ナナとワタシ
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2004年12月25日(土) |
クリスマスプレゼントとババヌキ |
12月25日はクリスマスでございます。知ってますかそうですか。 そして、末子ちゃんの誕生日でもあります。
というわけで。 いつもならちょっと前に「お誕生会を家族でするんだけど、来られる?」と連絡をいただけるはずなんですが。 今年はお声がかからず。
なもんで、ゆうべ「プレゼント用意してあるんだけど、明日じゃないほうがいい?」と、気弱なメールをナナに送ったんですが。
翌日(今日)のお昼をまわっても、返事がありません。
なんだよう。
3時頃になってしかたなく「メール届いてる?」とメールしてみましたら、すぐに返事が。
届いてないよ?何? ところで今日の夜って予定入ってる?
届いてなかったのか。 どこに行ってしまったの?ワタシのメール。
でもまあとにかく、「7時半過ぎに来て」ということになりまして、ひさーーーしぶりにナナに会えることに。
とはいえ。 ナナに対するテンションがかなり下がっていたワタシ。 いいかげん放置されてますし。(年末なので気を使ってくれているフシもあるかもですが) ワタシも仕事仕事で忙しくてナナのことに頭を使わずに済んでましたし。 下妻物語見て「友情だっていいよな!」とクッサイこと思ってましたし。
非常に落ち着いた心持ちでナナ家へ向かい、まずは子供たちと遊び、いつものことながらしばらく時間が経過してから、長女ちゃんのケーキ作りを手伝いに出てきたナナの顔が拝めました。
へ。 ナナがなんだい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・。
か
かわいい・・・ (毎度同じパターンでどうもスミマセン)
子供たちが一生懸命つくったケーキがこちら。
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たいへんシンプルですね。 おいしかったですよ。
本日のメインは手巻き寿司だったんですが。 じょりぃは「自分用の皿」に、「自分の量」が乗っていない食べ物は苦手です。 何が苦手って、例えば今日の手巻き寿司で言えば
1. 海苔を手にする 2. 適当な量のごはんを海苔に乗せる 3. ネタを選ぶ 4. ネタをごはんに乗せる
という一連の儀式を好きな人の前で行うことが、もう恥ずかしくて恥ずかしくてならないのであります。 そうだよ自意識過剰だよ! と、開き直って威張ってみたところで、ワタシがどうかしてるのはわかってます。 でも、もう、とにかく、こういうのって恥ずかしくていたたまれません。
なので、今日は食事はあきらめました。 食べているようなフリをして、夕飯が終わるのをじっと待っていようっと。(これって作ってくれた人にはかなり失礼でございます)
と思っていたら、隣に座った末子ちゃんが「じょりぃちゃんのはあたしが作ってあげる」と。
やったあ。
長女ちゃんは「げっ。やめたほうがいいよじょりぃちゃん。イヤだって言っていいんだよ」と気を使ってくれたのですが、ワタシには大変ありがたいお申し出でございました。
「何を乗せようかな〜」と楽しげな末子ちゃんのおかげで、今まで食べたことのないネタのミックス手巻き寿司を食すことができました。 例:甘エビとウニと玉子ときゅうりとまぐろミックス。意外と美味。
末子ちゃんの作ってくれたお寿司を食べ終わる頃、ナナが黙ってワタシのお皿に巻き巻き済みのお寿司を乗せてくれまして。
うれぴい。 こちらは味のバランスがばっちり整ったものでございました。
というわけで、末子ちゃんとナナが交互に巻き巻きしてくださり、至福のじょりぃでありました。 ダメな人間もちゃんと食事にありつけるようにできている飽食のニッポン。 素敵な世の中なことよ。
食事のあと、末子ちゃんには誕生日プレゼントを、長女ちゃんと次女ちゃんにはクリスマスプレゼントを渡しまして。 散財じょりぃ。
が、ここでナナが「はい」と大きな包みをじょりぃにくれまして。
「何これ?」 「じょりぃに、プレゼント」
えええ!
そんな。 ワタシにプレゼントなんていいのに。ナナの体で。
ということはまったく思わず、とにかくびつくり。 ナナからクリスマスプレゼントをもらうのは、初めてであります。 なんか、すごくでかいし。なんだろーなーーーーー。
と、ここでパパ「例の虫にしたの?」と、ナナに。
む、虫???
「ううん。 虫はやめた」とナナ。
・・・・・・いったい、この中に何が入っているのか不安になってまいりました。 そりゃまあ、ワタシは虫のおもちゃも好きですけど。 ザムザのぬいぐるみとかだったらどうしよう。
「開けてみてもいい?」とワタシ。ザムザ人形だったら「ふざけるんじゃねえ!」と投げつけて返さなければなりませんからね? 「どうぞ」とナナ。
がさごそがさごそがさごそ。
ふう。 開いた。
「わーーーーーーい。こりゃ嬉しいや!」
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オモチャなんですが。 子供用のスパイキットでございます。 子供用とはいえ、あなどれません。 6倍の望遠スコープとペンライト、そして、集音機能がついているのであります!!!!!
組み立てるとこんな感じ。
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さきほど試してみましたが、集音はかなりすぐれものであります。わあい。
でもこれって、30代も既に後半の人にプレゼントするものではないんじゃ・・・・・・・。 喜んじゃったけど・・・・・・。
ま、いいか。
その後、パパは部屋に戻り、末子ちゃんは寝てしまい、残ったメンバーでトランプ三昧。 七並べ、大貧民と続いた後「じょりぃちゃん、何がやりたい?」と次女ちゃんが訊いてくれまして。
ワタシの大好きなトランプ遊びといえばこれです。
「ババヌキ」
ええええ?ババヌキ〜〜〜? つまんないよーー。 とブーイングの嵐。
「君たちはババヌキのおもしろさをわかっていない」とじょりぃ。 「あの、ババをひいたりひかれたりのスリルがたまらないじゃないか!!」と力説。 で、始めてみてしまえば、ドキドキして楽しいんですよやっぱり! 頭使わないで済むし。(あたしゃ疲れてるんですよ)
途中、ワタシにババが来まして。狂喜乱舞のじょりぃ。 だってだって、ワタシからカードをひく係はナナなんですもの。 せいぜいドキドキしやがれこのやろうめ。
「ワタシはババを持っています」とじょりぃ。 「わかってるよ」とナナ。
真剣にカードとワタシの顔を見つめるナナ。 ワタシはナナの顔をずっと見てます。 かわいい。おもしろい。真剣だなおまえ。
「あたしの顔見ないで、カード見てよ。 読めないじゃん、表情が」 「ふふふ。 ふふ」 「・・・・ホントに表情変わらないね」 「ふふふふふ」 ポーカーフェイスのにやにやの下で何を思っているかといえば、ナナかわいいナナかわいいナナかわいい <病気です 「カード見てってば!」 「ママの顔見てるほうがおもしろいんだもん」
ホントにおもしろいんですよ。 カードをちょっとつまんでは、こっち?それともこっち?みたいな表情をするんです。 ナナがあんなにワタシの顔色をうかがってくれたことがあるでしょうか。いや、ない。(強調構文)
それに。 すごいドキドキします。 ああ、このままナナが、ババをひきませんように。 あの怯えるような真剣な目で、ずっとワタシを見ててくれますように。
なーんてアホなことを考えていたら、神様はきっちりと願いをかなえてくださり、きっちりワタシ負けました。
ババヌキだけでこんなにドキドキして楽しいのです。 これ以上何を望みましょう。
もちろん、あんなことやこんなことです。
と、口で言ってるほど望んではいません。 いつまでもこのままでいられるといいな。 ワタシはただただ、キミのことが好きなのだよナナ。 キミはただただ、ワタシに好かれていてください。 そしてたまにやさしくしてください。
ワタシって、傲慢だなあ。
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