ナナとワタシ
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2005年03月16日(水) サクラサク

ナナがグズグズ言ってて、行くか行かないかすらハッキリと決まらない温泉旅行について。
ワタシとしましては、もう期待してガッカリしたくないし、かといって希望も捨てられないし、さらに言えばとにもかくにも「(現在不安定な)ナナの気分次第」という大前提がありますので、

「どっちでもええねん」

という心持ちでスタンバっておったわけであります。

おまけに、恩着せがましく

「キミの良いように(にっこり)」

なーんてエラそうな態度でスタンバっていたのでございます。


そして、ナナの様子を見ていて「こりゃ行くことになるんだろうな」と読んでいたのです。


つーことで、「やめておこうよ今回は」と言い放ち、「どっちでもいいよ」とカッコつけておきつつ、
よーうく考えてみれば結局あたくしったら行く気満々でいたらしいです温泉。


かっこわるーーーーーーーー(「ー」が3メートル分続きます)。


そして昨日のこと。ていうかもう一昨日ですね。 どっちでもいいですけど。
不思議ちゃんEさんからメールをいただきました。
ワタシとEさん、そしてiプチ姫で、先月から企画ネリネリしていた「花咲く桜」(お花見で大ヨッパになる、というような幸せな仕事ではありませんよ?)についてのメールでございました。

じょりぃさーん。
なんかー、寒いのでー、桜の開花が遅くなりそうなんですー。
3月末に予定していた例のアレをー、4月の頭(●日か△日)にスケジュール変更しまーす。
他のメンバーにも確認中でーす。 よろしくでーーーーす。


・・・という内容です。(不思議ちゃんEさんの口語に変換済み)


今回のプロジェクトのリーダーでもあるEさんが指定してきた変更後の日程。
それは、ナナと温泉旅行を予定していた日とバッチリ重なっておりました。
4月の●日から△日に1泊するはずなんですよあたちたち!!
最初の会議でスケジュール組んだときに、「この日はワタシダメです」とお伝えはしてあったのですが。
ワタシの予定よりも桜様の状況のほうが大事なのは言うまでもありません。


ど、 どうしよう・・・・・。


「すんまへんが、ワタシ抜きでやっちゃってくださーい☆」とはやはり言えません。仕事ですし。
他のことでしたら「じゃあ、じょりぃさんの都合の合うときで再検討してみましょう」とおっしゃってくださるでしょうけれど、
今回の主役は桜。
ナナの都合とゴキゲンよりも読めません。 こりゃ手強い。


まだ温泉も行けるかどうかわからないというのに、けなげなじょりぃはおそるおそるEさんに上記の旨をお伝えするメールを返信。
ええ、もちろん「1泊温泉旅行」は「泊まりがけの研修」に変換させていただきましたが。

Eさんは

そうでしたっけねー。じょりぃさんの都合がコロッと頭からなくなってましたー。
そうなると、当社的にあと予定できる日がその3日後の■日か、1週間後の×日になりますが、×日だとちょっとキケンすぎるかなー。
■日で、再度メンバーにスケジュール調整かけてみまーす。


とやさしいお返事(口語変換済み)をくださいまして。

が、この仕事のために各方面のかたがたが日程調整しているわけでございます。
ワタシの研修のせいでみなさまを巻き込み、さらに研修日が「桜、さいこほ!!天気、ばっちり!!!」な状態だったら、ワタシ的にはかなり罪悪感です。


それにだいいち、その日に研修に行けるかどうかがまだハッキリしていやがりませんよまいったなもう。


Eさんに
「ワタシの方も再調整してみます。研修は代理人でも差し替えがきくかどうか確認してみますね。(ウソを重ねるじょりぃ)
確かに桜はEさんの読んでいる日程が具合良さそうですし。 確認取れるまで、あと少しだけお時間ください」
と返信。


しかたがないので研修の行方を握る人・ナナに電話。

「ええと、 温泉どうするか決まった?」 おずおずとワタシ。
「あ、まだ末子を預かってくれそうな相手に話してないんだけど」

預かってもらえれば行きたいということかな。 だな。

「行くか行かないかだけハッキリわかるとありがたいんだけど・・・。実はさー」

と、上記をお話しいたしまして。

「そうかそうかわかった。 で、いつまでに返事すればいい?」とナナ。
「今日の午前中」
「早!」
「すんません」
「(笑)わかった、訊いてみるね。また連絡する」

ちん。


この様子だと、Eさん他のみなさまに頭を下げて日程をずらしてもらうようかしら。
電話の様子から判断するに、ナナの気持ち的には行くつもりでいるみたいですし。
ゴキゲンも良かったですし。


しかし。
もし、ナナと温泉に行けることになったら、それって桜の良さそうな時期に行ける、ということになります。
いいないいなー。
旅先の、晴れた桜並木なんかをふたりで歩いちゃったりして。
で、昼間から花見酒ですか?(ナナは飲まないのでワタシだけですけど)

ぽわわわわ〜〜〜〜〜ん 
(自分に都合のいい妄想炸裂中)(とはいえ、桜並木で腰掛けて酒飲んでる程度のモン)(妄想がだんだんスケールダウンしております)


というわけで、Eさんになんと言って謝ろうかな、などと考えていたお昼前。
ナナから電話が。

「大丈夫そう?」とワタシ。
「んー。   今回はやめておきましょう」


え!


「ダメだったの?」
「ていうかさ、 やめとこ」


相手に確認してねえなこりゃ。
しかもさっきとうって変わって、ナナ、不機嫌モードです。

「いいの?」
「うん。 行かないことにしよう。そのほうがいいんだよきっと今回は」


このあいだと会話が逆転しているワタシたち。
まったく何やってるんでしょ。


「・・・・わかった。 じゃあ、仕事入れちゃうよ?」
「うん。 じゃあね」<冷たい


ちん。




がくーーーーーーっ。



って、ワタシやっぱり行くつもりだったのね。 かっこわる。






まあいいや。
これで仕事関係のみなさまにご迷惑をかけなくて済みますし。
ウソつかなくて済むし。(もうついてますが)

さっそくEさんに「大丈夫ですよー」と連絡して、安心させ、スケジュール調整やらのEさんの負担を減らしてさしあげねば。

と、電話に手をかけ   待てよ。


今さらですが、ナナは気まぐれでございます。
Eさんに「大丈夫です」と連絡して、関係者のスケジュール調整が済み、レッツゴー!となった頃に

「やっぱ温泉行きたくなっちゃった☆」

という展開になることも十分考えられます。
まあ、そうなったらナナひとりで出かけるかもしれませんが。
できればなんていうんですかそのあまりこういうことを言うのもカッコ悪いのですがワタシだって一緒に行けると嬉しいかなとかやっぱ思っちゃったりもしちゃうわけですよ既になんか期待モードに入っちゃってたしそれに(このあと言い訳が15分続きます)


どうしよう、 と少し心の中で右往左往したあとに、ナナに電話。

「たびたびごめんね。 あの」
「なに?」
「ホントにホントに仕事入れちゃって大丈夫?」
「(笑)どうぞ」
「ホント? もう変更きかなくなっちゃうよ?」<しつこい
「うん」<あっさり


あそ。



というわけで。


さんざんお騒がせいたしましたが。

「ナナってば気まぐれで困る」とかナナのせいにしておりましたが。


結局あたくしの都合で温泉には行かないことに本決まりとなりました。



なんだったんでしょ。



そして、「どっちでもいいよ」というスタンスでいたくせに、行かないことが決定したとたん、激しく落胆しているじょりぃ。


カッコ悪いことこの上なし。




サクラサク  のおかげで、ワタシ的にはサクラチルな結果となったのでございました。





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