ナナとワタシ
ナナとワタシ
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2009年02月01日(日) 擁護ナシ

少し前のナナとの会話になりますが。
昨日、高校時代の卒業アルバムを見ていたら思い出したので書きます。

ワタシとナナは、中学は一緒でしたが高校は別でした。
なのになぜ、高校時代のアルバムを見ていてナナとの会話を思い出したのかと言いますと、ずっとナナの仲良しさんだった友実ちゃんという子が、ワタシと同じ高校だったからです。
(一度こちらでも名前が出てきておりますね、友実ちゃん)
で、友実ちゃんはとてもかわいい顔をしておりまして(特に鼻の下の溝)、ワタシは小・中・高校と「かわいいなー(*´∀`*)」と思っていたのであります。
でも、話をしたことはありません。
たぶん、かわいいから緊張して話しかけづらかったんだと思います。
それに加えて、なんとなく友実ちゃん、気軽にへらへらと話しかけられる雰囲気の子ではなかったんです。
ちょびっと気むずかしそうな。
でまあ、卒業アルバムを見るたびに、いつも友美ちゃんの顔も懐かしむじょりぃなもんですから、この日も「友実ちゃんかわいー(*´∀`*)」と思ったあとに、「そういえば」と、ナナとの話を思い出したと、そういうわけでありんす。


ここで「ナナとの会話」になりますが。

ある日電話でどーでもいーことを話していたワタシたち。
それまでの話の流れは忘れましたが、ナナがワタシにたずねてきました。

「じょりぃさ、友実ちゃんと同じ高校だったじゃん?」と。
「うん。あの子ってかわいい顔してるよね(*´∀`*)」とワタシ。
「かわいいよね。 友実ちゃんとは仲良くしなかったの?」
「うん。 なんか話しかけづらくて」 てへ。
「ああ、うん。そういう感じはあるかもね」
「あなた小学校の頃から仲良しだったでしょ」
「よく知ってるねー」
「うん。友実ちゃんてかわいいなーと思って、よく見てたもん」

正直なじょりぃ。

「そうなんだ(笑) 友実ちゃんてさ、あたしのこと大好きだったんだよねー」とナナ。

何その色っぽい話!
と、ひとりでレズづいて喜んだのですが、友実ちゃんの「大好き」は、あくまでも友情の域を越えないものでございました。ちっ。

「何自分で『あたしのこと大好き』とか言い切ってんの(笑)うぬぼれてるなぁ」とワタシ。
「だってホントにそうだったんだもん。
 あのね、あたしが他の子と仲良くしてると、ものすごい勢いで怒るの」
「へえ。 そんな風には見えないのにね」
「そうそう。割といつも冷静そうでしょ? それがさー、違うんだよー(´д`)
 あたしが違う子とおしゃべりしてる途中でも、怒って腕つかまれて連れて行かれちゃうこととか、何度もあってさ」
「うわ。 それは困るね」
「うん。困った。ものすごくヤキモチ妬きみたいでさ」

人は見かけによらないモンでございますねえ。

「友実ちゃんちって母子家庭でさ。で、お母さんは働いてるじゃない?
 だからさびしがり屋だったのかもだけど」とナナ。
「そういうのはあるかもね」
「うん。 あたしも家庭の事情とか関わってくると、なんかほら、やっぱ他人事に思えなくてさ。
 いつもなら『この子めんどくさい。もう一緒にいたくない』って思うとそれっきりにしちゃうんだけど、
 友実ちゃんの場合はそんなわけでそれがしづらくて」
「うん」
「それに、『それっきり』にしたくてもできないんだよ。 友実ちゃんはあたしを逃さないわけだ(笑)」
「またずいぶんと気に入られたもんだね」
「そうなんだよね。とにかく、自分があたしにとってのいちばんでないと気に入らなくてさ。あたしにはそれが負担でさー。
 あたしは常に、楽しければなんでもいいやみたいな感じだったから、友だちとかも誰でも良かったのよ。
 で、友実ちゃんはあたしのことが大好きなんだけど、あたしは友実ちゃんがちょっと負担だったのだ」
「なるほど」
「まあ、それも昔の話だけどね。今もたまに話すけど」
「今はそーゆー風に負担じゃないんでしょ?」
「全然(笑)」

「でね? 大人になって、じょりぃとこうやって話すようになったじゃん」
「うん(*´∀`*)」
「最初はあなた、おとなしかったじゃん」
「うん」

何の話をするつもりだろう・・・(°_°;)

「だけどだんだんグズグズ言い出したじゃん」 そう来たか。
「ハッキリ言うなぁ」
「だってそうだったんだもん(笑) で、あたしはちょっと怯えたのよ。
 じょりぃも友実ちゃんみたいな子なのかな。だとしたら超めんどくせーと」


がーーーーーーーーん Σ (゚Д゚;)


「ホントにハッキリ言うねあなた!」
「だってすぐ拗ねたしさー。いちばんでないと嫌がったじゃんじょりぃ」
「 (°▽°) 」 反論できず。
「まあでも、なぜかそれにつきあってしまったわけだがあたしも」 何よその後悔してるような口振り。
「そりゃそうさ。 ワタシは友実ちゃんとは違うもの」
「でもさ、根本的には違わないんじゃない?」
「いや、根本的な部分が違う」
「どういう風に?」
「友実ちゃんのは、友情いちばん獲得のための束縛だったわけじゃん?」
「うん」
「ワタシのは、ほら。 ラブじゃんね?」
「は?(笑)」
「好きの種類がもう、全然違うでしょ」
「まあ、確かに実際、どーゆーわけかそれを知ってからのほうが、その点については気が楽なのは確か」

なんというパラドックス。

自分の気持ちを知られてしまったら、ナナの負担になるのでは! と必死に隠していたあの頃の日々だったというのに。
実は恋ですラブですとわかってからの方が「なるほど。そういうわけか。ほっ」だったらしいです。(そのことに関しては、という話ですが)


「それにだいたい、ワタシは束縛してるかぁ? 確かに拗ねたりいじけたりはしてたけどさぁ」 じょりぃ、反論。
「それを束縛というのでは(笑)」
「ちょっと違くない? ワタシはあなたの行動を規制したことはないと思うけどー」
「規制してなくても、拗ねたりいじけたりされれば『こうしなくちゃ』とか『これしたらいけないかな』とか、
 あたしにはプレッシャーになるじゃん。 結果的には束縛され感があったよ」
「むむぅ・・・それはスマンかった」
「いいんだけどさ、もうだいたいわかってきたから。じょりぃの性格とか、いろいろさ。確かに友実ちゃんとは違うよね」
「うん。違うと思うんだけどなぁ。それともそう思いたいだけなのかな?」
「それもあるかもだけど(笑)
 それとさ、友実ちゃんて、えらい頑固なのよ」
「へえ」
「友実ちゃんもじょりぃも、割となんでもできて、そしてすごい頑固でさ」

なんでもできるってゆってもらえたー。わーい。(頑固と言われたことは無視)

「それで?」
「そういうところがさ、中学の部活のときのようなトラブルを引き起こしたんじゃないの?」


ちょっと待て。
ワタシの頑固さによる、中学の部活のときのトラブル?

具体的に覚えがないんですけど。


「何そのトラブルって」
「あ」
「何その『あ』って」
「なんでもないなんでもない(笑)」
「話せ!」
「・・・怒らない?」
「怒らない( ^ ∀ ^ )」 たぶんな
「泣かない?」
「ワタシ泣いたことないでしょ!(笑)・・・てか、泣くような話なの?」
「いや、たぶんじょりぃなら気にしないと思うけど」

話してくれました。

「あなたさー、先輩いるときからレギュラーだったりしたじゃないですかー」とナナ。
「へー。知ってたんだ(・∀・)」 <サボリ部員へのイヤミ
「でさー、ちょっとばかり、なんつーかこう、態度がエリートっつーか、頑なだったわけですよーじょりぃちゃんてば」
「かもね」

自分は他の人より練習してるんだから、他の人よりうまくて当然、と思っておりました。中学時代のワタシ。
実際に他の人より練習していたかどうかは定かではありません。(たぶんそんなことなかったんだろうなー)
要するに、自分しか見えてないナマイキ娘だったんです。
先輩からも好かれてなかったみたいだし・・・(´・ω・`) <これは悲しかった
中3になってからは、人当たりの良い社交術も少しずつ身につけていったのですが、それまでは本当にナマイキだったと思います。
今でもナマイキなんですが、また質が違う。
子どもの頃より知恵がついたので、腰を低くしてナマイキを言うというワザも身につけましたしね!


「でさ、じょりぃのいないところで、悪く言われていたりしたわけよ、じょりぃ、たまに」
「・・・薄々気付いてはいたけど・・・たまにってことは、一度じゃないってことだよね?」
「いや、あー・・・どうだったかな(°▽°)」
「いいよ無理しなくて(笑)」
「まあとにかくさ、そんな風に陰口叩かれちゃうところは、友実ちゃんに似ている部分のせいもあったんじゃないかなって、
 今ふと思い出しちゃったわけだ。あははは」

あははは じゃ、ない。
けどなんだか、ナナが思い出してつい口に出しちゃって、もごもごと昔の言いづらい話をしてくれたことがなんかおかしくてかわいくて、一緒にあははははと笑ったんですが。
言いづらかったろうなこりゃ(笑)

「まあさ、みんなに陰口言われてることも薄々感づいてはいたんだけど、
 ヘタクソのひがみだろ?って感じで気にしないようにしていたよ」 やっぱりナマイキでかわいげのなかったじょりぃ。
「それで正解だとは思うけど、でもほら、やっぱり『なんでもできて頑固』なところがちょっと問題って気がするじゃん。
 あたしがこの話を思い出しちゃったのは、まあ無理もないっつーことだね(・∀・)」 

ワタシが気にしないモンだから、開き直りやがりましたよ。

「で?」 とワタシ。
「なに?」
「あなたも一緒になってワタシの陰口言ってたの?(・∀・)ニヤニヤ」
「言わないよ。あたしそういうことに関わるの、めんどくさくて嫌いだもん」
「なるほど。 じゃあ、ワタシの擁護とかは?」
「あたし? するわけないじゃん。あははははははは」
「だよねー。わはははは( ° ▽ °)はははは(無機質な笑い)」


「いや、正直なところ、あたしとしても『なんだかなー』って思ったよ。みんなの話聞いててさ」
「ふうん」
「でもほら、あたしもじょりぃのことよく知ってたわけじゃなかったしさー、
 おまけにそこであたしが『それ違うんじゃない?』とか、言うと思うー?」
「言わないと思う(笑)」
「でしょ? あたしにとっては他人のことなんてどうでもよかったもん」
「でもさ、じゃあ逆にさ、みんなの話聞いてさ、みんなに同調してワタシのことイヤになったりはしなかったの?」
「それはないよ。あーあ、こんなこと言われちゃって・・・とは思ったけど。
 そして言われても無理ない態度取ってるもんなとかは思ったけど(笑)
 逆にみんなに対して『なんだかなー』ってのは思ったけど、反論するほどじょりぃのことを大事に思っていなかったしねー(笑)」
「まあそりゃそうだ。大事な相手だったとしてもさ、ある意味捨て身だよね。中学生のつきあいの中でそれするのってさ」
「そうそう。あたしは自分のことが大事だったもん。それに部活のつきあいって、ホントどうでもよかったし」
「今ならどう? もしワタシがどこかで悪く言われていたら」
「自分の考えを言うでしょうね。 その場の差し障りがない程度にだけど」
「逆にあなたが率先してワタシの悪口言ってたりしてね」
「あ、それはない」 きっぱり

(*´∀`*) へえー

「ご本人にちゃんとお伝えしますから。陰口ってあなたに伝わらなくて意味ないもんね(・∀・)モッタイネーヨ」

ヽ(`Д´)ノそういう意味かよ!



それにしても

なんと嫌われ者だったじょりぃ(´Д⊂)ヨヨヨヨ...



友実ちゃん、
性格に同じような問題がある者同士、
今から仲良くしませんか?(*´∀`*) そりゃもう特別な仲良しに!


あ、でも、

嫉妬深いのは困るなぁ(°▽°)
困った、誰とも仲良くできない。




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