- 2003年05月26日(月) 行動力
グラスを軽く傾ける頃、一本の電話が入った。 声の主は200キロ離れた所にいる友人だ。
今夜も一杯飲むために、自転車を漕いだ。
太平洋は思ったより荒れていてテトラポッドを乗り越えて飛沫が散っている。 少し疲れてきた頃、蛙の鳴き声が騒がしい登呂遺跡を過ぎて静岡駅に到着した。
3年前、お世話になったバーがあった。 渋いマスターのいる店だったが、今夜も電気は点いていない。
「看板だけが残っているんです」 「しばらくうちで働いていたけどお客さん逃げちゃってねぇ」 隣の店のママがそう言っていた。 思い出はあぶくになって消えた。
静岡の夜は早く、雰囲気の良い店は次々に電気を落とす。 真っ暗な街の中でひっそりと飲んだ。
明け方、ひどい雨。 自転車と酔っ払いにゃつらかった。
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