ナナとワタシ
ナナとワタシ
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2007年07月29日(日) 社会人としてどうなのか

数日前にナナからオファーをいただきまして、次女ちゃんのブラバンの発表会を見に行ってまいりました。
県下の中学・高校が集まってのコンクールだそうで、県庁所在地にあるホールまで出かけて行くわけですが。
ナナの家から1時間強というドライブのあいだだけおしゃべりなど楽しみつつ、次女ちゃんの演奏だけ聴いてとんぼ返りで帰ってくる、というのがナナのプランでございました。

「長女ちゃんと末子ちゃんは?」とワタシ。
「長女は興味ないって。末子は町内のお祭りでおみこし担ぐの」
「パパは?」
「末子の面倒見てもらおうと思って」

ふたりでドライブ&次女ちゃんの晴れ姿かー(*´∀`*)

てなわけで、いそいそとナナ宅へ向かったワタシ。
昨日ガソリンも入れたし。(お金なくて満タンにできなかったけど)
財布にお札を3枚追加したし。(小さいお札だけど)
携帯も充電したし。
支度はばっちりでございますよ!

ナナ宅へ到着して、助手席を片づけ、玄関を見やると、

なんと。ナナがふたり。(°▽°)

と思ったら、片方は長女ちゃんでした。
ナナよりちょっとだけ背が伸びて、髪の長さがふたりして同じような感じだったので、一瞬ドッペルゲンガーかと思いました。

「あー、じょりぃちゃん。久しぶり」と長女ちゃん。
「久しぶりー。なんか、キレイになったじゃーん」 もう高校生ですよこの子も。
「えへへ。そうでしょ」 親子揃って謙遜てもんを知らんのかここんちは。
「髪も伸びちゃってさー。ママと見分けがつかなかった」
「げ! それはほめ言葉じゃないよ!やめてやめてやめて!」
「どういう意味だよ」とナナ。

「長女も乗せていっていい?」
「あ、長女ちゃんも行くんだね?」
「ごめんねじょりぃちゃん」
「とんでもないよ!長女ちゃんと話すのも久しぶりだしねえ」

長女ちゃんをからかいながら車の支度をしまして。

長女ちゃんは、中学時代はさんざんナナを困らせたものでしたが。
高校生になってからはバイトも始め、自分の自由になるお金もできたりして高校生活を明るくエンジョイしているようであります。
小学生の頃から生意気で、なんというか、何もわかっていないくせに大人と同じ口をきくような娘だったんですが、
ボキャブラリーに中身がついてきて、大人同士としてすっかり楽しく会話が進むようになりましてねえ。
長女ちゃんも、小さい頃から「大人と話をするのが好きなコドモ」だったので、本人も楽しんでいる様子。

途中、ナナが「喉乾いた。コンビニ寄って」と言うので、セブンに寄りまして。
エンジン切っちゃうと、せっかく冷えた車内がまた煮えたぎってしまうので「待ってる」と言いましたら
「お茶でいい?」とワタシの分も買ってきてくれたナナ。

「お金、あとでいい?」とワタシ。
「ああ(笑)、いいよこれくらい」

いやいや。
こーゆーことはちゃんとしないといけませんからね!

さて、会場に到着。

チケットが2枚しかなかったので、受付で1枚購入することに。
飛び入りしたのは長女ちゃんですが、ここはやはり、ワタシが自分の分を当然支払うべきでありましょう。
大人として。働く社会人として。ていうか、家族でないみそっかすとして。
さて、財布財布と。

(・_・)

あれ? いやまさか。 だけどやっぱり。

・・・・orz


受付でチケットの手続きをしていたナナの腕をちょんちょんとつつきまして。

「なに?」とナナ。
「あー、あのー・・・財布忘れたみたいなんだ」
「は?(笑)」
「財布忘れてきちゃった。あの、お茶の分と合わせて、お金貸しておいてください」おずおずおどおど。

なまじ財布にお札を追加したのがいけませんでした。
どうやら財布に札は入れたが、バッグに財布は入れなかった模様。

「いいよ(笑)わかった」
「すんません・・・」
「じょりぃちゃん、それ、社会人としてありえないよ」と長女ちゃん。
「返す言葉もありません」

しゅん。
ああ・・・・情けない。

で、次女ちゃんの演奏を見まして。

ああ、背があんなに伸びている。細くてひょろひょろくねくねしていてかわいいなあ(*´∀`*)
おー、ユーフォ、吹いてる吹いてる。どうやらちゃんと吹いている様子。

演奏が終わったあとの次女ちゃんのくちびるが、ぽってりと赤くなっております。
かわいい(*´∀`*)

演奏後、次女ちゃんのところへ。
ママよりもお姉ちゃんよりも、まず真っ先にじょりぃに気づいてくれましたよ!

「あー、じょりぃちゃーん。あはははははは。来てくれたのー?」

うん。来ちゃった。

「じょりぃちゃん、縮んだねえ」と次女ちゃん。

もう160センチを越えて、ワタシよりも全然背が高くなってしまった次女ちゃんですよ。
最後に会ったときは「次会うときはじょりぃちゃん抜かしてるかもね☆」なんて言ってたのに、あっという間に全然追いつけないほど大きくなってしまいました。

まぶしいなあ。

では遅いお昼を食べましょうということになりまして。
長女ちゃんは、最近その市内にできた大型ショッピングモールがお目当てだったようで。
そこに連れて行けと。

長女「じょりぃちゃん、財布なくても心配しないで!あたしが貸してあげるから、利子付きで♪」
ナナ「ははは。じょりぃのことだから、車の中探せばいくらか出てくるんじゃないの?」
じょ「もう探したよ。170円あった」
長女・ナナ「きゃはははははははははは」
じょ「バカにするな! これでマックなら食べられることになったよ!」
ナナ「じゃあじょりぃは安マック食べてれば?あたしと長女はもっとおいしいもの食べるから」
じょ「・・・・・・・」

モールに着きまして。
何食べようかと、ナナ親子で相談。

長女「じょりぃちゃんもそこでいい?」
じょ「ええ。どこでもけっこうでございますぺこぺこ」
ナナ「まあ、口出せる立場じゃないよね(笑)」

くうっ。くやしい。
ワタシだってホントは3千円という大金を持っているはずだったのに!

「野菜中心メニューでないとイヤ」という肉が一切ダメなナナに合わせ、オーガニック系のバイキングのお店へ。

食事が終わり、ナナと長女ちゃんはデザートを取りに行きまして。
ワタシはひとりちんまりと、コーヒーを飲んでおりました。ちんまり。ずずー。
まずはナナが戻ってきまして。お皿にのった数種類のデザートをワタシに解説。
じきに長女ちゃんも着席。

ナナが「じょりぃ、一緒に食べよ。はい」と、ワタシにもフォークを渡してくれまして。
「あ、ありがと・・・・」

見れば、どれも2つずつ乗っております。

「それならあたしの分も取ってきてくれればよかったのにー」と長女ちゃん。
「あなたは自分で取りに行って、自分で選べるでしょ?
 じょりぃちゃんはそれができないからしょうがないのっ」

そうだったのかワタシ! Σ( ゚Д ゚;)

長女「それじゃしょうがないか(笑)・・・でもじょりぃちゃんそれって」
じょ「うん。社会人として終わってるよね( ´_ゝ`)」
ナナ「甘いものに興味ないだけでしょ。ほら、これ食べて」
じょ「はい」むぐむぐむぐ。



帰りの車の中で、もうすぐナナの家、という頃になって長女ちゃんが
「ねえママ、パパがもし浮気したら絶対離婚するよね? ママって実は嫉妬深いもんねw」と、ええんかいなという話題を振りまして。

「嫉妬深いかはさておきっていうか、あんたにそんなこと言われたくないんだけど(笑)
 まあ、浮気したからって即離婚てことにはならないんじゃないの?」とナナ。

「じゃあ、ママが浮気したら?(・∀・)」 ええんかいなという話題を振る愛らしいじょりぃ。

「あたしは浮気しないもん」とナナ。
「えー?そんなのってわかんなくない?」と長女ちゃん。

「とにかく、あたしは浮気は絶対絶対しません。それは確実」


あ   そ   。  (°▽°)


一年前は、じょりぃに他に好きな人いなくなったら、好きにならないとは言えないとか言ってくれてたのに。
なにその断言ぶり。おまえはドイツ人か(意味なし)。

まあでも、好きにならなくはないい → 好きになる = 浮気する とは限らないわけですが。

とかなんとか、そのことも含めいろんなことを遠い目をしながら考えて、言いたいことなんかも飲み込んで沈思黙考しておりましたら、ナナの家に到着。
ふたりは車から降りまして。


長女「じょりぃちゃん、どうもありがとー」
ナナ「気をつけて帰ってよー?」

じょ「・・・あ、待って」

ナナを呼び止めるじょりぃ。

ここは。
思い切って言っておかないと。
さっきから言わなきゃって思いつつ、どうにも言いづらくて口数が少なくなっていたじょりぃだったんですが、やっぱり言います。




ナナ「なに?」



じょ「あの・・・・・500円貸してくれないかな?」




家に帰るまで無一文では、さすがにワタシも不安だったんです。



結局「小銭なんて持ってないよー。それに500円てあなた・・・1000円でいい?」と、1000円札を持たせてもらいました。
「ごめん。お茶とチケットとお昼代と合わせて、近日中に返すから」
「いいよ返さなくて(笑) いつもおごってもらってるんだし。車も出してもらったし」

そう思うなら、なぜ今日あんなにイジメ倒したのよ!
しかも親子して!
ヽ(`Д´)ノうがああああああ



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