということで、夢ネタで失礼いたしました(´∀`)
どうせ夢ネタなら、一昨日見た「きょんとエッチしていたら知らない男に覗かれ、覗かれてるのがわかっていながら覗かれてるがゆえに興奮したので続行していたらそれを盗撮され、挙げ句にそれをネタにゆすられた」という夢のほうが、モニタの前のエロい人には楽しかったかもしれません。
でもほら、ワタシ、清純派で売ってるもんですから(・∀・)ネー



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