ナナとワタシ
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何を30分以内に行おうとしているかというと。 日記の更新です。 なぜ30分かというと、きょんに「お風呂沸くまであと30分ね」と言われたからです。 ちなみに、一緒に暮らし始めた当初、お風呂の掃除はワタシの係だったはずなんですが、いつの間にかきょんがやってくれております。 さらに言うと、掃除はきょんがしてくれるのに、お風呂好きなワタシのために、一番風呂はワタシに入らせようとしてくれます。
じょりぃ、関白宣言を歌ってもいいかもしれません。 あの歌キライですが。
さて、30分でできる更新ですよ。 まだネタは考えておりません。 やれ困った。 いつもは30分でなんて到底できないからであります。
ええとー、ええとー、ネター、ネター。
困ったときは思い出話です。 何がいいかなー。ええとー。
あ。 ナナを初めて見たときのことを書いてみます。
ワタシは小6で転校をしまして。2学期からの編入でした。 なので、小学校の卒業式間際でも、自分のクラス以外、あまり友達も知り合いもおりませんでした。 家の方角が一緒の子なんかは、クラスが違ってもぽつぽつと仲良しになっていったのですが、その他はよくわからなくて。
で、転校してすぐに、クラスのある女の子にほのかな恋心を抱き、仲良くなり、その子も含めた3人で交換日記なんかしてました。 その恋心を抱いた女の子は双子でして、違うクラスに妹がおりました。 そうなると必然的に、そのクラスに足を運んだり目を向けることも増えたりして。 で、そのクラスに、ワタシはひとり、「うわー、かわいいなーこの子ー」という女の子を見つけました。
それが、ナナです。
ならば話は早いんですが。そうではないです。 その子は友実ちゃん(仮名)と言って、顔立ちの整った、そして頭の良い子でした。 ふふふ、と、ワタシは趣味の「今度のクラス編成で一緒のクラスになりたいリスト」の中に友実ちゃんの名前も書き加えることに。 小学校1年の頃から、この勝手な「じょりぃの夢のクラス編成リスト」づくりはワタシの趣味だったんです。
で、恋心ちゃんの妹と友実ちゃんは、仲良しグループでして。 廊下で会ったりすると「友実ちゃん(*´∀`*)」なんてひとりでにこにこしておりました。 今と変わりません。ワタシは一体いつになったら成長するのでしょうか。
そして、卒業式も近くなり。 体育館で答辞とかなんやらとか、練習するようになります。 体育館までの渡り廊下を恋心ちゃんたちと歩きながら、ワタシは「友実ちゃんいないかなー」ときょろきょろしておりました。
すると。
「きゃはははははははは!」というバカ笑いが聞こえまして。 なんだあのいかにも笑ってますよっぽいでかい笑い声は。と思い、その声を目で追いましたら。
あ。 友実ちゃんだ(*´∀`*) でも友実ちゃんは賢くて物静かな娘です。 あのバカ笑いが友実ちゃんのはずないしー。 と思っていたら。
もう一度「きゃははははははははは!」と。
友実ちゃんのとなりで笑っている子がいました。
なんであの子あんなに笑ってるんだろ。
なんだか体つきがオトナっぽいナー。
あ。また笑った。 楽しそうだ。 あはははははは。と、自分もつられ笑い。
ワタシは恋心ちゃんに「あの、●子ちゃん(双子の妹)とかと一緒にいる、大笑いしてる子誰?」と聞きました。
「ああ、ナナちゃん? 校門出てすぐの大きい家の子だよ」 「ふうん」
ナナは友実ちゃん・●子ちゃんと仲良しグループで、今までも近くにいたはずだったのに、そのときまでナナの存在に気付かなかったのも不思議なんですが。 とにかく、そのときのナナが印象的だったのでした。
家に帰ってから、「じょりぃの夢のクラス編成リスト」にナナの名前を追加。 しようと思ったんですが、実は名前を覚えておりませんでした。 なので「大笑いする子」と記された、ナナの名前。
今になって、バカ笑いしていてもちっとも楽しくなかったナナだったことを知ったわけですが。 人生って難しい。
そして、そのとき一瞬気に入ったものの、中学になって同じ部活になったのに、あの「大笑いする子」が同じ部活にいるということがわかったのは、ひと月くらい経ってからだったのでした。 ワタシけっこうぼーっとしていたみたいです。
というわけで、中1の半ば頃に恋心を抱くまではワタシの中で印象の薄いナナだったのですが、いまだに、卒業式の練習に向かうあの渡り廊下で、頭を後ろにのけぞらせてバカ笑いしている小6のナナの姿はハッキリと思い出せるんですよねえ。
というのが、ナナを初めて見たときのお話でございます。 ちなみに、友実ちゃんとナナは今でも仲良しみたいです。 そしてワタシは高校も友実ちゃんと一緒だったというのに、とうとう口をきいたことがありません。
あ。 30分以内に書き終わった。 やった。 じょりぃはやればできる子だと思ってました。( ^ ∀ ^ )
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