- 2017年02月24日(金) 湾岸
東京から横浜へ。 昔せっせと通った道が懐かしくなってあえて下道を走った。
様変わりしたお台場から新しくできたトンネルをいくつも抜けてまずは羽田空港へ向かう。 途中の大井車両基地では仕事を終えた新幹線が綺麗に整列しているのが見えた。 走っている車もほとんどいないけれど止まることを許されない幹線道路。 スピードもほどほどに海沿いを南へ。
大学生の頃はヨット部に所属していた。 金曜の夜になると身支度を整えて仲間たちと車を出して小柴や葉山の沖に船を出しに行った。 練習は辛くはなかったけれど、風を掴む感覚は新参者にはかないっこなくてよく悩んだ。 週末は全て帆のことだけ考えていた、そんな日々だった。
ポンコツの軽自動車に4人で乗っていた頃に比べると、今の車は快適すぎて。 それから道もずいぶん変わってしまい、なんだか余韻に浸る感じではないと思った。
いつも遠いと思っていた距離が、たいした距離ではないところ。 なんだか子供の頃に見た川が、大きいと思っていたのに小川だったとか、そんな感覚だ。
時間ってのはそうして色々なことを変えていくんだナァ…。 20年という月日をとても感じた夜だった。
|