後悔日誌
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2008年12月17日(水) 長岡京


「その時、歴史が動いた」を見た。
桓武天皇が即位して京の都を作るまで。
様々な見方はあるのだろうけれど、こういう番組作りはさすがはNHKだと思った。


鳴くよ(794)ウグイス平安京。
この影に埋もれている長岡京(784)の存在。
以前、京都に出掛けたときうっすら知っていたんだ。

キャラクターの「せんとくん」騒動のせいで少し耳慣れた遷都という言葉。
遷都とは都を移すこと。
より良い政治を行うために、昔は首都ごと引っ越したという。
豪快だ。


平城京(710)の失敗は、慢性的な水不足。
そして、それに伴う衛生の悪さ。
他には力を増す貴族たち、仏教勢力。

そして現在の京都府向日市にあたる長岡京に都を移すわけだけど。
桓武天皇は内緒で計画し、一気に遷都を行ったんだとか。
新しい都は川のそばで交通の便もよく、水不足も解消。
そして敵対する貴族の屋敷や仏教寺院を排除しての町づくり。
発掘から各戸には井戸や水洗トイレの跡があるというからたいしたものだな、って思う。

ところがこの都は長くは続かない。
反対する勢力が桓武天皇の側近(藤原種継)を暗殺してしまう。
謀反を調べていくうちに、それは平城京の仏教徒たちや実の弟(早良親王)ということが分かる。
早良親王は流刑になり没す、そしてその怨霊が噂されるようになる。

身内の不幸が絶えなかったり、大飢饉が発生したり。
都の中に川を通していたのが仇となって水害が起きたり。
苦渋の判断で桓武天皇は2回目の遷都を行う。
それが平安京。


京都というのはこうして成り立っている。
歴史は振り返ることばかりだけど、愚かなことばかりじゃない。
たまには昔に浸るのも良いなと思った。

中学校の時だっけ。
年号を暗記して、テストの時に書けばいいだけのそんな歴史の勉強。
学校じゃ推測では語れないからなのかな。
このくらい向き合えば、取り方も違うと思うんだけどね。


2010年は平城京遷都から1300周年。
少しづつ、そんな節目に近畿が盛り上がってきているらしい。


でも何故か。
消えてしまった長岡京だけが、ずっと気になってしまう。
それだけが、忘れられない。



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