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2004年11月01日(月) 香田君を三度殺す左巻きたち

香田さん追悼、若者ら官邸前で集会 自衛隊撤退求め
> 武装勢力に殺された香田証生(しょうせい)さんを追悼する集会が1日夜、
>首相官邸前で開かれ、手に手にろうそくを持った若者ら約250人が参加した。
>「自衛隊がいなければ日本の青年は殺されていなかった」「小泉首相、これでも
>イラクは非戦闘地域ですか」。呼びかけ団体ピースボートの櫛渕万里・共同代表ら
>は、そう抗議した。福岡市や大分市でも、追悼集会が開かれた。

> 参加者の代表は集会終了後、「これ以上犠牲を出さないためにも、派遣期間の期
>限切れになる12月14日に自衛隊撤退を宣言する」ことを求める声明文を内閣府
>に提出した。(11/01 21:44)

香田君は三度殺されようとしている。
一度目はマスコミの誤報で、二度目はテロリストの手によって本当に、
そして三度目は彼の死を利用する左巻きたちの薄汚い政治的野心によって。
香田君が反戦平和運動家か何かだったのなら、彼の死を無駄にしないために
生前の志を継いで、という理屈は成立つだろう。だが実際は自分探しという全く
個人的な理由で旅をしていて、その途上に不慮の死を遂げた一介の青年であるに過ぎ
ない。
勿論、その死は憎むべきテロリストの卑劣かつ残忍な手口によってもたらされたもの
であり、従ってこの点で「テロとの闘い」に勝利することが彼の死に酬いるひとつの
道ではある。
しかしここで言いたいのはそういうことではない。
そもそも彼は、勝手に追悼集会を開いて自衛隊撤退のシンボルに祭り上げている
この手の人種たちと同類だろうか。
そうだったとすれば、この連中がそうであるように、ステレオタイプな政治的スローガンを
叫んでいればよかったはずである。
或いは同じ旅に出るにしても、ピースボートがやってる例の共産主義洗脳旅行にでも
参加していたか。
いずれにしろ彼は何も1人で自分探し旅などに出掛けていて命を落すことはなかったろう。
彼は軽率で無知で無計画で、それゆえに命を落したかもしれないが、少なくとも何の迷いもなく
政治的自己を確信しているこの連中よりは真摯だったろう。
その志を無駄にしないのだったらこの連中こそ嬉々として他人の不幸を利用する
己れの醜さに気付いて自分探しの心の旅にでも出た方がいい。


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