ナナとワタシ
ナナとワタシ
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2004年08月22日(日) やさぐれ中

ナナのことは書きたくないのだー、と言った舌の根も乾かぬウチに書いているわけですが。
まあ、なんとなく。
スミマセンねえ。


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子供子供子供子供子供子供子供子供<×1000



・・・・という、ナナの電話につきあって、こんな時間でございます。
こんな時間というのは午前3時30分です。



ワタシじゃなくたっていいんでしょ。

話聞いてくれれば誰でもいいんでしょ。

泣ければあなたはスッキリなんでしょ。



という気持ちが根底にあるためか(ちょっとやさぐれてましてね。ふ)、いつもより理屈で言葉を返すワタシ。




ながなーーーーーーーーがと話をしたあと、ナナが言いました。

「なんか、じょりぃと話してると混乱する」


あっそ。
電話してこなきゃいいじゃん。


「難しいんだもん、じょりぃの話。わかるけど、わかんない。理解できるけど、どうしたらいいかわかんない」


あっそ。
ゴメンね。
全部ひらがなに直して話そうか? <すげえイヤな奴



「このあいだ、末子の幼稚園のお母さん仲間と話したときは、なんか、すごいだーーっと話してえーんて泣いたの」


あっそ。
いいね。
誰の前でも泣けて。
誰にでも心をぶちまけられて。



ワタシは「どうしたらいい?」「どう思う?」って訊かれるから、一生懸命考えて答えてるだけだよこんちくしょう。
混乱するとか言うな!



そのあとまた少し愚痴を聞いて。
話題はといえば、相変わらず長女ちゃんのことです。



長女ちゃんの現状と、ワタシの中学時代とシンクロする部分とかがたまにあって、そういうときに体験談として自分の話をちょろっとしようとしても、この人、「ワタシの」話はスルーするんですよ。
最後まで聞かずに、自分の話したいこと話しはじめちゃう。

ここからが大事なんだよっ、というところで、話をさらっていきます。
たぶん、頭がいっぱいいっぱいで、余裕がないせいだと思うんですが。
3度目にはワタシも頭にきまして。(<この人も今余裕がありません)

「キミ、ワタシの話は全然聞かないな」と。
「え。 聞いてるよ」
「さっきから、ワタシ個人の体験談とかは、全部途中でスルーしてるよ。
 言っておくけど、ワタシはワタシの話がしたくてしてるわけじゃないんだよ。
 今の話だって、長女ちゃんに対する自分の接し方が気がかりなら、
 そのときにワタシの母親がワタシになんて声かけたか気になると思うんだけど」

キツイ口調のワタシ。

「・・・ごめんなさい」
「いいよべつに。興味ないんだろうし」 ワタシの話なんて。
「そんなことないよ。ゴメン。  で、お母さんはなんて言ったの?」
「もう言いたくないよ。こんな風になってから」
「あたしは聞きたい。 教えてください」


話しづらいったらないですわ。こんな会話をした後に。
が、ここで教えないのも底意地が悪いので、仕方なく話しましたけど。




で、またしばらくぐちぐちと話したあと。



「ねえ。で、あたしはどうしたらいい?」とナナ。


混乱する、なんて言われたあとに、ワタシに何が言えましょう。



「(冷笑)どうしたらいいって?」
「どうしよう」
「わかんないよ、そんなの」
「え」
「ワタシとあなたは違う人間だし。 それに混乱するんだろ?」  

いつもの「でしょ」口調でなくなっているワタシ。男入ってきました。

「・・・でも、あたしはじょりぃの意見を頼りにしてるんだけど」
「最近、それに応えられる自信がないんだ。 キミがどうしたらいいかなんてわかんないよ、ワタシには」




無言。




「・・・そんな風に言われると   あたしはさびしい」 とナナ。
「こんな風に思わなきゃいけないなんて、ワタシもさびしいよ」



無言。



「ごめんなさい」とナナ。
「こちらこそ」事務的なワタシ。



「・・・あたし、じょりぃに『大丈夫だよ』って何度も何度も言って欲しかっただけかも」
「いつも言ってるじゃん」
「だから、今日も」
「そんなことでよければ何千回でも何万回でも言うけど?」
「今日のじょりぃは、いつもより難解なんだもん」
「あなたがそういうことを求めているのかと思ったんだけど」
「・・・・安心させてください」



やれやーれ。



「大丈夫だよ」
「・・・・・・・・」
「言われたから言ってるわけじゃないよ。大丈夫」
「・・・・ホントかな」
「いつだって言ってるだろー。絶対絶対絶対絶対大丈夫」


「あたし、じょりぃには、他の人と違って、いろんなことに答を出して欲しくて電話しちゃうの」
「・・・・・ふうん」
「そのくせ、最後には『大丈夫だから、心配いらないよ』って言って欲しいんだよ」
「言わなくても思ってるよ」
「でも、言って」
「わかった」
「あたしって勝手?」
「うん。勝手」 <正直
「じょりぃが言うように、わがままだよね」
「うん。わがままだ」 <正直
「もうあたしの話なんて、聞きたくないでしょ?」
「そんなことないよ」
「だって今日、怒ってる」
「違う。ワタシも今、精神状態があまり良くない。そのせいだよ。ゴメン」
「良くないのにつきあわせてゴメン」
「こっちこそゴメン」


ぺこぺこと謝りあったら、いくらか風通しがよくなりまして。


ナナも前向きになってきて。
「あたしのいいところ」を自分で列挙しはじめました。
よかった。
さっきまでは、ワタシの話が難しいとか理屈っぽいとか以前に、思考回路が狭く細くなってまったく思慮分別に欠けていたナナだったのです。



「ねえ、あたしのこと、呆れてるでしょ?」とナナ。
「呆れてないよ」
「じゃ、もういいかげんにしてくれよって思ってるでしょ?」
「思ってないよ」
「じゃ、怒ってる?」
「怒ってないよ」
「・・・あたし、もっと感情と頭が落ち着いたらまたじょりぃに電話するね」
「別にいいよ、いつでも」

まあ、どっちにしろ、ワタシでなくても話をぶつける相手はいるみたいですし。
ワタシ、ホントにすっかりやさぐれているんですよ。 心はチンピラ。


おまえの子供騒ぎには、もうつきあいきれーーーーーーーーーん、なのだー。
電話来ないなら来ないで、全然OK!('-^v) なのだー。



「ねえ、今は落ち着いて前向きで明るいけどさ、きっとまたクヨクヨするよあたし」とナナ。
「かもね」
「長女にいちいち口出すなって言うの、もっともなんだけどさ、口出したくなるよ」
「だろうね」
「そうしたらあたしはどうしたらいい?」
「長女ちゃんに言う前に、ワタシに言え」
「いいの?」
「いいよ」
「昼間でも?」
「昼間でも」
「つながらなかったら?」
「携帯にかけて」
「ホントにいいの?」
「いいよ」



もうつきあいきれーーーーーーーーん、なのだーーー。




なのに、言ってることと言ってることが違ってるワタシなのだー。
昼間にかけてこられたら、実は困るのだー。
でも思わず言ってしまったのだー。




しかし、確実にですね。




ワタシとナナの心の距離は、以前より開いております。




原因は、ワタシにあります。





ちょっと疲れているだけです、たぶん。
ひたすら穴を掘って、埋めて、また掘って、埋めて、という無意味な単純作業のような恋愛に。



イヤならやめりゃあいいのに。



・・・と言いつつ、今日も小さいながらも穴を掘って、また埋めたワタシであったわけです。
バカバカしいですが、スコップを放り出すにはまだもうちょっと時間がかかりそうです。
ずっと握ってたから、スコップが手から放れない気もしますし。


やれやれ。なのだー。





-------追記-------


こうやってやさぐれたことを書いたからといって、ワタシが即どうこうしようとか考えているわけではありません。
すぐあきらめたり進んだりするつもりもないです。
焦ってもいないのです。不思議なくらい。
心やさしいかたにまた余計なご心配をかけてしまってはアレなので、念のための追記でございます。


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