世界史4 | 2005年10月27日(木) |
世界史は苦手でしたが何故か倫社(倫理社会)は得意で、二つの教科はかぶる点が多いのに、倫社に関連する歴史と人物は覚えられ、世界史となるとさっぱりなのは何故なのかと先生に問われたこともある私は『人間ものがたり―石器時代から現代までのわたしたちの歴史』(ジェイムズ C.デイヴィス/訳・布施由紀子/日本放送出版協会)を読み始めました。 今日読んだのは、「4 ふたつの都市国家が歩んだ道」で、紀元前500年あたり、都市国家ギリシアのスパルタとアテネあたりの歴史です。歴史は国が出来て繁栄して戦争して衰退していくことの繰り返しのようです。 特にこの章で心にとめておきたいことはありませんでしたが、マラソンの発祥となった逸話がこの時代のものであるとか、『オイディプス王』のあらすじを初めて知ったとか、ソクラテスを禿頭で獅子鼻の太ったこうるさい男呼ばわりとか、スパルタの語源になった都市国家スパルタの異様に厳しいルールの基礎を一人の立法家が作り、それを受け入れた人々もどうかと思うが、作った男もみんなの気が変わるのをおそれてスパルタを出ていき、出発に際しスパルタの人々に自分が戻ってくるまで制度を変えないことを誓わせてから旅立ち、誓いを永遠のものにするために自ら食を断って死に、こいつはいったい何がしたかったのかとか、数ある厳しいルールの中に、結婚しても数年は、男の行動力と士気を試すために夫は人目を忍んで妻に会いにいかなければならなかったなどというものがあり、実にスパルタ人というのはわけがわからない人々である、という印象がぼんやり残った章でした。 |
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