ナナとワタシ
ナナとワタシ
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2004年10月28日(木) 放っておきすぎじゃねえ?

「ママ! じょりぃちゃんを独り占めしないでよ! たまにはあたしにも貸して!」


いったいどれだけワタシとナナがベタベタしていたんだろうと思ってしまう、末子ちゃんのセリフでございますが。


本日、子供たちが学校がお休みの日だったので、ナナと一緒に子供を連れて遊びに行って参りました。
長女ちゃんも一緒で、子供3人揃ってじょりぃも同行で・・・というお出かけは随分久しぶりでございます。

で、冒頭のセリフなんですが。

午後1時にナナの家に迎えに行って、帰ってきたのが夜中の12時すぎだったのですが、その間、ナナと「ふたりだけの会話」が出来たのが、一度きりの正味5分間。
その5分間のときに言われました。


・・・・・・・・・・。


もう少し、ママに独り占めしてほしいんですが。
そもそも、じょりぃちゃんを独り占めしているのは末子ちゃんなんですが。

まあいいです。 それはそれで嬉しいですし。


今日遊びに行った施設の中に、鏡を使って楽しめるようになっている場所があったのでございます。
ものすごくちゃちいモンでございますが。

その中のひとつに、まわり中を鏡で囲って、その囲いの中に入ってたくさん自分が映っているのを楽しむ、というものがありまして。
四角く囲ってあったり、三角だったり六角形だったり。
床から70センチくらいのところまでは鏡がなく、囲いの足があるだけなので、どっこいしょとかがんで囲いの中に入ります。

ワタシがめずらしく一人になれて、まずは四角い鏡の囲いに入って自分の姿にうっとりしておりましたら(ウソですよ?)、ナナが入ってまいりました。

「なんだこれー。 これだけ?」とナナ。
「うん。 これだけ」
「つまんねー(笑)」

確かにつまらないんですが。
この中、ナナとワタシだらけでございます。
いろんな角度で、ずっと奥の方まで、ナナとワタシがおります。

わあい。 ナナがいっぱい。
おまけにワタシったらナルシストでございますから?(白目)

ものすごく、キスしたい衝動にかられてしまいまして。
急に、密室に、ふたりだけ、という状況も手伝って。(しかし、腿から下は丸見えなのでありますが)(マヌケ)

が、しかし。
当然そんなこと思うのはワタシだけでございますからね。
いかんいかん、と思い、とっととその囲いからどっこいしょと出ました。
ナナも後をついてどっこいしょと。

次に、六角形の囲いです。
ワタシが入りましたら、ナナも入ってきました。

嬉しい。 こんなことくらいで。

「ここもこれだけ?」とナナ。
「うん。 これだけ」
「どうしろっつーんだよ(笑)」

キスしよーよ☆
なんてことは微塵も顔や行動には出さず(たぶん)(ギラギラしてたかしらもしかして)、ヨコシマな気持ちや妄想が肥大しないうちにまたもやワタシからどっこいしょと脱出。

次は三角形の囲い。
今度は一緒に入りました。

狭いです。三角形。


今度はふたりとも黙ったまま、並んで鏡に映っている姿を見つめまして。
とにかく狭いので、ふらふらと動くこともできず。

が、どちらからともなく、ふらふらと、顔と顔が近づいて、 
ナナがワタシの腕をつかんで、


なんてことには当然なるはずがなく。


ふたりしてだまって鏡を見ておりましたら、あのセリフとともに、末子ちゃんが飛び込んでまいりました。

「ママ! じょりぃちゃんを独り占めしないでよ! たまにはあたしにも貸して!」<怒ってます


「じょりぃちゃんを独り占めしてるのは誰なんだっつーの」とナナ。
「たまにはじょりぃちゃんをママに貸して」とワタシ。

が、あっという間に末子ちゃんの手にひかれたまま、じょりぃは三角ワールドをどっこいしょと後にしたのでありました。

しかし、
5分だけだったけど、 5分だけだったからこそ、 嬉しゅうございました。
ナナとふたりだけの時間。


が、夜になって心境は一転します。


ナナ宅に戻りまして。
ワタシは末子ちゃん&次女ちゃんと遊び倒しでございます。
ナナは夕飯の支度やらなにやらしてまして。
オマケに「ちょっと買い物に行ってきてもいい?」と来たもんです。

逃げる気だな。

「いいけど」
「けど?」
「・・・・帰ってきてね」
「(笑)すぐ来るよー」

あなたの「すぐ」って、軽く小一時間かかるんですね。
使い捨てカメラ買いにいくだけのことで。

で、夕飯をごちそうになり。
「ちゃんとにんじんも食べてね。おいしく煮えてるから」と、ナナにお母さんぶられてしまいましたが。
そして前の晩には同じセリフをきょんに言われているなさけないワタシなんですが。

食べてすぐにまた末子ちゃんと遊び。
そうこうしているうちにパパが帰ってきました。

今度はじょりぃ、パパのお相手でございます。
ナナは末子ちゃんを寝かしつけに二階へ。
その前から、パパは仕事の話をワタシに懇々と話しております。

眠い。(パパの話云々でなく、今日はそもそも眠くてしかたなかったんです)

仕事の話のあとは、またパパ、「ママがパパの彼女たちの写真全部燃やしちゃったから、つきあった子の写真が一枚もない」の話を。
それ、もう三度目なんですけど。
この話、スキなのね、パパ。

その他にも、パパとナナが出会った当時、ナナがどんな感じだった、とか、ナナが話さない話をパパから聞くことに。

ワタシ、イヤなんですよね。
ナナが話さないということは、ナナが話したくないから話していないんじゃないかと思うんですが。
(単にナナの中で「話す程度の話じゃない」と思っている可能性もありますが)
一緒に話を聞いていた次女ちゃん(おそらくワタシよりずっと何度も同じ話を聞いているのでしょう)は、口の前に人差し指を当てて「しーっ」のポーズ。
そのあと、パパの目を盗んで「ママにはナイショね」と無声音で。

イヤだなあ。こういうの。

というわけで、パパの話のとぎれるのを待って、「なんか、ママが話さない話をパパから聞くと、ママに悪いかなって思っちゃうかもー」とにこやかにお伝えしてみました。
「そうだな。 ママにバレたら怒られちゃうもんな」とパパ。
「(にっこり)」とじょりぃ。

「そういえばさー」とパパ。
「オレ、いつも思うんだけどさ」
「はい」
「じょりぃちゃんてさ、子供たちにまとわりつかれちゃうけど、ナナのお客なわけじゃん?」
「そうですね。たぶん」
「なんかさ、ナナ、じょりぃちゃんのこと、 なんていうのかな  悪い意味じゃないんだけどさ  放っておきすぎじゃねえ?」


やっぱり。


「パパもそう思いますか? あははははは(乾)」
「んー。 なんか、ことさら忙しそうに振る舞うんだよな。じょりぃちゃん来てるときはさー。 なんか、無口だし」
「・・・・・・・」 

どういうことなんだろ・・・。

「自分のお客なんだからさー、もっともてなしたって良さそうなのにな」
「まったくですね(笑)」  顔で笑って心で泣いて。


やっぱりワタシの気のせいじゃなかったんだーーーーーー。
ナナはどうやら、わざとワタシを放置しているようです。
ワタシが放置プレイが好きって知ってるのかしらハァハァ。という冗談はさておき。

ひどい。

なんで?


5番テーブルじょりぃさん、ブルー入りましたーーーー。


「子供たちがいるときは、あたしはじょりぃと話すのはもうあきらめてるから」
と、以前言ってくれたことはあったけれど。

確かに、末子ちゃんと遊んでいるときは、ナナがじょりぃに話しかけると、末子ちゃんものすごい勢いで「ママはじょりぃちゃんに話さないで!!」と怒るけど。

パパとナナと3人でいるときだって、全然ワタシにかまってくれないし。

とはいえパパとも話さないけどナナ。


よくわかんない。


今までは「ナナってそーゆーヤツ」とか「ワタシに心を許してくれてるから放っておいてるんだ」とか思うようにしていたけれど。
作為的に忙しぶってるらしい、とわかったら、 なんか   こう     


さびしい。

さびしいよう。


ナナのバカ。
うええええええええええええええええええん


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