さくら京の日記
さくら京



 采配のゆくえ…感想

語りたい項目が出来たので、また趣味日記いっときます。
まだ戦国ブーム続いてます。
てか、心は常に関ヶ原状態です。
戦国好きなこと会社の人に言ってないのに、「○○さんて、武士みたい」とか言われました。
いっそのこと武士になりたいです(ぇ)

そんなわけで先月こうぇいさんから発売された「采配のゆくえ」を買ってみました。
なんたって三成!東軍征伐は楽しいですが、いかんせん歴史的には三成は負けてるわけです。話をどうまとめさせたのか非常に気になるところでした。

前置きはそのくらいにしまして……
ぶっちゃけ、個人的にすごい良かった…!!!!!
ストーリーも上手くまとまってたし、音楽も盛り上げてくれたし…。
戦国にきょーみの無い方がプレーされるなら、主人公の三成にどれだけ感情移入できるかが、面白いか面白くないかの分かれ目になるかと思われ。
でも、味方武将がお亡くなりになる度に苦しむ三成に、私はおもいっくそ感情移入しまくり、涙が自然に出てきてしまうのでありました…!!
でも大将ですからね!その度に、たまきがビシッと引き上げてくれるので、何とか私もふんばれました。。
戦そのものは、一本道なのでサクッと進めて爽快です。戦場が2つ3つとまたいで進行するのも、なかなかスリリングで緊張感が保てます。
でも、私が思うにこのゲームの神髄は戦内外にある説得にあると思います。
主人公の三成は関ヶ原に関係する敵味方様々な人たちの思いを見ることになりますが、その描写にとっても心を打たれるのです…!
左近、吉継、ガラシャ、小早川、淀君…等々が印象に残ってますかね。
事実だけでなく自分の言葉で、時に人の言葉も使って、心で人を説得して動かすゲームなんじゃないかと思います。
特に、最後が戦ではなく、説得で〆だったのが物語っているかと…!
いやぁもう、ラストの「前進されよ!」のコマンドには、鳥肌が立ってしまいましたよ!!
あぁ!もし実際の三成が関ヶ原後もご存命だったら、是非この言葉をその方にぶつけてほしかった…!
いや…戦国の世の哀しさと様々な人たちの立場や思いがよーーーーーく分かる、一見今風の絵柄の割に、内容はシリアス(時々ギャグ)で大変よろしかったです。
てか泣いた!前にも書いたけど、仲間の死に悔しさと空しさで泣けてくる!
やっぱり戦争はよくない…!!してはいけないんだ…!!
と、痛感してしまうのでありました。

三成以外でキャラが立ってたのは、まず吉継…はもう、なんて言ったらいいのかわからんくらい好きです。。
元々吉継は三成の親友ポジションで大好きな武将だったのですが、ここまで主役級に扱われたのは初めてなのではないでしょうか…?
人望に厚く、聡明で兵を率いる能力の高い武将…というイメージの吉継ですが、このゲームでの第一印象だと、いかにも今風美形キャラになってて、実はいささか不安でした。
が、プレーしてみると、ちゃんと吉継してました!ビシッと聡明で賢く、敵の裏も読め、もちろん三成をシャンとさせてくれる、とても頼れる友人です!
特に藤堂高虎との攻防はハイレベルで、もはや三成(自分)はついていけないレベルです(汗)
次に、左近は…ずいぶんと殿(三成)をバカバカ言ってくれるキャラでしたが、やっぱり吉継級に頼りになる武人でございました…!
特に福島ら武功派武人らにおっかけられた騒動で、夜道のボディーガードをしてくれたのが印象的です(笑)
後は家康と戦場で対峙した時のセリフかな…。さこーーーん…!!!!って叫びそうになった…。。
後は島津義久かな…。いや、三成を徹底的に嫌ってたけど、伯父の鬼島津の方を守るためならと、協力してくれる武将なのですが…。
なんか嫌われてたけど、個人的に好感度が高いです。薩摩隼人とはこの人のことじゃけん!!すてかまり戦法…!やっぱりこれで来たか…!
思い出してくると涙が出てきそうです。。。あ、鬼島津のペットの猫、鬼ぼんたんが予想外に鬼かわいいです(ぇ)

東軍はどうだろうか…本多忠勝の印象がやや弱め。出番遅めだったからかなー。
それよりも井伊直弼だっけ?ウザイなアイツwでもなんか憎めない。
福島正則は…もうどーしよーもないな…。武功派のやつらは後の豊臣家終焉を分かってて協力していたのか、甚だ疑問だ。
でも小早川秀秋の心情はすこーし理解できる。が、やっぱりおこちゃまだったのだろう。。
藤堂高虎は、家康よりもぶっちゃけ存在感大きかったなw三成に密かな対抗心燃やしている設定が面白かった。
こいつもなんか憎めないヤツ…いや、嫌なヤツだったけど、女子に人気出そうなキャラですね(苦笑)
家康は家康でしたね…。カリスマ!って感じ。でも嫌な感じはしなかったな…。
うん、東軍も悪くなかったですよーー。

采配のゆくえ、予想してたより作り込まれててよかったです。
おかげでますます西軍が好きになってしまったじゃないか!
なんか巷では逆転裁判に似てるとか言われていますが、実際私もそう思いましたが…やっぱ命がけの説得と法廷での逆転は別ものなんじゃないかと思います。。
これはこれでアリ!
なんたって、私は大感動というか、大変心を動かされちゃいましたので、このゲームは良作とします!いいよ!采配のゆくえ!

2008年11月03日(月)
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