後悔日誌
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2003年02月03日(月) 天岩戸


伝説とか、神話とか、面倒臭くて読む気はしない。
ただ、その土地が持ってる圧倒的な雰囲気は、突き刺さるように体に響く。
九州は高千穂の地に残る天岩戸(あまのいわと)伝説。
そこには、やはり神話の似合う景色があった。


今回の旅は汽車に自転車を積み込んでの高千穂散策。
有名な高千穂の渓谷でボートを漕いだり、高千穂の神社を眺めたりしていた。
アップダウンが激しくちょこっと自転車には厳しいか。

さて、高千穂の駅から少し離れた所に天岩戸神社はある。
天照王神(あまてらすおおみかみ)が篭ったと云われる天の岩屋を祀った神社で厳格な雰囲気だ。
神主さんのお祓いを受け、天の岩屋にお参りを済ませた。

神社の裏は渓谷になっていて対岸の崖に天の岩屋がある訳だが、その河原に天安河原と呼ばれる所がある。

ここは八百万の神々が集まり岩戸開きの相談をしたと云われていて、ちょっとした洞穴になっている。
入口にはしめ縄が結ばれ、鳥居の奥には祠(ほこら)が見える。
見渡す限りに積み石が置かれ、想像を絶する雰囲気に背筋が冷たくなった。




神話には疎いが、少しばかり勉強したので紹介しよう。

その昔、天照王神が素箋鳴尊(すさのおのみこと)の暴状を怒り天の岩屋に篭った。

すると天地は常闇になった。

これは困った事になったと、八百万の神は相談した。

そして、天の岩屋の前に様々な物を飾り、天児屋根命(あまのこやねのみこと)が祝詞を奏し、天鈿女命(あまのうずめのみこと)が舞ったということだ。

ようやく天照大神は岩屋から出てきて、世が再び明るくなったというお話。


ちなみにこの天の岩屋には戸があったんだけれども。

この戸を天手力男命(あまのたぢからおのみこと)が開いて、戸を投げたそうな。

これが落ちたのが長野の戸隠ということだ。


ところで、天照大神は日本や神を作った伊弉諾尊(いざなぎのみこと)の娘で。

素箋鳴尊は天照大神の弟ということで。


つまり。

凶暴な弟に愛想をつかせた姉ちゃんが、いじけて隠れ家に逃げ込んだ。
それを皆でなだめてあげた、ってとこだろうか。




調べれば調べるほど話がつながってくるもので。(なんと広辞苑!)
なかなか奥深くて楽しい。




良いきっかけになったなと。
ちょっと自己満足。



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