ナナとワタシ
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先日ナナの家へ遊びに行ったときのこと。
次女ちゃんが「じょりぃちゃん、あのさー・・・」と、ワタシに話しかけてきました。
「ん? なあに?」 「ううん。 やっぱなんでもない(笑)」 「?(°▽°)」
またしばらくして
「ねえ、じょりぃちゃん」と次女ちゃん。 「なあに?」 「・・・あー、でもなー、やっぱなー・・・」 「なんだよーう。何か言いたいことがあるんでしょ?」 「どうしよう、ママー」
ここで次女ちゃん、ナナに助けを求めます。
「何がどうしようなの?(笑)」とナナ。 「だってさー、じょりぃちゃんに言いたいんだけどー・・・ じょりぃちゃん、きっと傷つくよね?」
え。
な、なんの話だろ。
「なんの話かな」
平静を装っていても、ビミョーにうわずるじょりぃ。 あのことかな。 それともあのことかな。 と、子供相手に自分の弱みをアレコレと頭の中であげつらうじょりぃ。
「きっと傷つくよー」 「ママはじょりぃちゃん、傷つかないと思うよー」とナナ。
ナナが傷つかないと言うなら、きっとワタシへのダメージのない話でしょう。 ほっ。
なんだろうな、この次女ちゃんのためらい。 そして、カラダがクネクネしてるところを見ると、恥ずかしい話なのかもしれません。
なんだろな。 なんだろな。 なんだr
あ。 わかった。
「じょりぃちゃん、次女ちゃんがなんの話をしたいかわかったよ」 「うそーーー!(笑)」 「たぶん当たってると思う」 「えーーーー」 「ふうん。 そうなんだー。へーーーーー」 「えーー? なになになにーー? 教えてー」
立場が逆転しました。
さんざんもったいぶったあと、みんなからちょっと離れたところに次女ちゃんを手招きして、次女ちゃんに内緒話。
「彼氏ができたんでしょ」
「なんでわかったのーーーー!」
大当たり('-^v)
そのあと、彼氏(というか、まだ6年生だしボーイフレンド?)の写真を見せてもらったり、「ライバルがいて、そいつがうぜーんだよ」とかいうリアルな話を聞いたりして楽しみました。
「じょりぃちゃんが初めて彼氏できたのも6年生のときだったよ」 彼氏っつってもボーイフレンドですが。 「うそ! どっちからコクったの」 「向こう」 「どういう子?」 「次女ちゃんの彼に似てる。かわいい感じでやさしい子だったなあ。今頃どうしてるだろ」
細くて色が白くていつもにこにこしてて無口な少年でした。
「どうして別れたの?」 すごい質問ですね。 「ワタシが転校しちゃったから会わなくなったんだよ」 「ふうん」
でも次女ちゃん。
どうしてワタシが傷つくと思ったの?
そのあと見せて貰った次女ちゃんの写真が、すごく大人びていて、ワタシには次女ちゃんとわからなくてビックリ。
「ママに似てきたねえ」とワタシ。しみじみと。 「えー! やだー!」 「どーしてー」 「顔ならいいけどさ、カラダはヤダ」
あはははははは。そんな急に30代のカラダにはならないから大丈夫だよ。
「ママに似てるけど、ママより美人だね」 「うふふふ。そーお?」 「でもこんな大人びちゃって・・・なんだかさびしいなあ。 どんどんオトナになっていってしまうんだね。 初めて会ったときはあんなに小さかったのに」
ああ。
こういう風に傷つくと思ったのか。
でも次女ちゃん、これは「傷つく」というのとはまたちょっと違う感情なのですよ。 「おセンチ」というヤツです。
ちなみに「パパには絶対言わないでね。ヤキモチやいて拗ねまくるから」だそうです。
「じょりぃちゃんはそのうち男の子になるから、バレンタインのチョコあげる」と言っていた2年前の次女ちゃん。
まさか、その線で「傷つく」と思っていたわけではないよね? まさかね。 勘弁して。
来年の今頃は、たぶんワタシより背が高くなってるんだろうな。 そういえばもうずいぶん前から次女ちゃんを抱っこしなくなったんだよなぁ。 子供って大きくなっちゃってつまんないなあ。
と、パパはワタシの10000倍くらい思っていることでしょう。 かわいそうなパパ。 このあいだはパパの冗談があまりにもつまらなくてワタシも思わず冷たくしてしまったし。あらあら。
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