鼻水と私と | 2004年11月30日(火) |
アレルギーに加えてこの季節は風邪や、場所ごとの温度差などで何かと鼻がずるずるしがちですが、手に荷物を持っていたり、出先などでは人目が気になったりで、鼻をかむのが躊躇われ、仕方なくずるずるさせながら辛抱するわけです。我慢しているうちに、ずるずる仕切れなくなってきた鼻を指で押さえて誤魔化したりしながらも、鬱陶しく鬱陶しくて、ここで鼻をかめればどんなにスカッとするだろうなどと空想して自分を励ましつつ、もうすぐ家へ着く、もうすぐだ、もうすぐ、もうすぐ鼻がかめる、鼻水よ、もう少しこらえてくれ、などと唱えながら、ようやく自宅へ帰り着くわけです。そうすると、限界近くなった鼻をまず真っ先に思いっきりかめばいいところですが、何故か服を着替えたり、朝方出かけた時のままの散らかったものを片づけたり、夕飯の仕度に取りかかったりして、鼻をずるずるさせながらなかなか鼻をかまないのは、スカっとする瞬間の快感を先延ばしにして自分をじらしたいという気持ちのせいなのです。 |
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