ナナとワタシ
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2007年05月29日(火) ハンドパワーで温泉玉子

今日は早寝をせねばならないので、前回に引き続き、書いたままアップしていなかったものを。
この春、ナナと温泉に行ったときに、帰ってきてから割とすぐ書いたのですが、お蔵入りになっておりました。
ということはつまらないんだと思います。スミマセン。



ナナ、初日から「軽く頭痛がする」と言っていたのですが、それでもその日は難なく過ごしまして。
が、2日目の朝に生理になったせいも手伝ったのか、頭痛が悪化しましてね。
しんどそうだったので、マッサージを申し出たやさしさのかたまりじょりぃ。
ナナも最初は「いいよ、大丈夫」なんて言っていたんですが、
まあ、ヤり始めちゃえば気持ちいいですからおとなしくされるがままになりましてね。
と、無意味にいやらしさを強調して太字にしてみちゃったりしました。

最初は頭蓋骨をマッサージしていたんですが。もみもみ。
この頭の形というもの、人によって、ホントに違いますよねー。
以前読んだ村上春樹の小説で、頭蓋骨でその人を読む骨相学、みたいな話が出てきたことがあるんですが、あれ、わかる気がします。
で、ワタシとナナでは当然、頭蓋骨の形も大きさも微妙な出っ張りとか毛根の数とか良い匂いとか葉緑素の数とか光合成の仕方とか全然違うわけですよ。
後半は頭痛のマッサージには関係ありませんが。しまいには人間ですらなくなってます。
なので「うぉー、ワタシの頭と違うー。ツボがわからんー」とか思いながらも、みーもみーも指圧していたんですが。

頭蓋骨を揉んでやれば、他も揉んでやりたくなるのが人情とか愛情とか呼ばれるものでありますよ。
そのまま首から肩、そして胸  間違えました、 腕までひととおり揉んでやり。
背中も揉んでやり。
揉んでてどこがいちばん緊張したかというと、やはり自分の特別な萌えポイントであるところの首でしょうか。

「噛むともっと効くんだよ( ^ ∀ ^ )」

とかウソついてちょいと首根っこにがぶりとやっちゃおうかなとも思ったんですが、一応そこ、旅館の待合室みたいなところだったので人目を気にしてやめておきましたとかでなくて、そもそもする気もないんですが。したいけど。

しかしまあ。

ナナがナース服を着てくれたときに、「ナースキャップのピン留めて」と頼まれただけで
「そ、そ、そ、そんなことできない!緊張しちゃって息ができない!」
とか迷惑なほどに大騒ぎしていた頃と比べるとウソみたいでございますよ。
読んでくださっているかたにとっては、「大騒ぎナナワタ」のほうが楽しそうな気もしますが。
しかしいつまでもあんなことやってたら、そのうちワタシも拘束衣着せられちゃいますからね。

で、手指までくまなく揉んでやりまして。
ここでいつものごとく、自分の小さい手にコンプレックスを感じつつ、気持ちがちょっぴりもじもじしちゃう、抱きしめてあげたくなるような愛らしいじょりぃなわけですが。
だって、身長差はたいしてないくせに、ナナとワタシの手の大きさの違いったらアナタ。
殴り合いをしたら負けそうです。手の大きさで決まるものでもありませんが。
しかし実際そうなったらワタシが負けるんだろうな(°▽°)

何も話さずに揉んでいるのもなんだか照れくさいので、ウソ八百のツボ講釈をべらべらと述べながらみーもみーもしまして。

「そこは何のツボ?」 ナナもナナでいちいち聞いてくるんですよ。
「頭痛だよ」みーもみーも
「ふうん・・・  そこは?」
「頭痛」みーもみーも
「・・・・・」
「ここも頭痛」みーもみーも
「・・・・・・」
「ここは特に、生理の頭痛」みーもみーも
「・・・・・・」
「あ、ここは胃。これはホント。昨夜食べ過ぎたからここ痛いでしょ」
「ほかのはウソかよ」

と、愛らしい会話を交わしながら、みーもみーも。

で、ひととおり終わりましてというか、ワタシの親指の付け根が痛くなってきたので終わりにしまして。
なんか顔色が良くなっているように見えるナナ。
まあ、マッサージって血行が良くなりそうですしね。結構なことです。ええ、ダジャレです。

ナナもご苦労賃なのか「すごくラクになった。ありがとー」と。


えっへん(*´∀`*)


ここで
「ねー、じょりぃの手ってさー、なんでいつもあったかいの?」 と、ナナたん。

みょーーーーーーーー!
それもコンプレックスなんだよーーーう・゜・(ノД`)・゜・。

ワタシの手ってホントにいつもあったかいんです。血圧低いのに。って関係ないですか。
スキーに行ったりしても、たいてい手先はぽかぽかしてます。足は冷えますが。
たっまーーーーーにギリギリと痛むほど冷えたりもしますが、そのあとちょいとあたたかい場所に移動すると、手が熱くなっちゃってこれはこれで大変なことに。

というくらいあったかいのでこのように、突然にマッサージ、なんてときは大変便利なんですが。
エステティシャンの基本も「常に手はあたたかく」だと教わったことがあります。
でもなんだか、感覚的に、手が冷たい人のほうがカッコよくないですか?
逆に言うと、手があったかい人ってカッコ悪くないですか?
太ってふうふう汗かきっぱなしみたいなイメージではないですか?
燃える男の赤いトラクターの曲が聞こえてきたりしませんか?

ということで、そんなこと話題にしないでよう、という気持ちでもって
「いやー。そんなこともないんじゃないかなー」と、適当に終了させようとしましたら、

「ううん。だって昨日も思ったし。なんでこいつこんなに手があったかいのだ?って」
「へえ」 
「なんで?何かヒミツとか工夫があるの?あたしいつも手足が冷たいからさー、ヒケツがあるなら教えてよー」
「心があったかいから、手もあったかくなってしまうんだね(・∀・)」<たいていいつもこれでごまかします
「それ、逆じゃない? 逆なら納得だけど」

丹念にマッサージしてさしあげたあとに、冷たい人間扱いされちゃあ割が合わねえですよ奥さん(`Д´*)

「なんかさー」とワタシ。
「ん?」
「手があったかいって、カッコ悪くないかー? ちょっとコンプレックスなんだよね」 打ち明けてみました。
「は?(笑) 一体どんなコンプレックスなのだそれは(笑)」
「手が冷たい人のほうがさー、なんかカッコイイじゃん」
「そうかあ? あたしはあったかい人のほうが好きだけど」

(・o・)


え!(*・∀・*) まじーーーーー?(*´∀`*)


「そ、そうかなっ」
「うん。冷たいとビックリしちゃうじゃん」
「そうか。そうだよね」
「? うん(笑)」

たかが手があったかい冷たいくらいの話で、ワタシが大はしゃぎしていることが、ナナには「なんじゃらほいこいつは」という感じだったようですが。
ワタシはとっても嬉しかったのですよ。
手があたたかいのは、これからは自慢にします先生!(・∀・)/

と、一瞬思いかけたのですが。
ワタシ、思い出したというか、覚えているんですよねー。
ワタシのこのどうでもいいようなコンプレックスに拍車をかけた、ナナ様のこのひとこと。


「あたし、手が冷たい人のほうが好きなんだー」 好きなんだー きなんだー  んだー

効果を狙ったエコーのつもりが、最後は田舎のおじいちゃんの相づちみたいになってしまいましたが。んだー。

まあ、再会した当初に聞いた言葉なので、本人も言ったことすら覚えていないと思いますが。
ていうか、今日の「あったかいほうが好きだけど」発言は「マッサージ、ありがとね☆」というくらいの意味合いだと思いますが。


それでもうれしかったんですよワタシは!


さて、この手のあたたかさを利用して、夜食に温泉玉子でも作ってこようと思います( ^ ∀ ^ )


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