Memorandum
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2003年11月14日(金) 今回の選挙結果で分かった、政党のレベルは「自民党>>>>>>社民党>>>>>>共産党=民主党」である理由

社民党党首に福島氏、幹事長には照屋氏起用へ
>人選を進める土井氏、中西績介副党首らは「福島氏は知名度が高く、
>新しい『党の顔』になり得る。党の護憲・平和路線を継承するのに
>ふさわしい」として、福島氏の党首起用を各議員に打診している。

引責辞任する土井に後任の人事権があるのは奇妙だし、
敗北原因でもある間違った従来の路線を継承するのでは、
結局何も変らないということだ。
そもそも、何故社民党は党首選挙をやらないのだろう。
腐ってもまだ数千人ぐらいの党員はいるのだろうから、
ここで開かれた党首公選をやれば、
党のイメージアップ、そして宣伝になる絶好の機会なのに。
まあ、でも、
そういう発想の転換ができないような政党だからこそ
今のザマになり果てたわけなので、
今更言っても仕方がない話だが・・・・

ただ、

>一方、9日の衆院選で落選した同党の原陽子前議員(28)は
>「辞任は当然。秘書給与問題など以前にも辞めるタイミングは
>いくつもあったのに、
>なぜもっと早く決断しなかったのかと思う」と話した。
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20031113k0000e040070000c.html

などと、こんな小娘にまでバカにされて・・・嗚呼、土井たん・・・・
かつて女性議員の輝ける星だったのに、あまりにもに哀し過ぎる・(ノД`)・゜・

それでも、
国民の審判である選挙結果というものの重みを理解し、
それを現実形で示したのは、この社民党と、
先に、自からの無用性を知って潔く解党した保守新党
しかないのだから、まだましというべきか、
それとも、それほど日本の政治は悲惨と嘆くべきところか。
特に、選挙敗北という、政党にとっての最重大事にもかかわらず、
何事もなかったかのように振舞っている共産党と民主党は、
民主主義を口にするに値しない最低のクズ政党だということができる。

共産党は、
300小選挙区全てに候補者を擁立して1人も当選させられなかった上、
党全体の議席も半減したのに志位執行部は全く責任を取ろうともしない。
と言うよりそもそもこの党は、過去に1度も選挙敗北の責任を
明かにしたことがない。
常に、党の主張、方針は正しかったとただ言い張るだけで
敗北原因やその責任の所在についてはいつもウヤムヤ。
つまり、この党が選挙敗北の責任を取らないのは、
悪いのは党の主張を理解できないバカな国民どもの方なのだから、
我々に責任はない、という、
実に思いあがった、国民を愚弄した
「前衛党」的発想に基いているからなのである。
民主党も似たりよったりだ。

「政権を取る」と言って臨んだ選挙で「敗北」したのに
菅以下執行部は素知らぬ顔だし、
また、党内からその責任を問う声すら聞えてこない。
岡田幹事長に至っては、

200議席獲得できない場合「責任とる」

とまで明言したのに、選挙が終ったら頬っかむりを決めこんでいるという
卑劣さである。
公党の責任者が具体的数値を挙げて、ここまではっきり公言した事を
反古にするとは恐ろしい。
選挙というものが、民主主義政治における国民の最高意思の総決算である
ということを無視し踏みにじっている。
こういうところからきっちり原則を踏まえて行くことが
政権獲得への第1歩であるのに、
それを蔑ろにしてはいけないということがどうもわかっていないようだ。
その点、現政権党である自民党は明快だった。

予め選挙前に、そして選挙戦中も再三、小泉総裁と安倍幹事長が
目標(単独過半数)と勝敗責任ライン(与党過半数)を公言した。
ここまではっきりと数値で掲げていたのは自民党だけであるし、
こういう点できっちり責任の所在を明確にしていくのが
民主政治では重要なことなのである。
なのに、一方、民主党は、目標も勝敗ラインもゴニョゴニョ口を濁し、
政権獲得なのだか比較第1党獲得なのか、
それとも200議席なのか曖昧にしたまま、結局選挙後もウヤムヤ。
こういう点が自民党に劣っているダメなところなのである。
第一、マニフェストとやらで政策の達成目標を数値で公約をしたがっていたような党が、
自分たちの選挙で具体的達成目標も示せないなんて、笑止千万である。
考えてみれば、なんだかんだと悪口を言われてはいても、
自民党ぐらい議会制民主主義における選挙というものの重要さを認識し、
かつまた、体現して来た政党というものはないのである。

例えば、選挙に敗北すれば、派閥抗争と批判されながらでも
厳しく党内でその責任追及を行って来たのは、この党だけ。
何しろ、ちょっと議席を減らしただけで、別に政権を失ったわけでもないのに
四十日間もその責任を巡って抗争したこともあるぐらいだ。
「政権選択」選挙で敗北したのに、
責任追及もできないでボケーッとしている民主党若手などは、
爪の垢でも煎じて飲めといいたい。
また、そのように普段どんなに激しく相争っていたとしても、
一旦、ことが決まったらそれに従い、かつ挙党体制で選挙必勝に臨み
そして現に勝ち続けて来たのもこの自民党だけである。
これだけ民主的な政党というのは他にないのだから、
従って自民党がずっと政権政党であり続けているのは、
ある意味で当然とも言える
他党、特に民主党は、
自民党政権の欠陥をあげつらうのもいいが、
その一方で、自民党の民主主義政党としてのこれらの美点を
見習うべきでなのである。


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