ナナとワタシ
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2004年01月06日(火) |
今年最初の「ナナとワタシ」だというのに |
みなさまごぶさたしておりますじょりぃでございます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・。
忙しぶって更新を怠っておりましたら、日記の書き方を忘れてしまいました。 困った困った。
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年が明けて1月3日の夜、ナナからめずらしく携帯の方に電話が。
どきっ。 な、なんだろ。
「年賀状事件」以来、ぷっつり音信が途絶えていたので、身構えるじょりぃ。
だったのですが、何事もなかったかのように、電話に出てみるおとぼけじょりぃ。 まずは軽く、新年のあいさつをお互いにいたしまして。
「ええと、 今、じょりぃの家の前に来てるんですけど」とナナ。
え! それはまた随分唐突に。
「なんでまた」 「渡したいものがあったので、こっちに来たついでにまわってしまったの。ちょっといい?」 「うん。じゃ、門開けるから、待ってて」
ということで、きょんとおせちをつついていたじょりぃは、大慌てでモンダミンし、外へ。
ナナの家族が車に乗っておりまして。 まずは子供たちと、窓越しにスキンシップ。 今年もよろしくね、キミたち。愛しているよ。
「はい、これ」と、包みを渡すナナ。 「 何?」怪訝そうなワタシ。 「年賀状とか、お世話になったお礼」 「いらないよ」 「そういうわけにもいかないから、受け取って」 「これ、何?」 お金とかだったら困るなと思って訊いたワタシだったんですが、なんだか無礼者っぽいですね。 「んー・・・・・と、 商品券みたいなもの」 「いらないよ」 「でも買っちゃったから。うちでは使わないものだし。でもじょりぃの役には立つと思うよ」 「いいよ」 「返されても困っちゃうな」 「そう・・・・じゃ、どうもありがとう」
暗くてよく顔が見えない。 オマケにワタシ、バツが悪くて、相手の顔をよく見ることができません。
実はここ数日、ナナへの気持ちが下降気味だったワタシ。 キライになったりはもちろんしていませんが、「もうどうでもいいや」モードに突入していました。
光の加減で、ナナが車に乗り込むときに顔が良く見えまして。 ワタシの方を見ていなかったので、ワタシはかえってよく見ることができたんですが。
ああ、やっぱりかわいいな、と思いました。
ノロケじゃないんですこれ。 どちらかというと、あきらめ。 ワタシはナナに会って顔を合わせてしまえば、あっと言う間に13歳の頃からの気持ちに引き戻されてしまうんです。 「もうどうでもいいや」という気持ちは簡単に浮上しなくても、というか、どうでもいいやと思っているのに、それでもこうしてかわいいとか好きだと思ってしまうことに対するあきらめと虚しさが。
ワタシに背を向けたナナを見て、ああ、やっぱりワタシ、ナナが好きなのか、と、なぜか落胆。 変なの。
ナナたち、あっさり帰っていきまして。 ホントに、義理を欠かないためのお礼を渡すためだけに来たんだな、なんてさびしくなって。
家に入ってから包みを開けると、そこには音楽ギフトカードが。 嬉しい。 と思ったものの、これ、額が多すぎるよ。 こんなにもらうわけにはいかない。
すぐにナナに電話。
「これ、多すぎるから。他の友達に年賀状頼まれても、こんなにもらわないよ。困るよ」と。 「でもいいじゃん。もう渡しちゃったんだし」 「ちゃんと金額を請求するから、これはいったんお返しさせてほしいな。心苦しいよこれじゃ」 「でも、じゃあ、じょりぃにはいつもお世話になってるから、その分だと思ってよ。もともとあたし、クリスマスに何かプレゼントしようと思ってたんだけど、何がいいか訊いても答えないし、バタバタしてるうちに過ぎちゃったから、その分も含まれてると思ってくれれば」 「でもなぁ」 「子供たちにもお金使わせちゃってるし。うちとしては、もらっていただければホッとするんですけど」 「・・・・わかりました。どうもありがとう」 「ううん。こちらこそ」
ということで、ほしかったDVDをごっそり買うつもりです。
ということは嬉しいんですが。
あまりにもきっちりとお礼されてしまったので、なんだかかえって他人行儀に感じました。
ナナとはそれっきり。 メールのやりとりも一度もなく。
そもそも、今までなら、家に来る前にメールのひとつもあったんです。 前日の夜にでも、長電話になっているパターンです、いつもなら。 それが、この日はいきなりの訪問。 「電話しても居留守使うし、メールしても返事が来ないから」と、もしかしたら向こうにしてみればそうするしかないと思ったのかもしれないんですが。
さびしい。 バカだな、ワタシ。
そんなわけで、ナナに対してなんだかすっかりあきらめ状態、試合放棄状態のじょりぃであります。 もういいやこのままでという気持ちが正直あります。 でも、このままこれっきりになってしまったらどうしよう、という不安はもっとあります。 お互いしっかり信頼関係で結ばれている(恋愛感情ぢゃないですよ)という、暗黙の絆があったように感じていたのに、こうなってみれば、そんなもの案外脆いのかもな、なんてことも思います。
年末から今日にかけて、猛烈に忙しかったので、幸いナナのことをあまり考えずに日々が過ぎていましたが。 まだまだ忙しいとはいえ、いくらか余裕が出てきそうな明日から、もしかしたらちょっとワタシ、不安定になるかもな、なんて思ったり。
思えば、去年の今頃は、年が明けて1時間しないうちに電話がかかってきたりしたのにな。 年始早々、ナナと話ができて舞い上がっていたものでした。
むなしい。
ワタシ、ナナの信頼を失ってしまったのかな。 居留守やメールの無視が、プライドの高いナナを傷つけないはずがないですね、考えてみれば。 怒ったり嫌ったりはしていないと思うけど、「あたし(ナナ)に対するじょりぃの気持ち」の信頼は揺らいでしまったろうな。 あーあ。 自己否定の激しいナナに対して、「ワタシは絶対に、キミを拒絶しない。いつだって大好きだよ」という気持ちを表し続けることで、ナナに自分自身への自信をもっと持ってほしい、なんてエラそうなこと思っていたのに、それも水の泡か。
自己嫌悪。
でも、なぜか素直にワタシからナナにアプローチできないでいます。 なんでなんだろう。 ワタシは何に対して意地を張っているんだろう。 ワタシの中で何か変わったのかな。
わからないです。ナナがというより、自分が。
今年最初の「ナナとワタシ」だというのに、暗いスタートになってしまいました。 幸先悪そうでウキウキしますね。しませんけどホントは。
なーんて落ち込みながら、最近やけに積極的に声をかけてきてくれるりっちゃんのうなじや胸を見ては「萌えー」なんてことも思ってる相変わらずなじょりぃなんですが。 心配のしがいのない人間でございますね。じょりぃったら、もう。
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