Memorandum
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2003年10月06日(月) 民由合併・・・でもどうせまた1年後には分裂だろ

民主党と自由党が合併して衆参200名を越える野党が誕生した。
と言ういうと、いかにも巨大な政党ができたようだが、
自民党の山崎前幹事長が皮肉ったように、足し算は掛け算ではない。
つまり、衆議院137名は連立与党の半分以下であり、
次の総選挙では100名以上も上積みしなきゃ、政権は取れないのである。
だが過去の総選挙の歴史で、100も増やした政党はひとつもない。
社民と共産に閣外と首班指名で協力だけさせるとしても、
最低でも220は取らないと政権交替はできない。
それでもあと80・・・至難の業である。
小泉、安倍と目先の変ったスターを続々輩出する自民党に対して民主党は、
既に賞味期限の切れた菅、小沢などと言った輩の悪人相をいまだに看板に
据えているのだから、一歩も二歩も遅れている。
まして、民主党の足を引っ張る社民党という有害無益なクズ集団がいるので、
最大値で30議席増がいいところではないか。
自民党は悪くても現状維持、うまく行けば議席増も可能、
民主党は反自民票を集めるだろうが、結局総体としては与野党差は縮まらない。 
となると、民主党はどうなるのか。 
所詮は選挙と政権獲得だけが目当てで寄せ集まっただけの烏合の衆である。
実は、自民党こそ選挙と政権だけが目的のいい加減な集団なのだが、
ただ、何と言っても現に政権を握っているのが強みである。
民主党は、政権を取れないならもともと気の合わない同士で集まってる理由もない
とばかり、また党内抗争、そして分裂騒ぎになるだろう。
小沢はもう動かないかもしれないが、西村のようなウヨは出るかもしれないし、
そして権力亡者の鳩ぽっぽが自民党入りするのは間違いない。
横路は本家社民党に復帰・・・はしないでしがみつくだろうが、
どっちにしろまたやれ分裂だ、新党だと、野党が離合集散するのは目に見えている。
だが1回の選挙で結果が出ないからと言っていちいち分裂していたら
永遠に政権は取れまい。
英労働党などは政権奪還に18年かかったし、
独社民党もバート・ゴーデスベルクの転換から単独政権樹立まで
数年はかかっているのだ。
民主党も本気で政権を目指すなら目先の利害にとらわれることなく、
中長期を見据えた戦略が必要だろう。


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